[CML 054925] 「占領は終わっていない」核・基地・冤罪そして人間
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2019年 2月 1日 (金) 08:32:39 JST
「占領は終わっていない 核・基地・冤罪そして人間」 <https://dokushojin.com/article.html?i=2013> 中村尚樹
<https://dokushojin.com/person.html?i=1170> 緑風出版
あらら。題名をかいたら、ほぼ短歌。
CMLメーリングリスト読者の著者から恵贈たまわりました。多謝。
掲載された「ニューモデルマガジンX」 <https://www.mag-x.com/shop/>
って知らなかった。そして、そんな雑誌に長く連載されたことを知り、うれしい気持ちになった。
それぞれの節が丹念に取材されており、それらで総合的に「占領は終わっていない」ことが分かる記録だ。拍手。
------------------- 目次 *緑字は千恵子メモ* ---------------------
はじめに
*第一章 原爆投下からフクシマへ*
第一節 無責任の体系「永井隆現象」
ヒット曲とベストセラー/大きな試練/パウロとしての決断
原爆投下/長崎の鐘/神に感謝/永井批判の系譜
永井擁護論の系譜/人道主義の永井像/隠された軍国主義思想
軍服姿の永井/カトリック教会の戦争協力/永井の素顔
「永井隆現象」とフクシマ *長崎大の山下もこの系譜*
第二節 言論統制に抗した一〇〇万人の原爆展
全国巡回展の謎/日本画家と洋画家の出会い/「原爆の図」三部作
検閲の想定外/一枚のビラ/丸木夫妻と共産党 *そう除名なんだよね*
全国巡回展のはじまり/反響呼ぶ全国巡回展/京都の綜合原爆展
不可視の圧力/国内で一〇〇万人 世界二〇ヵ国以上で展示 *札幌で逮捕者も*
紙芝居としての「原爆の図」/対話の絵画 *学芸員の本に驚愕したことある*
第三節 原爆から原発へと続く人体実験の系譜
史上空前の人体実験/人体実験データで安全基準*福島菊次郎の告発にもでてきたな*
大規模な遺伝子解析計画 *ゲノム・コホート 東北ショック・ドクトリンにもあった*
*第二章 帝国主義者 吉田茂の思想と行動*
第一節 吉田茂から安倍晋三に至る核武装論
戦争のできる国へ/吉田茂とは/吉田茂の核武装論
受け継がれる核武装論/絶望的に時代遅れな核武装論者たち
第二節 天皇最後の勅令 *そう最後の勅令!*
コリアン・タウンの思い出/朝鮮戸籍/GHQ方針の変遷
参政権の変遷/最後の勅令で使い分け/講和条約での対応
国籍選択権をめぐって/コリアン被爆者の人生
*第三章 外圧と冤罪*
第一節 福岡事件 死刑執行された冤罪事件の原点
冤罪再審運動の寺/福岡事件とは/中国人の怒号
GHQの圧力/冤罪と考えられる理由/再審請求運動
死刑確定者再審特例法案/日本の常識は、世界の非常識
第二節 帝銀事件 はめられた二人の人気作家
一三人目、一四人目、一五人目の犠牲者/「救う会」事務局長就任
父が無実の罪で処刑/「救う会」弾圧事件/一四人目の犠牲者
一五人目の犠牲者 *←なんどか逢ったかたでした 合掌*
*第四章 日本文化とGHQ*
第一節 危機の時代に甦る二宮金次郎
現代の怪談/米軍とGHQの金次郎観/金次郎とは何者か
金次郎伝説の構築/金次郎とマイクロクレジット/盲点突く節税
真の自由主義者/現代に生きる報徳思想 *2014年 道徳*
第二節 宮沢賢治と国粋主義とユートピア
「雨ニモマケズ」と「雨にもまけず」/宮沢賢治の生涯と文学
賢治批判/意外にリベラルな国柱会/多才な智学/魂の救済
対立を超えたユートピア *国柱会って死刑廃止なんだ*
*第五章 米軍の爪痕*
第一節 日本の上海と呼ばれた街
クラブ進駐軍/キャンプドレイクとは/日本最古のジャズ喫茶
日本の上海/痛みの共同生活体/国民の命 *ナベサダとか 脱走兵むざん*
第二節 米軍機墜落事故の衝撃
愛の母子像/横浜米軍機墜落事故/「安保の壁」に風穴
平和資料センター/第二の基地県/大学への墜落事故
パイロットの義務/日本人の命よりアメリカ人の命 *沖縄に次ぐ神奈川の被害*
*第六章 琉球弧に見る非暴力抵抗運動*
第一節 奄美の奇跡
非暴力抵抗運動/「復帰」と「返還」/孤島の碑
米軍政下の奄美/奄美の祖国復帰運動/奄美と沖縄
政治の言葉 *奄美のは知らなかった*
第二節 沖縄の「鬼」たち
木の上の軍隊/ヌチドゥタカラの家/金城実の「鬼面」
辺野古と高江/基地報道の温度差/東アジア共同体構想
おわりに
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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