[CML 054063] 【今日のブログ記事No.3050】■3年4カ月ぶりに無事解放され帰国されたジャーナリスト安田純平さんに最大限のエールを送りたい!
山崎康彦
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2018年 10月 26日 (金) 10:26:33 JST
いつもお世話様です!
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
昨日木曜日(2018.10.25)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.2649】の『メインテーマ』を加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。
【放送録画】73分35秒
https://ssl.twitcasting.tv/chateaux1000/movie/502397848
【今日のブログ記事No.3050】
■3年4カ月ぶりに無事解放され帰国されたジャーナリスト安田純平さんに最大限のエールを送りたい!
と同時に我々は、湯川さん、後藤さんを見殺しにし、今回も安田さんを見殺しにしようとした安倍晋三首相と菅官房長官と自公ファシスト政権の『冷酷な棄民政策』を徹底的に糾弾し一日も早く彼らを政権の座から追い出し全員を刑務所にぶち込まなければならないのだ!
【画像】空路で帰国したジャーナリストの安田純平さん(左)=2018年10月25日午後6時36分、成田空 (朝日新聞デジタル記事より)
【関連記事】
安田純平さん成田に到着 機内で「まず家族に会いたい」
下司佳代子
2018年10月25日 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLBT51JLLBTUHBI01C.html?iref=comtop_8_01
空路で帰国したジャーナリストの安田純平さん(左)=2018年10月25日午後6時36分、成田空港
内戦下のシリアでイスラム過激派組織に拘束され、3年4カ月ぶりに解放されたフリージャーナリストの安田純平さん(44)を乗せた飛行機が25日夕、成田空港に到着した。
安田さんは日本に向かう機内で朝日新聞の取材に応じ「自由になれたのは本当にうれしい。事実上の虐待状態がずっと続いていたので、体力が極度に落ちてしまった」などと話した。黒いTシャツにサンダル姿で、エコノミークラスの通路側に着席。少し疲れたような表情を見せたものの健康状態はほぼ良好とみられ、はっきりした口調で取材に答えた。
安田さんは3年4カ月間の拘束生活のうち、約8カ月間は高さ1・5メートル、幅1メートルの独房に監禁されていたという。「虐待状態がずっと続いていた。精神的な負担もかなりあった」と説明した。帰国後は「まず家族に会いたい」と話した。
安田さんの知人によると、安田さんは2015年6月下旬、内戦の取材のためシリアに向かった。トルコ南部からシリア北西部のイドリブ県に徒歩で渡った後、音信不通になったという。
16年3月に安田さんの拘束が明らかになり、インターネット上に安田さんとみられる男性の動画が投稿された。髪やひげを伸ばした男性が英語で「私はジュンペイ・ヤスダです」「彼らから『メッセージを送っていい』と言われた」などと話した。今年7月にも相次いで2回、安田さんとみられる男性が映った動画が投稿された。(下司佳代子)
▲以下は今回の安田さんの無事解放に関して誰もが持つ疑問とそれに対する私の答えである!
★疑問1:安田純平さんと同じ時期(2015年6月)にシリアでイスラム過激派組織[ヌスラ戦線]に拘束されたスペイン人ジャーナリスト3人はなぜ約一年後に無事解放されたのか?
