[CML 052605] テント日誌 5月12日(土) 経産省前テントひろば1807日目後 629日目
木村雅英
kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2018年 5月 14日 (月) 05:53:51 JST
(転送します)
テント日誌5月12日(土)
経産省前テントひろば1807日後
寒さで鳩も雀も羽をふくらませまん丸くなっていた 5月8日(火)
10時頃事務所に着くと、既に月曜日当番のS・Tさんがチラシの帳合いをしていました。昨日座り込みの撤収後やるつもりでいたが、他の用事で出来なかったので今日早目に来てやっていたとの事でした、本当にありがたい事です。
それともう一つ、嬉しい事に以前2度程パラソル付きチェアを贈って頂いた、西東京市のKさんより又パラソル付きチェアが届いておりました。
早速お礼の電話をしましたところ、座り込みに行く事が出来ませんが、毎日頑張っている様子をテント日誌で読んで応援をしていると、おっしゃっておらました。又ご本人は、自然破壊・とてつもない電力消費・電磁波等の問題があるリニア新幹線に長年にわたり反対運動を続えておられて、先週の相模原陥没事故はその工事の影響ではないかととても不安に感じている様子でした。
今日の座り込みは、昨日までとはうって変わって涼しいと言うより肌寒い天気、私は横着して軽装のままでしたが、偶数の火曜日に来て下さる山の愛好家のOさんがゴア―デックスの上着を貸してくださり風邪もひかず助かりました。
20数羽も来た鳩と雀も寒いらしく、すべて羽を膨らませてまん丸くなって座り込んでいました。後半には、お仕事に行く途中に八王子のKさんが寄って下さり、テントではすっかり有名になったお煎餅とハチミツ入りの黒飴を差し入れてくれまして、皆大喜び!撤収時には、冷たい雨が降って来て急いで撤退した。 (Y・R)
季節外れの寒さだが国会―霞が関周辺では幾つもの行動 5月9日(水)
きょうは福島原発事故刑事責任追及裁判、大飯原発4号機再稼働に対する国会前抗議行動、関電・東電抗議行動があり、これに加えて中国首相・韓国大統領来日に反対する右翼の街宣行動などが重なり賑やかな一日でありました。東電裁判。東京都内に住んでいる者の義務として傍聴券を求めて東京地裁に出掛けました。いつもの顔ぶれが参加していましたが土砂降りの雨と季節外れの寒さの為か何時もより少ないようであった。私は昨日に続ききょうも当たり義務を果たせた。
11時の刑事裁判併行院内集会には時間があるので地裁ロビーで寛いでいたところ、五人ほどが入ってきて電車が遅れて時間に間に合わず残念がられていた。九時までなんて福島から来る人だけでなく、都心から少し離れている人たちにはキツイ時間である。幸いにも傍聴券を管理している世話人の人と話をしていたので希望すれば午後の裁判には傍聴出来たものと思う。
併行院内集会。午前中の裁判報告の時間までは福島原発事故が起きてからの被害者の皆さんがどのように向き合われ考え行動されてきたのか、ということがよくわかるドキュメンタリーであった。ミニ上映とされていたが中身は濃いものであった。午前中の裁判報告。
12時過ぎから30分ほど報告があった。証人は規制委員会メンバーNo.2でありながら政府の再稼働有りきの方針に逆らっていたため追放された地質学者の島崎氏であった、裁判官に良く判るように教科書の地学基礎の内容を丁寧に解説して午前中の裁判は終わり午後は5時まで四時間に渡って、政府の一員として三陸沖地震の津波の長期評価をどのような経過を経て決定されたのかが明らかにされる予定ということであった。
その後、国会前では大飯原発4号機の再稼働に反対する千人委員会の抗議集会が行われているとのことだったのでそちらに参加した。平日の昼間ということもあり集まっている人は少なかった。その後東電裁判を終えた人たちが参加・発言があり盛り上がったようです。私は一通りの話を聞いたあと経産省前に向かいました。経産省方面に降りて行くと右翼の街宣車が大音響を立てていました。その理由は中国の首相と韓国の大統領が来日していることに対しての抗議行動でした。
