[CML 055639] テント日誌 2019年4月23日(火) 経産省前テントひろば1807日目後 975日目

木村雅英 kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2019年 4月 25日 (木) 10:46:18 JST


(転送します。
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その114
国連に「原発推進」戦略案提出を許すな!~地球温暖化対策を口実とする原子力発電生き残り策は大間違い~
も添えています。)


テント日誌4月23日(火)
経産省前テントひろば1807日後

「反原発川柳句集」を求める人もいて… 4月17日(水)
経産省前に着いた時は風はなかったが、セッティングを始めると風が吹き出した。それでも今日はバナーを張り付けることができた。天気予報は暖かい日になると言っていた。Oさんが「人と待ち合わせる前に座り込みに参加することにした」とセッティングと同時に来られた。おいしい最中を持ってきてくれた。今の政治、政治家たちの批判をされた。安倍とか麻生とか、どうしようもない人たちはどのような政略結婚・閨閥政治によって形成されているかということについて話してくれる。
 規制庁抗議行動に参加した帰りに寄ってくれたIさんは座り込みをしながらお昼のお弁当。今日は右翼が規制庁に割と多く来て、抗議行動の邪魔をしたそうだ。当番のOさん、レジェンド斎藤さん来る。乱さんたちが出している「原発川柳句集」がほしいという人が来られる。病院帰りの女性がカンパをしてくださる。
経産省前は風が他の場所より強く、3時30分くらいから寒くなる。カイロがほしいくらい。
5時近くに通った男性の2人づれ。一人は、安倍などがつけている青色の「拉致バッヂ」をつけていた。興味深そうにバナーなど見るので、こちらが「原発反対で座り込みをしています。」というとその人たちは「俺たちも原発反対だよ」「気をつけて」などといわれる。拉致バッヂをつけている人たちは原発賛成だと思っていたのでびっくりした。保っちゃんは「我ながらうまく焼けた」というパンを持ってきてくれる。おいしい。9条改憲阻止の会の人たち3人が会議の前に座り込みをしてくれる。6時で終わるときは本当に寒かった。うかうかと天気予報を信じてはいけない!(T・I)

座り込みながら様々のことを話し合った 4月19日(金)
家を出るのが少し遅れたら、事務所到着も遅れてしまった。既にMaさんやSさんが到着していて、台車への荷つくりもあらかた終わっていた。みんなで2階に上がり暫し談笑タイムとなる。 
 11時半になったのでそろそろ出発しようということでそろって事務所を出る。経産省前につくと爽やかな風は吹いている。1か月前はこの風が爽やかとは程遠く感じたものだが。手際よくセッティングをして、座り込み開始。ずいぶん暖かくて、途中Miさんがアイスクリームを買ってきて振舞ってくれた。もう、こんな季節になったのかと思う。
 後ろの財務省の建物に横付けして、全労連系の国公労連の宣伝カーが何やら準備中。昼休みを利用したこの周辺の官庁に勤める国家公務員の春闘決起集会の様だ。何人ぐらいかね?とざっと数えてみると100人は下らなかった。森友疑惑で人の命を奪っておきながら肝心の安倍夫妻や麻生大臣はぬくぬくと何もなかったかのようにしている。忘れてはいけない!!安倍打倒まで頑張らねばならない。
 全労連のことから、連合や全労協のことについてMaさんと話をする。かつて総評があったころに労働戦線の統一とか全的統一とかが言われ、総評が解体され、連合ができた経過や全労連ができ、全労協もでき、私たち現場の労働者が翻弄されたこと。組合の分裂や多くの組合員が歯でも抜けるようにやめていったことなど。組合が衰退していったことを二人で話していた。
 また、僕らの組合でやっていた主任手当の拠出金を使ったヒロシマ子ども派遣団のことなども話した。多いときは全都で300名近くの子どもが参加したこと、ヒロシマで被爆者の話をじかに聞き原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さを間接体験ではあるが学んできたこと。ヒロシマの心を東京へ持ち帰えろうと取り組んできたこと。今でも続いてはいるが参加者がかなり減ってきている。被爆体験のある方が鬼籍に入り中々話が聞けなくなってはいるがここ数年の間はまだ何とか聞ける状況だ。
 日本の過去を知らないでやれ九条改憲だとか言っている人々がいるが日本が戦争で被害を受けたことだけでなく、アジア太平洋の地域の人々に対する加害の歴史にも目を背けてはならない。(S・S)

