[CML 052658] IK改憲重要情報(233)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 5月 19日 (土) 15:02:32 JST
K改憲重要情報(233)[2018年5月19日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
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(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください)
アメリカと北朝鮮の激しい綱引き
6月12日の米朝首脳会談にむけて、激しい綱引きが展開されているようです。た
だ、ガサネタ情報や意図的な情報操作もあるようですから、慎重に事実関係を見てい
く必要があると思います。
米朝の綱引きの中心は「リビア方式」です。5月18日付の「日刊ゲンダイ」
は、北朝鮮の金桂冠第1外務次官が次のような談話を発表したと伝えています。
「核開発の初期段階にあったリビアと核保有国である我が国を比べること自体が愚
かだ」「トランプ米政権が一方的な核放棄だけを強要しようとするなら、そのような
対話にはもはや興味をもたないだろう」「朝米首脳会談に応じるかどうか再考せざる
を得ない」
一方ボルトン米大統領補佐官は、米朝首脳会談の「成功に全力を尽くす」と述べつ
つ、北朝鮮に非核化の意思がないと判断した場合には、「見返りを期待する北朝鮮と
の際限ない協議に引きずり込まれるという過去の失敗はくり返さない」と語り、ボル
トンを名指しで批判したことについては「北朝鮮の手口だ」「私は連中に人間のく
ず、吸血動物、醜い男と呼ばれてきた。慣れている」と述べたと伝えられています。
産経ニュースは、トランプ大統領が「リビア方式を否定」したと伝えていますが、
それは北朝鮮が核を放棄すれば金正恩を保護する、ということをトランプが言っただ
けのことです。リビアのカダフィ殺害とリビア方式は直接の関係はありません。明ら
かに記者のミスリードです。
https://www.sankei.com/world/news/180518/wor1805180010-n1.html
米朝首脳会談を自分の頭で考える
ために!
第2次大戦後の歴史的な首脳会談としては、今回のトランプ・金正恩会談は、ケネ
ディ・フルシチョフ会談(1961年)、ニクソン・毛沢東会談(1972年)に次ぐものに
なるのではないでしょうか。
それだけに、私たち自身の頭脳も、今回の会談に合わせてリフレッシュ・アップす
ることが求められていると思います。そのような観点から、私が今まで読んだ中で2
冊の本をお勧めしたいとおもいます。
*辺真一・武藤正敏「真っ赤な韓国 金正恩に操られる親北政権の絶望的な内幕」宝
島社
この本は、題名が少しどぎついのですが、いわゆる際物ではありません。板門店宣
言まで扱っています。長年にわたって朝鮮問題を取り組んできた薀蓄が随所にあふれ
ています。もちろん、私は、この2人の見解が全面的に正しいから推薦している訳で
はありません(「リビア方式」の分析は弱いです。出版の時期の関係でしょう)。自
分の頭で考える上で、非常に参考になることは間違いありません。
*呉善花「韓国と北朝鮮は何を狙っているのか」株式会社KADOKAWA
この本は、韓国と北朝鮮が南北連合国家を狙っていることを的確に分析していま
す。南北連合国家が反日国家・全体主義国家であることの怖さを忘れ、民族自決だか
らいいじゃないか、という論調があふれているので、ぜひお勧めしたいのです。
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以上
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