なぜならば、スペイン政府はトルコ政府とカタール政府の仲介で[ヌスラ戦線]と交渉して秘密裏に一人当たり約370万ドル(約4億円)の身代金を支払ったからである。
【関連記事】
▲2016年5月7日に解放されたスペイン人ジャーナリスト3人はやはりスペイン政府が身代金を払ったから解放された! 山崎康彦
2016.06.10 ブログ『杉並からの情報発信です2』
http://7614yama.blog.fc2.com/blog-entry-2869.html
[ISに売ると脅かされた]ヌスラ戦線が拘束の記者語る
朝日新聞2016.06.10記事 書き起こし
内戦中のシリアで、アルカイダ系武装組織[ヌスラ戦線]に長期間拘束されたスペイン人ジャーナリスト、アルヘル・サストレさん(36)が朝日新聞のインタビューに応じた。
食事は十分与えられたが、人質を殺害することが多い過激派組織[イスラム国](IS)に売り渡すと連日のように脅され、[精神の崩壊と闘わねばならなかった]と語った。
インタビューは7日、スペインのマドリードで行われた。
サストレさんは昨年7月11日、他のスペイン人ジャーナリスト2人と計3人でトルコ南部ハタイ県kらシリアに潜入。地元少年の手引きで国境警備隊の眼を盗んでオリーブ畑を歩いて越境した。同13日、アレッポを車で移動中、後続車から降りてきた覆面姿の男6人に全員拉致された。
建物を転々と
サストレさんらは約3カ月後、この一団からヌスラ戦線に引き渡された。その後は民家らしき建物を転々とさせられた。監禁されたどの部屋にも監視カメラがあり、窓には鉄格子がはめられていた。ガラスの外側にはビニールが貼られ、そとの様子は見えなかった。遠くに砲撃恩を聞いたが、空爆や戦闘に巻き込まれたことはなかった。
ヌスラ側からは[脱走を試みるなど抵抗しなければ、丁寧に扱う]と約束されたという。食事はサラダ、オリーブ、ゆでたジャガイモ、ゆで卵、米、パスタなど。週に数回は鶏や肉料理も出た。
サストレさんは腕立て伏せや腹筋、スクワットを毎日欠かさなかったが、しばらくすると禁じられた。代わりに聖典コーランやイスラム教を解説する英文書籍2冊、ノート、テレビが提供された。テレビは300以上のチャネルが映り、英BBCや米CNNを見ることができた。映画専門局でハリウッド映画を楽しむことも出来た。
精神安定を保つ
最もつらかったのは、ヌスラ戦線のメンバーに、毎日のように[スペイン政府はお前たちを見捨てた][もう『イスラム国』に売り渡す]と聞かされたことだ。サストレさんは精神の安定を保つために、もらったノートに冒険小説を書いた。シリアでの自らの経験を基にした。ノートは7,8冊に達したが、解放前に取り上げられた。
5月7日に解放され、翌8日にスペインに帰国。国王フィリップ6世からねぎらいの電話をもらった。[解放に尽力してくれた政府関係者をはじめ、国民は私たちを見捨てなかった、スペイン人に生まれて、本当に良かったと思った]
トルコ紙などによると、スペイン政府はトルコとカタール両政府に協力を要請。交渉の結果、人質一人につき370万ドル(約4億円)をヌスラ側に払うことで決着したという。
サストレさんは、ヌスラ戦線に拘束されたと伝えられるジャーナリスト、安田純平さん(42)の身を案じる。サントレさんは拘束中、安田さんらしき人を見たことはなかった。
[ジャーナリストがシリアに行くのは、シリアの人々のためだ。シリアの人々は私たちを必要としている。ジャーナリストという『証人』のいない戦争は最悪の戦争だからだ。この仕事を続けてきた安田さんが見捨てられるはずがない。一日も早い解放を願っている
★疑問2:なぜ安田純平さんだけが3年4カ月もの間イスラム過激派組織に拘束され続けたのか?
なぜならば、安倍晋三首相と自公政権が『テロリストとは交渉しない』として身代金の支払を拒否したからである。
なぜならば、毎年12億円もの税金(官房機密費)を領収書もなく自分たちだけのために勝手に使いきる安倍晋三首相と菅官房長官にとって、安田純平三の命をすくために官房機密費から4億円を支払うことなど『問題外』だからである。
彼らにとって湯川さんや後藤さんや安田さんらは、手に『自己責任』で危険地帯に行って拘束されたのであり「助ける必要のない人間」なのである。
【関連記事】
■安倍晋三は湯川さん、後藤さんに続いてフリージャーナリスト安田純平さんをも見殺しにするのか?
山崎康彦
2015年08月11日 ブログ『杉並からの情報発信です』
https://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/3ed5cdba1a1679a94c5c7bf3ae6273b0
フランス政府は身代金を払ってイエメンで誘拐された仏人女性を6か月ぶりに開放・帰国させたが、日本の安倍晋三は湯川さん、後藤さんに続いてフリージャー
ナリスト安田純平さんをも見殺しにするのか?