電力容量も原発支援補助も許されない、WTO日本敗訴注目 4月19日(金)
 15時過ぎに本館前に到着、暖かい日差しを受けながら、しばし情報交換のあと、「東電の電気を使うのを止めよう」と訴えながら「さようなら原発」リーフとテントニュースのセットを撒く。
 座込み当番と足痛ゆえ文科省前の高校無償化差別反対の行動参加はあきらめる。それにしても、日の丸・君が代強制や朝鮮学校差別や放射線副読本で被曝強要と、安倍政権下の文科省の悪政が続いている。
 17時から経産省抗議行動開始。原発推進を止めろとコールのあと、乾さんが電力容量問題を報告、発電もしていないのに金を払うナンセンスは許せない、審議会に注目しよう。朝日新聞が3月23日に報道した「原発支援へ補助制度案2020年度創設めざす」も止めねば。
続いて、三上さんが経産省、早く目を覚まして原発推進を止めろ、斉藤美智子さんが広島・長崎・福島を経験して放射能の恐ろしさを知っている日本でなぜまだ原発やるのか、堀江さんが経産省、原発止めろ、恥を知れ、旭さんが中西発言許さじ原発は終っている徴用工問題も富国強兵策も非正規雇用増も外国労働者被曝もやめろ、乱さんが廃炉の為の外国人雇用を糾弾、木村がWTO紛争処理上級委員会が一審破棄(日本敗訴)し「潜在的な汚染の可能性を説明できていない」と断じていることに注目、食品安全でも政府は嘘つき……とアピールが続いた。
一方で、藤原さんが東電福島原発事故の核爆発と内部告発問題を論じビデオ映写を案内し、群馬からの米山さんが核のゴミ問題が半世紀近く進展していないことを述べ原子力発電を止めろ税金の使い方を変えろと訴え、小川さんが若狭で火山灰が層厚10cm想定を20cmにせざるを得なくなっても高浜も大飯も止めない規制委・テロ対策特重施設の猶予期間を守らせない規制委を批判した。
経産省は嘘をつくな、原発はクリーンではない、…コールで抗議行動を終了。多くの人たちは総がかり行動に出かけた。私は、Hさん休みのためEさんにお願いして椅子類を片付けた。
(K.M)

金が欲しいから動かす 段々と本音を露呈させてきている 4月20日(土)
新緑と暑い陽射し。春も終わりだろうか。風は強いが涼しくて心地よい。半袖Tシャツだけでも充分だった。但し14時までの話。
 OGさんとSDさんが近くに用があるので寄ってくれ時間まで座り込んでくれた。今日は座り込み場所のすぐ後ろで古い街灯の地中深く埋め込んだ円筒形のコンクリート製土台の撤去作業があった。皆興味深げに見入っていた。
 14時過ぎると高層ビルの日陰が迫ってきた。気温も急速に下がり少し前と大違いで寒くて堪らない。事務所に戻る途中に日陰はいくらでもあったが何故か経産省前ほどは寒くはなかった。
 Iさんに教えてもらった「FFTV 改訂5分でわかる電力容量市場」という動画を観た。動かすために金が必要ではなくて金が欲しいから動かす。えげつないほど昔の夢よもう一度。夢のエネルギーとはそういうことか。
https://www.youtube.com/watch?v=xdT37npsJAc
                      (O・O)

脱原発青空テント川柳句会が開かれた 4月21日(日)             
選者は乱鬼龍氏、席題は「法」「人生」13時開始、15時投句締切、15時20分より入選者の発表、披講となりました。
日中は汗ばむくらいの陽気でしたが、夕方になるにつれ風が強まり肌寒く感じました。今回の参加者は9名、選者により入選句が読み上げられ、入選者へ雑誌や鯉のぼりなど季節の景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。(S.E.)
「法」
特選
・権力を縛る法の目虫喰われ - 草地
秀句
・これこそが憲法違反安倍政治 -  パドマ
・司法では違法脱法しほうだい  - 原子力ドンキホーテ
・法守る良識なくて総理やる - 水蓮仏                     
・アメリカと話してほしい地位協定 - 乾草                  
・変えねばと守らねばとは政府都合  - 芒野             
 
