[CML 054971] 東京都の「築地まちづくり方針(素案)」に対する「希望のまち東京をつくる会」としてのパブリックコメント

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2019年 2月 7日 (木) 14:10:04 JST


紅林進です。

東京都は、1月23日(水)付で、旧築地市場跡地の活用策として、「築地まちづくり方針(素案)」を発表しましたが、
その内容は、小池百合子都知事が都議選前の2017年6月に示した「築地は守る、豊洲は活かす」という基本方針とまったく
異なったものになっております。

東京都は、この「築地まちづくり方針(素案)」に対するパブリックコメント(意見募集)を1/23(水)~2/21(木)の期間、募集していますが、
本日2月7日(木)に私も関わっています「希望のまち東京をつくる会」では、下記のパブリックコメントを出しました。

なお「希望のまち東京をつくる会」では、この「築地まちづくり方針(素案)」に対して、当会代表の宇都宮けんじの声明
「東京都の築地市場跡地再開発素案について」 http://utsunomiyakenji.com/2496
 を1月31日に出しました。

皆さんもこれらをひとつの参考として、ぜひご自分のご意見・思いをパブリックコメントという形で出してください。

なお下記は「築地まちづくり方針(素案)」とそれに対するパブリックコメント(募集期間:平成31年1月23日(水)から2月21日(木)まで)
の案内のサイトです。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/toshi_saisei/saisei08_02.html#public
メール、郵送、FAXで出せます。(宛先は下記サイト参照。但しメールの場合は添付ファイルは使えず、本文に記載してくださいとのこと)


(以下、東京都の「築地まちづくり方針(素案)」に対する「希望のまち東京をつくる会」として出したパブリックコメント)

●小池百合子都知事は、都議選前の2017年6月「築地は守る、豊洲は活かす」という基本方針を示し、築地市場跡地の利用に関しては、市場機能を持たせた上での「食のテーマパーク構想」を打ち出していたが、今回示された築地市場跡地の再開発素案は、市場機能についてはまったく触れず、「食のテーマパーク構想」についても何ら述べないものであり、小池都知事が2017年6月に示した「築地は守る」という基本方針からの明らかな逸脱、転換である。
●今回の素案では、その転換についての説明もまったくなく、都民、市場関係者、地元住民に対する説明責任を果たしていない。
●小池都知事は、「築地は守る」という基本方針を維持して市場関係者や都民に対する公約を守り、今回示された「築地まちづくり方針(素案)」は直ちに撤回するべきである。
●その上で、2017年6月の「築地は守る」という基本方針に沿って、地元住民や市場関係者の意見を聞きながら、新たな素案を作り直すべきである。
●この素案では、触れておらず、小池都知事も素案発表後、記者団に、素案で述べるMICE機能には、カジノを盛り込まないと述べたとのことだが、ギャンブルそのものであるカジノは築地に限らず、導入すべきでない。
●この素案そのものではないが、東京都はこの素案発表と同日に、築地市場跡地を中央卸売市場会計から一般会計に所管換え、つまり税金から5623億円を支出して市場会計から跡地を買取り、豊洲市場運営の赤字に充てる方針を示したが、このような形で、豊洲市場の赤字の穴埋めに使うことは許されない。


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