[CML 053018] 育鵬社教科書問題等「フジ・メディア・HD 第77回株主総会」報告

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2018年 6月 29日 (金) 11:22:29 JST


皆さま
 こんにちは。増田です。これはBCCでお知らせしています。重複・超長文、ご容赦を!
 
 27日、件名総会に出席しました。今回も前もって質問状を提出していました。でも、スクリーン上に大写しにして行う会社側の説明の最後に「株主様のご質問に対して」というものがあるのですが、全く取り上げていませんでした。うち続くフジテレビ…フジ・メディア・HDの中核会社…の有名な(悪名高い!?)誤報問題なんかは指摘される前に一言お詫びくらいあってもいいですよね。
 
 27年間だか続いたフジの独裁者・日枝久氏の取締役相談役に退任後…と言って会長以下、みんな日枝氏の秘書出身等の子飼いなので「日枝院政は続いている」とか…最初の総会ですが、今までに比べ、出席者がとても減っていました。私はいつも通り10分前に会場に入ったのですが、なんと一番前の真ん中の席がいくつも空いているのです。こんなことは今まで一度もありませんでした。おかげで、役員たちの表情もつぶさに見え、質問もいの一番に指名されました! 
 
会場でのQ&A(脳内記憶なのでピッタリ正確ではないかもしれませんが)を以下にご紹介します。
 
Q1:フジ・メディア・HDの子会社である扶桑社の子会社・育鵬社については中学校歴史及び公民教科書の出版において、採択活動の失敗により毎年度に多額の赤字を計上し続け、今後も大幅な黒字化の見通しが得られるとは思われない状況にあり、扶桑社が本当に「増収増益」であったとしても、かなり足を引っ張っているはずです。事実、育鵬社については、同社のHPに第11期の決算公告が掲載され、2018年3月末時点での「貸借対照表の要旨」のみが明らかにされていますが、利益剰余金は2億1368万円の赤字となっています。
 
”涎社、及び、その子会社・育鵬社の詳細な業績の開示を求めます。とくに、教科書事業の売上げ、営業損益、最終損益について詳細に説明いただきたい。
 ②累積する教科書出版の赤字によって「出す」と言っていた道徳教科書も発行することできなかった現状では潔く教科書出版から撤退することで経営の健全化を図り、株主の利益を守るべきではないか。
 
A:2億1368万円の赤字は育鵬社を立ち上げた時の負債が残っているためで、教科書出版については2013年度から黒字になっている。「育鵬社の詳細な業績」などについては公表するような定めはありません。定められた決算短信等は適切に開示しています。
 
Q2:フジテレビにおける誤報問題については昨年の総会でも問題だとして質問しましたが、総会一か月後の「とくダネ!」において、一般男性を無関係であるのに容疑者として放送し、その一か月後には、放送した時点では書類送検されていなかった京都府議会議員について「書類送検された」と誤った情報を放送し、当然、放送倫理検証委員会(BPO)から「放送倫理違反があった」と判断されました。さらに同番組は、お元気な三浦雄一郎さんの写真の字幕スーパーで「故・三浦雄一郎さん」と勝手に亡き者にするなど、信じられない誤報を連発しています。
 
 「とんねるずの30周年記念SP」では「性同性愛者を嘲笑すると誤解されかねない表現」をしてお詫びに追い込まれ、最近では日大の悪質タックル問題で関西学院大学は「関学大」と略称されているのに関西大学の略称「関学」と誤報し、巷では「また、フジがやらかした」と嘲笑されています。
 
 本来ならジャーナリズムには有り得ない大失態が出来したのか原因について、どのように分析しているか、その後、どのような研修を行ったのか説明を。
 
A:皆様にご心配おかけしたことは申し訳なく、その後、BPOから講師を呼んで研修を行いました。
 
Q3: 産経新聞の誤報問題について。産経新聞は、当社が約40%の株式を保有しており、実質的に当社の子会社と言ってよく、この新聞について当社は大きな社会的責任を負っています。しかも、当社の日枝久取締役相談役及び当社の前社長・太田英昭氏がともに産経新聞社の取締役相談役となっており、当社の嘉納会長は産経新聞社の監査役を務めていて、資本、人事の両面で、当社は産経新聞社を支配下に置いており、有形無形の様々な資金援助も行われているのが実情です。
 