「人生」
特選
・バラ色になるべきなのに放射能 - 芒野 
秀句                      
・原発で死の灰あびてあの世ゆき - 原子力ドンキホーテ
・原発に人生家族破壊され - 草地
・再びはあり得ぬ人生脱原発 - 落葉
・人生をかけて淵上脱原発 - 池の鯉
・人生を問う暇奪う格差社会 - 無位史膳

脱原発テントひろばは4月1日より通常時間に戻り、
次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年5月4日(土)13時から開催いたします。ゴールデンウィーク中につき、変則の土曜開催となります。
是非ご参加ください。


選挙結果とスリランカのテロが話題になった 4月22日(月)
 今日の天気は暑い上に湿度も高いということなので半袖シャツに薄いジャンパーで羽織って家を出た。事務所に着くとさすがに暑いので半袖シャツ一枚になって早番のSさんを待った。経産省前に着いたら微風程度の風だったのでのぼり旗をくくりつけるのは簡単に出来た。
 経産省に着いたら去年作った大きな鯉のぼりが掲げられていた。今朝一番に掲げたのか⁉他の省庁を見渡してみたがみんな小さい鯉のぼりしか掲げていないので経産省の鯉のぼりはひときわ目立っている。去年伐採されて裸にされた樹木を見たら低い方の小枝に小さな若葉が少し生えているのが確認できて嬉しくなった。なかなか葉っぱが生えてこなかったので。いつも日陰を作ってくれるプラタナスも小枝から小さな若葉が生えてきていた。こっちは成長が速いので5月の連休までには大きな葉っぱを繁らせてくれるものと思われる。
 今日の座り込み者は我々常連3名と御大Sさんー12時過ぎに来られて2時まで参加してくれたーとレジェンド・Sさん御一行さんだけであった。入れ替わり来てくれた先週とはうってかわって何時もの月曜日に戻ってしまった。
 常連者同士での話しの中心は昨日の選挙結果とスリランカでの同時多発テロに付いてで、沖縄で自民に勝利して良かったことと大阪の維新勝利は地盤沈下に危機感を持った大阪の人が地域政党としての維新の会に票を入れるしかなかったことによるものでこれは安倍が維新の会に議席を与えて本丸である憲法改正の時、宜しく❗という分析もあるのである。自民党が本気になったのは終盤になってから。
 スリランカの状況はまだ判らないことばかりで今後の進展に待たなければならない。気温は4時過ぎに太陽が金融庁のビルに隠れると徐々に下がって来ると共に風も寒さを増してきてジャンパーを着込んでやっと良くなった。その間に気温は27度から20度まで7度も下がっていた。寒く感じたわけである。
6時少し前、虎ノ門病院に治療で通っている女性が立ち寄られてカンパしてくださった。先週は来られていないとのことなのでニュース最新号をお渡しした。いつも病院に来られた時はカンパしてくれてそのときニュースは受け取っているそうなので。(保)

座り込み現場にはいろいろの人が訪れる 4月23日(火)
陽射しが強く、温度も高くパラソルをセットして座り込む、今日はいつものメンバーが親戚の不幸や急用が入り、Aさんと二人でのスタートとなった。
13時半頃にレジェンドSさんが来られて、やっと昼食に行くことが出来ました。
 帰って来るとご老人が腰を押さえながらヨチヨチと歩いて来てテントの前に立ち止まり、今日は暑くて大変ですねーと、労いの言葉をかけてくれた後、東電は大津波が来る事を予測していながら、対策を怠りあの悲惨な福島第一原発事故を起こした、あの事故は人災であり東電は絶対に許す訳にはいかない
(全くその通りですと相槌をうちました)と一方的にまくし立てて、またヨチヨチと歩いて行った。
14時半頃にAさんと変更されていたOさんが加わり4人となる、15時頃赤旗新聞の広報部と名乗った年配の男性と、若い女性がカメラを持って来て、そのうちの若い女性が盛んと「経済産業省」の銘板を膝を土で汚しながらも、色々な角度から撮っていた、年配の男性は新人の指導ですと言っていましたが。カメラ撮影が終わるとテントに寄って来て、大変ご苦労様ですと声をかけてきましたので、テントニュースとリーフレットを手渡し一年365日、一日も休まず、反原発で座り込み9年目になりますと言うと、若い女性が目を丸くしてビックリした様子でした。
見習いの若いカメラウーマンが、帰る時にお体に気をつけて下さいと言われて帰られました。その後K爺が来られ、川内テントから帰って来ているEさん、日米FTA交渉の院内集会に参加された方も座り込みに参加されて9人程になった。(Y・R)


