[CML 052526] 辺野古とパレスチナ
OHTA, Mitsumasa
otasa at nifty.com
2018年 5月 6日 (日) 12:20:14 JST
私も最初の2日間だけでしたが、#辺野古ゲート前500人行動(4月23〜28日)に参加してきました。その辺野古で、辺野古の闘いはパレスチナなどの闘いと同じだとの発言を米国のベテランズ・フォー・ピース(VFP、平和を求める退役軍人の会)メンバーから聞けたのは感激でした。
全人民の平和的生存権などの理念を全力で達成すると誓った国際人権運動宣言書としての日本国憲法。この実践としてのパレスチナ解放運動などに日本が大きく貢献すれば、憲法の国際的評価と改憲阻止にもつながります。
辺野古ゲート前500人行動1日目(2018年4月23日):辺野古とパレスチナ
https://www.youtube.com/watch?v=M5vXsSJCFX0
そう思っていたら、パレスチナ解放の非暴力抵抗運動に従事していた清末愛砂さんも、#辺野古ゲート前500人行動に参加していたことを知りました。彼女の#0503憲法集会での発言をぜひ聞いてください。
yama3goさんのツイート: "憲法集会 5月3日 東京臨海広域防災公園。清末愛砂さん(室蘭工業大学准教授) 4/23-4/28 沖縄・辺野古ゲート前 500人結集に参加したスピーチを特に聞いてほしい。
https://twitter.com/yamada3da/status/992744534705487872
2018.05.03「…5.3憲法集会…」: 清末愛砂さん (室蘭工業大学准教授)【6/28】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=ytuObloZ81Y
【発言要旨】軍事力に依拠した安全保障政策が人々の尊厳を奪う一方で、非暴力平和主義が机上の空論ではなく本当の平和をもたらす現実的な手段であることを確認したいと思い、自民党改憲4項目の問題点の提示ではなく、戦争・抵抗運動の現場から見える改憲問題について話すことにした。4.27南北朝鮮首脳会談の板門店宣言では今年中に朝鮮戦争の1953年休戦協定を平和協定に転換することが謳われた。東アジアでの現実的な平和構築の歴史が大きく動いたこの歴史的な日、辺野古での出来事は南北会談とはあまりに対極的なものだった。4月23日から始まった辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動の終盤、機動隊はキャンプシュワブゲート前で辺野古新基地の建設を阻止するために座り込んだ民衆をごぼう抜きして、柵や機動隊車両などで囲んで拘束。これは憲法上認められない自由の制限であり、表現の自由を侵害する行為である。辺野古座り込みに参加したのは、平和主義・平和的生存権を含む憲法が踏みにじられている沖縄で抗議の意思を示し、沖縄の民衆の尊厳を奪い返す活動に参加すべきと思ったから。座り込みの最中、機動隊からごぼう抜きされている最中、イスラエルによる占領に非暴力で抵抗しながらイスラエル軍に弾圧・殺害されるパレスチナ人の姿が何度も何度も蘇り、基地建設に抗する沖縄の民衆と重なった。若いイスラエル兵と若い機動隊員が弾圧者として重なる。機動隊でなく軍事組織による弾圧ならさらにむごい惨状が繰り広げられる。自衛隊は治安出動(「公共の秩序の維持」)によって民衆に銃を向ける可能性がある。改憲は自衛隊の世界での軍事活動と抵抗者への弾圧を躊躇無く行うことができるようにするもの。パレスチナ人をテロリストと呼んで自衛や国防の名の下で正当化される軍事攻撃を受けていた自分は、その軍事攻撃の醜さを自分の身で学んだ。人間としての尊厳を握りつぶそうとする。尊厳=「非暴力による平和を生み出す力」が奪われそうになると、抵抗する。状況が抵抗者を生む。パレスチナや辺野古の非暴力抵抗の実践のように。4.27首脳会談によって、非暴力対話が現実的な平和をもたらす強力な手段であることを再び学んだ。軍隊は民衆を守らず、軍事力に依拠する安全保障は生命を危険にさらすことを体全体で学んだ。抵抗が求められる世界には住みたくない。そのためには改憲阻止だけでなく、非暴力という現実的手段で日本国憲法の平和主義が平等に適用される社会を作る努力をすることが一人ひとりに強く求められる。
以下、自他が辺野古で撮った動画をご紹介します。
