[CML 054227] 虚構のナチズム「第三帝国」と表現文化 池田浩士 人文書院

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2018年 11月 13日 (火) 08:23:22 JST


*虚構のナチズム 「第三帝国」と表現文化
<http://www.jca.apc.org/gendai/20-21/2004/3teikoku.html>* 池田浩士 人文書院
<http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b66783.html>

ヒトラーは絵描きだったが、ゲッペルスは小説を書いてたんだ。日記からの著者の精緻な分析。この情熱は、なんなんだといつもながら思う。

野外劇の一種なのかな。SAがやってた「ティングシュピール」
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AB>
の興隆と終焉。

----------- 目次 --------------------

*序章 ナチズムの現在*:あの時代は良かった……/過去とは過ぎ去ったこと……/実感の現実性をめぐって/現在という立脚点

*第一部 ドイツの受難と英霊神話の創生*

* 虚無に向かってさすらうものたち*――レオ・シュラーゲターとメラー -
ヴァン‐デン‐ブルグ:総統に捧げられた戯曲/レオ・シュラーゲターの衝撃/ナチズムはシュラーゲターから何を得たか/「第三の立場」とドストエーフスキー/現実性としての「第三帝国」

* 最初のナチ詩人がのこした遺産*――ディートリヒ・エッカルトとアルフレート・ローゼンベルク:一九二三年十二月――第二の英霊神話が生まれる/ディートリヒ・エッカルトの生涯と作品/「イェルサレムとの戦い」――バイエルン革命をめぐって/反ユダヤ主義の根拠
その一――ローゼンベル ク/反ユダヤ主義の根拠 その二――エッカルト

* 死者たちも、ともに行進する*
――ホルスト・ヴェッセルとハンス・ハインツ・エーヴェルス:旗を高く掲げよ!/英雄を必要とする国――突撃隊の形成と発展/ホルスト・ヴェッセルの生と死/エーヴェルスによる神話形成/精神(こころ)において生きつづける「ドイツの夜の旗手たち」

*第二部 文化政策の夢と悪夢*

* ヨーゼフ・ゲッペルスの想像力*――小説『ミヒャエル』を読む:労働の生と犠牲の死/虚構と現実のあいだで/日記が語るドイツ的運命――虚構から現実へ

* 国民社会主義文化の創出に向けて*
――文化官僚たちの「第三帝国」:科学の客観性か固有の世界観か/文化統制の理念と組織/文化と芸術の頽廃に抗して――H・S・ツィーグラーの戦い/文化官僚を支えたものたち

*第三部 主体の表現、参加の文化*

* 二つの大戦の英雄として*
――ハンス・ツェーバーラインの体験と文学:ベンツベルクの人狼部隊/戦争体験からナチズムへ/『ドイツへの信念』の戦争像/内面化するナチズム――「良心の命令」/信念と良心は何を命じたのか

* 日常茶飯事の政治性*
――ナチズム文化の「新しさ」とは何か:「戦士の革命」が日常の現実となる――クルト・エッガースの生と死/新しいメディアの戦士たち――映画の一断面:テレビ時代の幕開け――アルノルト・ブロンネンの変転

* 自発性の文化表現としてのナチズム*――「ティングシュピール」の興隆と終焉:最初の「ティングプラッツ」と「ノイローデ」/「ティングシュピール」とは何か?
/近過去との対決から現在の神話化へ――ティングシュピールの主題と人物/規制から消失まで――第二革命の挫折




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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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