[CML 055079] 映画なり「天から落ちてきた男 」 アルゼンチンのドキュメンタリー
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2019年 2月 19日 (火) 23:06:18 JST
*昨秋、八木啓代クラウドファンディング企画の特別試写会*
*さいきん2時間もの見ると「どっと」疲れるので80分は嬉しい。 --- 以下、転載*
*第**49**回**憲法**を考える映画の* <http://kenpou-eiga.com/?p=2280>*会
<http://kenpou-eiga.com/?p=2280>*
*日 時:**2019**年**3**月**2**日(土)*13時00分開場
*会 場:文京区民センター3**A**会議室*(地下鉄春日駅・後楽園駅)
*13**:**30**~**15**:**00** 映画**『**天から落ちてきた男*
*』上映 *ドキュメンタリー映画 2016年/メキシコ/80分/モデスト・ロペス監督
*15**:**10**~**16**:**40*
* トークシェア お話:モデスト**・*
*ロペス監督(予定) *
*参加費:**一般**1000**円 学生**500*
*円 *
【映画の解説】
1970年代、軍事政権下のアルゼンチン・トゥクマン州の片田舎ポソ・オンドの村に、天から男の遺体が落ちてきた。
軍のヘリから落とされたらしいその遺体を、村人たちは丁重に供養するが、いつしか、拝むと御利益があると信じられるようになり、聖人として信仰の対象となっていった。
それから40年の時を経て、その村に、調査団の法医学者たちがやってきた。
「聖人の遺体」を掘り返すことに抵抗する村人を説得し、DNA鑑定を行ったことで、その「天から落ちてきた男」にかかわる驚くべき真実が明らかになっていく──。
遺体は本当に聖人にふさわしい存在だったのか?
そもそも、どうして天から落ちてきたのか?
なぜ村人は彼を祀ったのか?
1970年代、軍事政権下のアルゼンチンで何が起こっていたのか?
「男」の出身地に伝わっていた悪魔伝説の真相は?
そして、すべてが明らかになったとき、「聖人」に対して村の人々の取った意外な行動とは?
軽快なアルゼンチン民謡のリズムに乗って、信じられないような実話を追う中で、今もアルゼンチンの社会に影を落としている事件が、ミステリアスに浮かび上がってくる。
2016年制作/メキシコ映画/80分
モデスト・ロペス監督作品
日本語版制作:長谷川ニナ・八木啓代
【翻訳者:八木啓代さんから映画の紹介】
この映画は、2016年にモデスト・ロペス監督によって制作されました。
自身がアルゼンチン軍政下からの政治亡命者である監督は、メキシコでは音楽プロデューサーとしても知られる人物ということもあり、ペテコ・カラバハル、ファン・ファルーといった、アルゼンチン・フォルクローレ界の大物ミュージシャンたちが音楽で参加しているのも、この映画の魅力の一つになっています。
アルゼンチンでは1970年代、軍事政権下で数万人の人々が行方不明になったとされています。その大半が殺害されたと考えられていますが、その真相はいまだ明らかになっていない部分がたくさんあります。
そんな中で、DNA鑑定によって身元が明らかになったある遺体が、どういうわけか田舎の村の人たちの「信仰の対象」になっていたという信じられない実話を新聞で読んだ監督のモデスト・ロペス氏は、最初は単なる好奇心から問い合わせを始めました。
すると、偶然にも人脈がつながり、さらに、当初の想像を大きく超える意外な事実が次々に明らかになってきたことをきっかけに、この映画は制作されました。
音楽関係者として監督と長年の友人であった八木啓代は、2018年初旬、中米での国際フェスティバルに参加のためにメキシコに立ち寄った際、この作品のDVDを監督本人から渡されました。正直、最初はそれほど期待していたわけではなく、「おつきあい」のつもりで見始めたのですが……時間を忘れるほどの、あまりの面白さに、先の読めない展開!
これはすごいと長谷川ニナにも薦め、2人してすっかりはまったのです。
映画公式ホームページ:http://caido.latinamerica-movie.com/
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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