[CML 054057] Re: 真相を解明して下さい: 公共施設・表現の自由に場に介入か ?ジュリーの脱原発

小林アツシ uh5a-kbys at asahi-net.or.jp
2018年 10月 26日 (金) 07:56:14 JST


石垣敏夫さん

この件について、このMLで延々と議論するつもりはあまりありませんが、
表現についての大事な件だと思いますので、
少々長いですが補足させていただきます。

沢田研二は、以前は言いたい事も我慢して仕事第一でやり続けてきましたが、
今は「言いたい事は言う」と決めているようです。

---ここから引用---------------------------------------------
アイドル時代は『表現の自由』がなかった。
華麗なジュリー、セクシーなジュリーに似合わないことは言えなかった。
芸能界で今“言いたいこと”を堂々と歌える歌手は多くない。
還暦の前のあたりから『言いたいことを言わなきゃ』と思うようになった。
(2012年5月4日付朝日新聞より)
http://www.tapthepop.net/era/34239
---引用ここまで---------------------------------------------

私見ですが、沢田研二が「言いたい事は言う」と決めたのは、
ジョン・レノンやミック・ジャガーの影響があると思っています。

仮に今回の「ドタキャン」が原発署名に関連する原因だとしたら、
沢田研二は、それを公言するでしょう。

今回の件に関するインタビュー動画を見ると、
正直に語っていると思います。

イベンターに対しては、「やるなら満員にしてくれ」といつも言っているそうです。
かつてのスーパースターですし、会場が満員になった高揚感をファンと共有して、
「いつもすばらしいライヴをやりたい」と強く思っているのだと思います。

お客さんの入りが悪いことを隠されて、ガラガラの会場でやらされるような事は、
かつてもあったそうで、それを改善するためには
「今回はやらない」と決めるしかないと判断したとの事です。

沢田研二は、記者会見では謝罪をしつつ、
「今回はファンに甘えさせてもらった」と言ってます。

批判してる人もいますが、
テレビでコメントを求められた石坂浩二さんは、
「それはファンとジュリーの問題だから他者が言及するべきではない」
と言ったそうです。

今回の件で頭にきてファンをやめたという人も、いるかもしれません。
しかし、今でも沢田研二のファンを続けている人は、
「なにがあってもジュリーについていく」と思っている人が多いようです。

コンサートで昔のヒット曲をあまり歌わなくなったり、
政治的な歌詞の曲を歌ったり、MCで原発の話などを延々としたり、
かつてのように痩せてなくて太ってしまったり……、
それでもジュリーについていこうと思ってる人達ですから、筋金入りです(笑)。

そうしたファンとの信頼関係があるからこそ、
「今回はファンに甘えさせてもらって」、ドタキャンという方法で
イベンターに対して「ちゃんとやってほしい」と言う意思を貫いたのでしょう。

ドタキャン後、初の公演の際には、
「さいたまスーパーアリーナを満員にできなかった僕の力不足です。
僕は70歳になって、白旗でなく、自分に対して赤旗(レッドカード)を
あげました」と全てを背負う覚悟を口にし、
「さいたまスーパーアリーナを満員にするという目標ができました。
それをモチベーションにあと10年はやります」
と語ったそうです。
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/10/21/0011750488.shtml


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小林アツシ




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