[CML 053883] 「人喰い」は争議からんだ殺人よ 半世紀まえ笹沢左保と

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2018年 10月 7日 (日) 07:14:59 JST


「人喰い」 <https://bookmeter.com/books/12809066> 笹沢左保
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E6%B2%A2%E5%B7%A6%E4%BF%9D> 双葉文庫
<https://bookmeter.com/books/12809066>

あっしには関わりのねえことでござんす「木枯し紋次郎」の原作者が、労働組合を舞台にしたミステリーを書いてる。

そうか、*半世紀以上前って争議が大衆小説に現れてくるんだ。熾烈な労使の闘い。*1961年 第14回日本探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)を受賞。

列車に乗って出かけ、駅につくと恋人ふたりは顔を洗う。なんで?
ほこりが窓から入ってくるからだって。旅先で(故人の)身内ですと嘘をいうと、みんな(警官を含め)ぺらぺら喋るという場面とか、今では考えられない長閑さ。

心中事件から幾多の殺人、爆破事件まで発生。どうなっちまうんだろう。

そして犯人が分かると「がーん」、人間不信になっちまう。でも、いちばん最後にシスターフッドに光明。



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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