これまで嫌中・嫌韓行動で大手を振って安倍政権に協力してきたのにそいつらを政府が招待するとはどういうことなのだ❗納得行かないぞ⁉というところでしょう。しかしトランプだけでは頼りなくて中国・韓国にお願いしないと北朝鮮との接触を一切断ってきた安倍政権としては今の政治状況に何の手立ても打ち出せないので仕方無いのです。そんなことは右翼には何の関係もないのでぶつかっているだけです。もっとぶつかって共倒れになれ‼
きょうは雨も風も強くおまけに季節外れの寒さも重なり冬支度が必要なほどで、寒い日にも拘らずレジェンド・Sさんは4時半頃来られた。程無くしていつもお世話している人たちも来られた、きょう東電抗議行動があるので何があっても来るだろうということで来られたとのこと。ズバリ的中したという訳です。お陰で暖かいスープがたべられてよかったです。元気にされていました。(保)
大雨と雷も午前中にあがり、日差しもいつもの通りに 5月10日(木)
座り込みの準備中は、大雨とかなり大きな雷が2度思わず首をすくめた(安倍政権打倒のカミナリ?)が12時30分ごろには雨も上がり、その内お日様も出て来た。今日も虎ノ門病院に通っておられるご婦人が(お連れ合いの方は原発関係のお仕事をしておられるとの事でした)雨の中で準備をしていると、お疲れ様ですとお財布を広げたが、あいにく1万札しかないので帰りに寄りますと言って、病院に行かれた。
その人は約束通りに帰りに寄って下さり、カンパをして頂きました。
又16時頃には、中年の女性が、たまにしか来られないので頑張ってくださいと言いながら、福沢諭吉をカンして頂きました、これも安倍政権の原発政策に対して雨の日も、雪の日も一日も欠かさず、抗議の座り込みを見ていての、暖かい御支援の結果と思うと自然と気合いが入って来ます。今日は、18時30分よりの国会議員会館前での抗議行動や他の集会に参加するために、定刻より若干早目に撤収を致しました。
(Y・R)
原発推進経産省の嘘と政治私物化安倍政権の嘘 5月11日(金)
好天の経産省本館前、腰痛Sさんを始め数人が元気に座込んでいる。日差しがやわらかくさわやか。と、道路対岸の財務省で大音響が聞こえてきた。麻生辞めろ!の声とともに歌も。私は、「偽装ねつ造安倍晋三」、「原発推進嘘つき柳瀬唯夫はこのビルに」、「安倍政治を終わらせよう」、「脱原発の実現を」と声を出して、最新テントニュース138号+手製チラシのセットを配布。安倍政権が見放されてきたからか、とても受取良く50セット配布。
4時には文科省前で朝鮮学校差別の抗議が始まり、テント座込みの数人が交代で参加。5時からはHさんの進行で経産省抗議開始。財務・文科・経産の三省で抗議の声が鳴り響く霞ヶ関、希望の牧場・吉沢さんの声も。
前日の柳瀬唯夫現経済産業審議官(事務方NO.2)の国会発言を糾弾、愛媛県知事が柳瀬名刺を公表し国会発言の再度の嘘も発覚。原発推進経産省の嘘と政治私物化安倍政権の嘘を早く止めねば。
SさんとHさんに椅子類撤去をお願いして、技術屋SさんとTさんとともに首相官邸「裏」へ。官邸「表」に黒塗り車多数が入って行き安倍が居る気配。官邸の「裏」から計5人で「安倍止めろ」と沢山のコールを訴え続けた。
日曜夕刻にはうちうちのBさんの偲ぶ会が、14日(月)午前には大間原発建設差し止め裁判と報告集会(参議院議員会館)がある。
(K.M)
あれが財務省と尋ね撮影を始めた御仁あり 5月12日(土)
オーストラリアの男性が足を止めてくれた。真剣にパンフレットを読んでいた。あとでUさんに聞いたら「自分の国には原発はない。エヘン」という感じで話していたという。世界原子力協会(WNA)の資料では2012年オーストラリアはウラン生産量で世界第三位、シェア12%とあるけれど、やはり自慢していいことだ。
3時を過ぎる頃に辺りはプラタナスの木陰に入った。大きな影の中で葉の隙間からこぼれる幾つもの光が明滅して白昼のプラネタリウムのようだった。光と影のざわめきと髪をゆらす風に夏の気配を感じた。
車から降りてきた男性が「あれが財務省?」と尋ねた。Iさんがあそこは国税庁などと説明するとカメラを取り出して真剣な表情で撮影を始めた。霞ヶ関も落ちぶれたものだ。安倍を中心が安倍と心中になるのか。
鯉のぼりは既になかったが流れに逆らうかのように泳ぐ姿は鮮明に覚えている。特に優雅だった財務省の鯉のぼりが伝えたかったのは「流れに抗え」。たぶんね。(O・O)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その72
板根コマツ相談役による「エネルギー基本計画」ねじ曲げを許すな!