 この産経新聞の報道姿勢について、フジテレビ同様の酷い誤報が多いことについても去年の総会において質問しましたが「産経新聞は持ち分法適用会社であって、本総会とは無関係なので応える立場にありません」という無責任極まりない回答でした。
 
 しかし、産経新聞は去年の総会以後も酷い誤報を続けています。特に酷すぎたのは咋年12月に沖縄県内で起きた交通事故で、「米兵が日本人を救出した」と、全くのねつ造記事を出し、自分たちがねつ造した記事を事実として沖縄タイムスと琉球新報を誹謗中傷し、結局は謝罪する羽目に陥りました。それも2か月も経ってからです。
 
今、巷では「産経新聞は日付以外はフェイクと思え」と言われており、報道機関として全く信用が無く、販売部数も減る一方で、育鵬社同様、巨額の赤字経営に陥っているのではないかという強い疑念が持たれています。
 
 「事業報告」P30には「持ち株法適用会社では、フジテレビ系列11社などが持分法による投資利益に貢献しました。」と記載があり、持ち株法適用会社は「本総会とは無関係なので応える立場にありません」などと言える立場には無いはずです。
 
 この記載に産経新聞が挙げられていないのは「持分法による投資利益に貢献」どころか、投資減益に貢献しているからではないのか、明確に答えてほしい。
 
A: 産経新聞の経営状況については8億円の赤字となており、皆様にご心配をおかけしていますが、○○、○○、○○等…早口なのと、内容的に私の経験値の中に無い言葉だったので記憶できませんでした…いろいろと対策をとっております。
 
 また、記事の内容につきましては独立会社でありますので、編集方針などには当社は口を出せません。
 
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今年の株主総会では、一応…中身は無いですが…私の質問に大体は答えたので、ちょっと、ビックリ(笑)…本当は、これ当たり前なんですけど、今までが酷すぎたので…
 
 ただ、「育鵬社教科書の販売が黒字だ」というのはホントかいな? と疑問です。席から「じゃあ、どうして道徳の教科書を出版しなかったんですか? 黒字なら出したらいいじゃないですか?」と発言しましたが、無視されました。
 
ま たフジテレビの呆れた誤報について原因については全く触れませんでしたので、席から「原因は何だと分析しているんですか?」と発言しましたが、これも無視。でも、原因を明らかにしなきゃ、いくらBPOから講師を呼んで話を聞いたところで、また、繰り返すでしょうね…

「産経新聞の編集方針に口は出せない」なんて言うのも無責任過ぎ…大株主として、なんでこんな酷いねつ造記事を作り上げて沖縄2紙に対する誹謗中傷をしたのか、徹底的に膿を出すよう要求するのは当然の社会的責任でしょうに…
 
 可笑しかったのは、私が質問全部を終えて席に着いてから、議長の嘉納修治会長が「あのぉ、株主様、質問は2問にしていただき、時間の関係もありますので、その辺で質問はおやめください」とかいう発言をしたことです。

 はぁ?…「私はもう質問を終わりましたよ」と席から発言しましたが、これは議長の後ろ幕のところから黒子の社員が時々、メモを持ってきて出てきて渡すので、それを何も考えず読み上げたのでしょうね(笑)。
 
 その他、印象に残ったのはカジノで質問が出た時、遠藤龍之介取締役(遠藤周作の息子)が「3つ作るという場所の1つに是非お台場を入れてもらうよう引き続き頑張ります」と実に嬉しそうに笑いながら答えたことです。「賭博が合法となって儲かるぞっ」ってことが、そんなに喜ばしいか?
 
 日枝代表はアベ首相と何度も会食してますが、これからも続きますね…
 
 

    


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