辺野古ゲート前500人行動2日目(2018年4月24日):カマボコ監獄の中から平和的生存権を機動隊に訴える
https://www.youtube.com/watch?v=CYmvAYWIDhc
辺野古ゲート前500人行動2日目(2018年4月24日):機動隊による暴力的なごぼう抜き
https://www.youtube.com/watch?v=Ju21YnXkdeA
辺野古ゲート前500人行動2日目(2018年4月24日):路上カマボコ監獄からエンジン切れコール
https://www.youtube.com/watch?v=dhNx5XhEvQo
辺野古ゲート前500人行動1日目(2018年4月23日):宮古島で進む基地建設
https://www.youtube.com/watch?v=ej3-6AdTgec
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんの訴え「宮古島は軍事要塞、あらゆる兵器の展示場・実験場にされようとしている。宮古・先島が犠牲になる戦争の準備が進む。レーダー基地が強化され、電磁波は測定器が振り切れるほど。ミサイル7基、800名のミサイル部隊が配備されようとしている。その隊舎が建設されるゲート前で2017年11月6日から毎日、最小1人でスタンディングを継続。離島が無関心によってミサイル列島にされようとしている。違法工事を訴えても、地元メディアが取材に来ない。ゲート前でテント記者会見を開いたが、琉球新報も沖縄タイムスも写真なしで小さな扱い。辺野古の基地建設と同義の問題であると見なさないなら不見識、見なしているなら差別である。皆さんの力を宮古島に結集を。」
4月24日の辺野古、辺野古ゲート前連続6日間「500人結集」行動。
https://youtu.be/4hwdWJ8g-9M?t=4m30s
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんの訴え「君ら(機動隊員)も宮古の話を聞けよ!人口5万2000人の宮古に800名の陸自ミサイル部隊(家族含めて数千名)が来ようとしている。弾薬庫は部落から200メートルの所に建設計画。陸自射撃訓練場のそばに海保の射撃場の建設計画。港が整備され空母が来るかもしれない。千代田ゴルフ場にはオスプレイ配備の予定。下島空港にF35B爆撃戦闘機の訓練計画。奄美・宮古・石垣がミサイル列島化されようとしている中、司令部が宮古の地下に計画。水陸機動団の訓練計画。宮古島はどういう島になるのか。戦時中は日本軍3万名が駐屯、従軍慰安所は判明分で17カ所。空自レーダー基地と新陸自基地の数百メート内に59軒の野原集落。どうやって暮らすのか。現実を来て見てほしい。2017年11月6日からゲート前で最小2名でスタンディング。機動隊も防衛局も常駐していない。数十名で工事を止められる。警察が来るのに3時間かかる。辺野古新基地建設と離島ミサイル列島化は一体、どちらも止める必要がある。タンディカタンディー(ありがとう)。」
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宮古でも辺野古でも長い間にわたり大行動が取り組まれていますが、それこそパレスチナでも難民帰還権を訴える平和的抗議活動の #GreatReturnMarch(大帰還行進)が虐殺を受けながら進行中です。
そんな中、ここ日本からパレスチナ解放に貢献できる取り組みが署名運動です。子どもの権利条約に違反してイスラエル軍に拘禁されているパレスチナ人児童は300人以上います。既にお知らせしている下記署名、よろしくお願いします。広めてください。
子どもの権利条約違反!アヘド・タミミらパレスチナ人児童の軍事拘禁を止めさせる署名
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/free_ahed_global_loc/
#FreeAhedTamimi
アヘド・タミミらの拘束の背景:
平和への結集第2ブログ: Fwd: イスラエル軍によるパレスチナ人児童の拘禁が急増:アヘド・タミミらの解放を求める国際署名運動のお知らせと署名のお願い
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/456452408.html
太田光征
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