[CML 052696] Re: アメフト・同化政策の賜物 集団中の個の弱さを免罪符に、「仕方がない」とする私たちの闇!
motoei at jcom.home.ne.jp
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2018年 5月 23日 (水) 21:18:29 JST
(情報記載 いしがき)
みなさん・杉浦公昭さん
お世話さま
私は加害者になった日大の学生が
特攻隊員と重なりました。
上官の命令は天皇の命令。
戦後「日本人は12歳」、と言われました。
(日本を統治した・米国マッカーサー元帥の言葉)
自分の頭で考えず、
素直で従順で時間を守り、真面目に働く、
命令に疑問を持っても、
黙って従ってしまう。
この同化政策、教化政策がまだまだ日本に
残り、天皇制を頂点としての封建制が
残存していると思います。
一連の忖度公務員の文書隠し、文書改ざん、
文書破棄、安倍政権の政治とも重なって
いると考えます。
石垣敏夫、
以下は転載再掲
集団中の個の弱さを免罪符に、「仕方がない」とする私たちの闇!
杉浦公昭
私は本日、映画「標的の村」等の監督。三上知恵さんの以下の投稿をシェアしました。
私の父は、僧侶でありながらお釈迦様の不殺生とか兵伐無用の教えを守り切れず、
第二次大戦末期に金属不足で、兵器生産のため仏具や梵鐘の供出が求められた際、
何ら抵抗できませんでした。
当時、この供出を拒否すれば非国民と呼ばれ村八分になり、家族は露頭に迷ったに違いありません。
父は、仏具や梵鐘にお供物を供え、村中での送別会を行いました。
父は、寂しく悲しかったに違いありません。
私は、父に「自分を投獄してから仏具や梵鐘を持ちされ!」位は言って欲しかったけれど、
家族の生活のため、言えなかった父を責められません。
だから今、人殺しの準備をする基地新設に反対して、
2007年から春秋各2週間ずつ辺野古の座り込みに参加しています。
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映画監督・三上 智恵さん
(三上千恵監督の写真参照)
日大の学生の会見に関して
昨日、生中継が始まった時、まるで日本兵のような彼の顔を見てテレビを切った。
内容は聞けなかった。心がざわざわして。
試合に出して欲しかった。勲功を挙げたかった。世話になったコーチ、監督の期待に応えたかった。
その道しかない、仕方がない、他に選択肢はない、というところに追い込まれた、のだろう。
しかし彼は、声をあげて泣いた。
「やってはいけないこと」「本当はやりたくないこと」だと彼の心は知っていたからだ。
つい先日、南京虐殺のすさまじいドキュメンタリーを見て、
また少し前に731部隊のドキュメンタリーを見て。また中国で殺人を繰り返した兵士の映画を立て続けに見た。
そこに描かれてる小さな殺人鬼たちの言葉の共通性に深い闇を見る。
そうするしかなかった、そういう精神状態に追い込まれた、命令があったこともあるし、
ないけれど暗黙の命令だと受け止めたこともある。残酷なことをしたと今は思うが、
当時は思わなかった。しかし他に選択肢はなかった。
そう言いながら人間は集団の中の一人として、とてつもない罪を犯すのだ。
彼を追い詰めたもの、逆らえない関係や、歪んだスポーツマンシップ、
その構図を問うべきだ。というところは大賛成だ。
でも、だから彼は被害者だ、彼に罪を問うのは酷だ、同じ立場ならそうするしか無かったかも知れない。
というコメントが付いてくると、また私の胸はざわつく。
そういうコメンテーターのすり抜け方を「逃してなるものか」と追手をかけたくなる。
軍隊が悪かった、不幸な時代だった、日本兵個人の犯した罪を問うのは酷だ、
翻弄されて苦しんだ人を後追いするな。
この一件優しい視座に立ち、真っ先に自分も許してもらう。
ずるい論理に飛びついた戦後の日本人たち、指導層だけではない、メディアも、庶民もだ。
たがら、あれから変われていない、問題の所在を突き止め、問題の本質をえぐり、
身体に刻みつけることから逃げ霧散させてしまったがために。
みてみろ、私たち日本人は同じ地獄にまた引き込まれていく、仕方がない、
仕方なかったんだ、とつぶやきながら、集団の中の個、の弱さを免罪符に
、今も大小の罪を犯し続けている、私たち。
彼の姿を見て、戦慄すべきは、「仕方がないんだ」と集団の中で心を殺して、
なにかをやってしまう、そんな闇を抱える私たち自身なのではないか?
MLホームページ: https://www.freeml.com/npo-kinenkan
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