[CML 055683] 表現者「永山則夫」使命とは?細見和之 河出ブックス

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2019年 4月 30日 (火) 06:32:41 JST


「永山則夫 ある表現者の使命」 <https://minicine.jp/3/0174.html> 細見和之
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%A6%8B%E5%92%8C%E4%B9%8B> 河出書房新社
<http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309624150/>

もう何十年も前だなあ。忘れ果てるくらいの昔。1983年 <https://ja.wikipedia.org/wiki/1983%E5%B9%B4>
、永山則夫の小説『木橋(きはし)』は第19回新日本文学賞
<https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%96%B0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E&action=edit&redlink=1>
を受賞した後に読んだらしい。その後も、何冊か読んだらしいけど、どんどん記憶が薄れていく。

とはいえ再読する体力も気力もないので、ふと見かけた本書に惹かれた。その後に大阪文学学校の校長になったひとが、永山文学を分析してる。

推理小説よりも、スリリング。永山の津軽弁て、クレオール
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A8%80%E8%AA%9E>
なんだと。そうかあ、指摘されないと気が付かない。めるしー。


*----------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------*

*第1章 永山事件とは何だったのか*(永山が起こした四つの射殺事件  *知ってはいるけど、おさらい基本。著者の接しかたも分かって嬉しかった*
逮捕された永山則夫 ほか)

*第2章 夢のリミット?-遺作『華』の世界をめぐって*(獄中と獄外のアイデンティティ
遺稿小説『華』のはじまり ほか) *読まなくって良かった 細身さん ありがとう 研究者って、ていねいに読むんだね*

*第3章 表現者の「使命」-一九八〇年代の永山則夫*(網走と永山則夫-「なぜか、アバシリ」をめぐって
「暗い疲れ」のリアリティ-「捨て子ごっこ」をめぐって1 ほか)   *そうか そうなんだと 感慨ふかい*

*第4章 寺山修司と永山則夫-*『反-寺山修司論』をめぐって(転機としての『反-寺山修司論』
永山と同一化する寺山修司 ほか) *げげっ 永山くんが思い込みが激しく攻撃的なのは知ってたけど、寺山ひどすぎ
20代のころに天井桟敷みてPARCO劇場だっけ?高いのみて、本を読んで映画を見たのにーーーー
真珠だと思ってたものが百円もしないプラスチックだと知らされた無念さ あー、当時から同居人に「大山さんは人を見る目がない
すぐに信用してしまう」と指摘されてたなー 今夜は自棄酒 わしの20代を返せ(2割でよいから)*

*第5章 模倣と逸脱、あるいはプロトコルとしての『無知の涙』*(永山則夫における模倣と逸脱
詩の模倣からはじまった『無知の涙』 ほか) *詩なんだよね 最初の表現 成長がすごいね永山青年*




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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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