[CML 052733] IK改憲重要情報(238)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2018年 5月 27日 (日) 15:13:14 JST


IK改憲重要情報(238)[2018年5月27日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください)

       金正恩と文在寅が声明

 ソウルから伝えるところでは、北朝鮮の金正恩と韓国の文在寅大統領が会談を行
い、金正恩が「米朝首脳会談の成功を通じて戦争と対立の歴史を清算し、平和と繁栄
のため協力する」、「朝鮮半島の完全な非核化」の意思を明らかにした、ということ
です。
 しかし、「歴史は2度くりかえす、1度目は悲劇として、2度目は喜劇として」と
いう言葉を金正恩も文在寅も知らないようです。
 私は、板門店宣言のときから北朝鮮の非核化の意思を疑っていましたが、米朝の予
備交渉はまさにそのとおりの経過となりました。北朝鮮の非核化の意思が本物なら、
豊渓里の核実験場の「廃棄」があんな「ショー」にならなかったはずです。また、
ウォールストリートジャーナル(日本語版)は北朝鮮から韓国へのサイバー攻撃が増
大していると伝えています。破廉恥としか言いようがありません。


http://jp.wsj.com/articles/SB11917814597862364448704584245823093389130

  世界の平和愛好勢力は「金正恩は、もうペテンをやめろ」「完全かつ検証可能で不
可逆的な非核化に同意せよ」「日本人の拉致被害者全員を直ちに帰国させよ」という
声をあげなければならないと思います。

   イラン情勢と北朝鮮問題

 トランプ大統領の動向がマスコミをにぎわしていますが、私には、 何が彼の演技
なのか、本音なのか分かりません。
 私に言えることは、トランプが米朝予備交渉を再開するには、単に、中止声明以前
にもどればよい、というものではないということです。トランプもこれで終りだ、と
言っていないし、金正恩も話し合いの再開を望んでいる、だから、話し合いはできる
はずだ、という議論は、国際場裡の交渉と小学生の喧嘩を混同する議論と思います。
トランプは、「本当に非核化の意思があるという新たな証拠を示せ」というでしょう
し、また当然そういう権利があると思います。トランプが、そういう権利を放棄する
事態も考えられますが、そうすれば、トランプが国内や国際社会からブーイングの嵐
を受けるでしょう。 
 私は、北朝鮮問題は、もはやグローバルな問題になった、米中経済戦争や南シナ海
問題、イラン・中東問題にリンクするようになった、と強調してきました。
 その関係で、皆様にお知らせするのを怠った一つの重大ニュースがあります。
 アメリカは、「イラン核合意」を離脱しただけでなく、5月21日に、「イランに史
上最強の制裁を科す」という新方針を発表しました(正確な内容は、私のインター
ネット技術が拙劣なため、入手できていません)。
 「北朝鮮に対しては妥協して、イラン問題では強硬な態度をとる」というのは
論理的にはともかく、実際的には困難なことでしょう。
http://wwww.bbc.com/japanese/44206035


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                      以上








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