経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その114
国連に「原発推進」戦略案提出を許すな!
~地球温暖化対策を口実とする原子力発電生き残り策は大間違い~

 4月20日の朝日新聞の報道に驚いた。日本に住む人間として腹立たしい・恥ずかしい!
「政府、国連に「原発推進」の戦略案提出へ 温暖化対策で」
(朝日新聞DIGITAL、2019年4月20日05時00分)
https://digital.asahi.com/articles/ASM4M56Q5M4MULFA01C.html?rm=664

<地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」に基づき、政府が国連に提出する長期戦略案が19日わかった。焦点の一つである原発は「実用段階にある脱炭素化の選択肢」とし、安全性・経済性・機動性に優れた炉を追求するとの目標を掲げた。政府の有識者懇談会の提言より、原発推進に前のめりな姿勢を鮮明にした。
 23日に公表し、国民から意見を募った上で6月に大阪である主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)までの正式決定をめざす。……>
 口実に使われているパリ協定「温室効果ガス削減に関する国際的取り決め」に対して「CO2による地球温暖化説が間違いである」との指摘があるが、ここではそこには立ち入らない。増え続ける人類が多くのエネルギーを使って地球を汚し続け他生物に迷惑をかけている現実を考えれば、エネルギー消費を減らし地球の汚染を抑えることは必要だろう。
それでも、原子力発電は、決してクリーンでもゼロエミッションでもない。膨大な死の灰を生み続ける。未だに保管・管理の仕方も場所も決まっていない「核のゴミ」を生産し続ける。放射能で大地も海も山も川も汚し続ける。多くの労働者を被曝される。ひとたび事故が起これば周辺住民のふるさとも生活も仕事も奪う。福島は全く終わっていない。
また、「原子力発電は発電時に二酸化炭素を出さない」としても、原発を運転するために必要な作業(ウラン採掘―製錬ー濃縮・加工ー発電ー再処理ー廃物処分)により大量の二酸化炭素を放出する。
広島・長崎・福島を経験している日本が原発推進する長期戦略案を国連に提出するなんてあまりに恥ずかしい。半世紀前のアイゼンハワー大統領演説「Atoms For Peace」に従順に応じて原子力発電を導入した過ちを再び繰り返すのか?
なお、有識者懇談会の提言とりまとめ(4月2日)の一部を紹介する。
<今後のエネルギー政策に関しては、第5次エネルギー基本計画でも掲げる通り、まず「3E+S」(安定供給、経済効率性、環境への適合、安全性)のバランスの重要性をあげた。電力分野では、2050年に向けて再生可能エネルギーの主力電源化など、エネルギー転換・脱炭素化を進め、原子力については、可能な限り依存度を低減しつつも、バックエンド対策、立地対策や規制対応、技術開発を含め、安全性確保を大前提とした活用を議論すべき>
としている。(日本原子力産業協会:https://www.jaif.or.jp/190403-2)
またしても、第5次「エネルギー基本計画」が、「3E+E]が、長期戦略の口実になっている。何としても経産省・安倍政権の愚かで強引な施策を止めねばならない。



4月26日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
5月3日(祝) 憲法集会2019年 「安倍改憲発魏を許すな」
5月3日(祝) 午前11時 有明防災公園(テントひろばはブースを
    出します)。 午後3時~パレード出発
5月4日(土) 脱原発川柳句会 午後1時~4時(土曜開催)


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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail  : kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委・放射線被曝の批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/



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