自国民がイスラム国などイスラム過激派に誘拐拉致された場合、秘密裏に交渉して身代金を払って身柄を確保して帰国させるのが、欧米諸国では一般的である。
しかし米国と英国そしてアングロサクソン同盟国(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)はテロリストと交渉しない態度を幾分緩和してきたが、それでも身代金を払ってでも自国民を生還させる方針は取っていない。
日本の安倍晋三政権は、湯川さんと後藤さんがイスラム国に拉致され身代金の要求やヨルダンでの自爆テロで死刑判決を受け拘留中の女性死刑囚との捕
虜交換の要求には応ぜず、米国親分の言う通りテロリストと直接交渉せず二人をみすみす見殺しにしてしまった。
今回、安田さんが3人のスペイン人ジャーナリストと一緒に誘拐されたことが事実であれば、安田さんが単独で誘拐された場合と比べると、解放される可能は高くなると私は思う。
なぜならば、スペイン政府は身代金を払ってでも自国民3人の解放に向けた交渉を既に開始しているはずであり、当然ながらスペイン政府は日本政府に
対して安田さんの解放交渉も一緒にしていることを通知しているだろうと思われるからだ。
安倍晋三首相がスペイン政府による人質4人全員の解放交渉を受け入れて一緒に対応するのであれば、安田さんはスペイン人と共に無事解放される可能
性は高いだろう。
しかし安倍晋三首相がスペイン政府による4人のジャーナリスト全員の解放交渉を断って、安田さんの交渉は日本だけでやると断ったら、湯川さんと後藤さんの場合のように悲劇的な結末になる可能性は高くなるだろう。
我々が今要求すべきことは、安倍政権による報道規制で安田さんの拉致事件が一切報道されない異常な状態を徹底的に批判し糾弾し情報公開を要求することだ。
そして安倍政権に対して、スペイン政府と歩調を合わせて身代金を払ってでも安田さんと3人のスペインジャーナリスト全員の解放を実現すべきことを広く世論に訴え安倍政権に強く要求することだ。
★疑問3:なぜ安田純平さんは3年4カ月もの間劣悪な環境の中で長期拘束に耐えることができたのか?
それは、安田さんは「とんでもなくタフ」だからだ!
【関連記事】
安田さん「とんでもなくタフ」=長かったと友人の常岡さん
2018.10.24 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102400030&g=soc
シリアで拘束されていたとみられるフリージャーナリスト安田純平さんの解放の一報を受け、友人のジャーナリスト常岡浩介さんは23日、「非常に過激なグループに捕らわれていたと聞いていた。安田さんはとんでもなくタフなので参っていることはないと思うが、(拘束されていた)3年以上の時間は本当に長かった」と胸をなで下ろした。
常岡さんが得ていた情報によると、安田さんは2015年に消息を絶った当初、「規模の小さい地元の暴力団のような勢力」に拘束され、その後国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」に身柄を移された。さらに今春、ヌスラ戦線から分派したより過激な集団に引き渡されたという。
常岡さんは、安田さんの拘束場所とみられていたシリア反体制派最後の拠点イドリブ県の情勢が転機を迎えていたと指摘。「安田さんの状況もこれから動くとみていた。安田さんを拘束しているグループは過去に人質を殺害したことはないとも聞いていたので、良い方向に動いてくれるかどうか気にしていた」と明かした。
★疑問4:なぜこの時期に安田純平さんは解放されたのか?
なぜならば、カタール政府が安田さんの身代金3億円をイスラム過激派組織に支払ったからである。
本来であればカタール政府は、誘拐犯のイスラム過激派と日本政府の間を取り持つ『仲介役』でしかないのだが、安倍晋三日本政府が『テロリストには身代金を払わない』と頑として譲らないためにカタール政府が『一次的に肩代わり』してカタール政府の『人道主義』を日本政府と世界世論にアッピールしたかったのだ。
その背景には人口220万人の小国カタールが、ムスリム同胞団への支援やイランとの接近を理由に、イスラム諸国(サウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプト、イエメン、モルディブ、モーリタニアなど)が2017年6月に国交を断絶したために大変な苦境に落ちいている国内事情があるのだ。
【関連記事】
「安田さん解放に身代金」=カタール支払いとシリア監視団
2018/10/24 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102400239&g=pol
【カイロ時事】シリア入国後に行方不明になり、解放情報が伝えられたフリージャーナリストの安田純平さん(44)について、在英のシリア人権監視団は23日、解放に際し「多額の身代金が支払われた」と主張した。信ぴょう性は不明。
日本政府は、テロリストに身代金を払わないというのが公式の立場。人権監視団のアブドルラフマン代表は「身代金は日本ではなく、カタールが支払った。記者の生存や解放に尽力したという姿勢を国際的にアピールするためだ」との見方を示した。菅義偉官房長官は23日深夜(日本時間)の記者会見で、解放の情報はカタールから提供されたと述べていた。
人権監視団によれば、安田さんとみられる男性はシリア北西部イドリブ県の西部で拘束されていた。4日ほど前にシリア領内でトルコの仲介により、トルコと関係の深い非シリア人武装組織に引き渡されたという。
(終り)
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情報発信者 山崎康彦
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