~月刊「選択」が露わにする原子力ムラの露骨な原発推進~
木村雅英(経産省前テントひろば)
まず、月刊「選択」(5月号)の次の記事をご覧いただきたい。
<「選択」(5月号)から
コマツ・板根相談役がエネ庁に激怒「原子力から逃げるな」
経済産業省の有識者会議「エネルギー情勢懇談会」の会合で、委員の板根正弘コマツ相談役が「原子力から逃げるな」と事務局の資源エネルギー庁を叱りとばす一幕があった。この日、四月十日に示された懇談会の提言案に原発新増設が明記されなかったからだ。電力業界関係者は「怒りは無理もない」とほくそ笑んでいる。
そもそもこの懇談会は、原発推進へ舵を戻すため、原発の新増設や建て替えの必要性を明記するのが役割だった。原発推進派で委員を固めたのはそのためだ。しかしエネ庁は世間の風を読んだのか、増設を明言できなかった。「昨年八月から続けた九回の会合は時間の無駄だった」と前出関係者。
日下部聡エネ庁長官は会合後「別に逃げてない。読めば新増設が必要と分かる」といら立ちを隠さず、提言案の趣旨を推察できなかった板根氏がおかしいと言わんばかりだった。経産省と言えば、柳瀬唯夫経済産業審議官が加計学園問題で「血祭り」に。柳瀬氏は原発推進政策に強い発言力があったが、それも期待できない。経産省の迷走は、看板政策だった原発推進にも影を落とす。
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エネ庁と原子力ムラのやり口と雰囲気が良く分かる記事だが次の事実を確認しておきたい。
★板根正弘コマツ相談役は、この「エネルギー情勢懇談会」の有識者であるばかりか、「エネルギー基本計画」を策定する「(総合資源エネルギー調査会)基本政策分科会」の分科会長で、両方の会の委員を務めるただ一人の人で、今回の第五次「エネルギー基本計画」策定に絶大な影響力を持っている。
★「エネ庁が世間の風を読んだ」のは当然で、私たち経産省前テントひろばは座込みと抗議行動で、またテントやeシフト他が何度も院内集会などで、経産省に「世間の風」を送ってきた。
★最後の柳瀬唯夫についての記述も、ずっと経産省前テントひろばが訴えてきたとおりの原発推進者が10日の国会でまたまた嘘の上塗りをした。
それにしても、「エネルギー情勢懇談会」が<原発推進へ舵を戻すため、原発の新増設や建て替えの必要性を明記するのが役割だった。原発推進派で委員を固めた>ことも、「基本政策分科会」の分科会長が原発の「新増設」提言が無いから「原子力から逃げるな」と事務局をしかったことも、ひどい。と同時に、原子力ムラの焦りが良く分かる。
5月16日(水)には、「基本政策分科会」が開催され、いよいよ「エネルギー基本計画(案)」が提案される。経産省・資源エネルギー庁を監視・抗議し続け、できればこの「基本政策分科会」を傍聴しよう。
総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第27回会合) -開催通知
日時:2018年5月16日(水) 13時00分~15時00分
場所:経済産業省本館17階 第1~3共用会議室
議題:1.エネルギー基本計画(案)について
傍聴申込:5月14日(月)正午まで
https://wwws.meti.go.jp/interface/honsho/committee/index.cgi/committee/18629
5月14日(月)10時30~ 大間原発NO!差し止め裁判
第16回口頭弁論 東京地裁103号法廷(10時までに傍聴整理券配布)
裁判報告集会 参議院議員会館 開会:11時
5月18日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動 18時~(首都圏反原連)
「とめよう東海第二原発!首都圏連絡会」
結成集会開催 5月21日(土) 17時より記者会見、18時結成集会
参議院議員会館 問い合わせ先 070-6650-5549
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