[CML 055071] 市民連合全国交流集会ワークショップで小選挙区制廃止ほかの意見
OHTA, Mitsumasa
otasa at nifty.com
2019年 2月 18日 (月) 10:48:13 JST
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2019年2月17日は市民連合全国交流集会に参加してきました。
AからFまでのグループに別れて野党に要望する政策についてのワークショップが行われたのですが、そのうち少なくともA、B、C、Eの各グループで小選挙区制の廃止が提案されたのは印象的でした。
国民主権は1人ひとりの国民に平等に保障される必要があります。選挙の領域において平等な国民主権は平等な投票機会に矮小化されるべきではなく、<最大の政治的影響力としての国民主権>は1人ひとりの投票者の意見を背負った代議士を通じて院内にまで平等に保障されなければなりません。
選挙制度は政治論や統治論ではなく人権保障論の領域に属するものです。一切の政治は平等な参政権・国民主権が実効的に保障された条件の下で行われる必要があります。
小選挙区制は国民主権や個人の尊厳という憲法価値の対極にある制度です。90年代初頭の政治改革詐欺によって、選挙制度は一部が主張する二大政党制という詐欺的政治的効用を実現するための手段に貶められました。
立憲主義や個人の尊厳が語られる中で国民主権という憲法領域が無視されているのは嘆かわしい限りです。
太田光征
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