[CML 052935] IK改憲重要情報(245)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 6月 18日 (月) 16:41:57 JST
IK改憲重要情報(245)[2018年6月18日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください)
激動するアジア
[アメリカと台湾]
トランプ米大統領が就任前夜に蔡英文台湾総統と電話会談を行って世界の人々に
「ショック」を与えたことは、まだ記憶に新しい出来事ですが、台湾をめぐって新し
い動きが始まっています。新たに始まった米中全面対決の動きの一環です。
6月12日(!)に、アメリカの台湾における窓口機関である、米国在台湾協会の台
北事務所の落成式が行われました。一時期、ボルトンが落成式に出席するとか、新事
務所の護衛は米海兵隊が行うなどの噂も飛び交いました。
米国在台湾協会については、以下のウィキペディアの記事を見てください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%9C%A8%E5%8F%B0%E6%B9%BE%
E5%8D%94%E4%BC%9A
新庁舎の落成式については、以下の日経の記事を見てください。
https://wwww.nikkei.com/article/DGXMZO31660100S8A610C1FF1000/
もう一つの出来事は、アメリカで台湾旅行法が成立し、米国と台湾との間で閣僚に
よる相互訪問が促進されることになったことです。
https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00e/030/288000c
日本でも、1970年代の日中関係改善の動きには「バスに乗り遅れるな」という拙速
があったのではないか、台湾を切り捨てたのはまずかったのではないか、という声が
上がり始めました。「台湾関係法」のような法の制定を求める声もあります。私は、
法の内容にもよりますが、新しい日台関係の創造を考える時期が来ていると思いま
す。
[日本とベトナム、マレーシア]
日本もアジア外交を積極化しています。
6月10日には、訪日しているベトナムのゴ・スアン・リック国防相と安倍総理大臣
の会談が行われました。
日本国内では、あまり注目されなかったようですが(日本のマスコミの国際情勢に
ついての鈍感さ!)、韓国の中央日報が本質を突いたニュースを報道しています。
http://japanese.joins.com/article/925/241925.html?servcode=A00§code=A00&
cloc=jp|main|top_news
安倍首相は、6月12日、マレーシアのマハティール首相と会談し「教育や人材育成の
面で交流を強化し、南シナ海などの海洋安全保障の分野でも連携を確認しました。マ
レーシアの政権交代の結果が見事に反映しています。
https://www.asahi.com/articles/ASL6D3C1VL6DUTFK003.html
台湾についての2冊の本
私たちの世代の多くは、アジア太平洋戦争についての「贖罪意識」もあって、
中華人民共和国に多大な期待をし、幻想に酔い、幻想をまき散らし、台湾については
「右翼の国」と見てきました。誠に恥ずかしいことでした。
台湾についてもう一度勉強する必要を感じています。
とりあえず、2冊の本を推薦させていただきます。
*加瀬英明『日本と台湾 なぜ、両国は運命共同体なのか』(祥伝社新書)
加瀬氏の薀蓄が凝縮されています。台湾についての基本的知識が、身につきます。
*蔡焜燦『台湾人と日本精神 日本人よ胸を張りなさい』(小学館)
筆者は「愛日家」の台湾人で、昨年
亡くなりました。この本を読めば、戦前の日本の台湾統治の素晴らしさや、台湾の
「愛日家」の熱い思いが伝わります。
_______________
以上
CML メーリングリストの案内