[CML 052880] IK改憲重要情報(242)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 6月 13日 (水) 13:49:29 JST
IK改憲重要情報(242)[2018年6月13日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください)
(米朝首脳会談の結果について、二言発言させていただきます。私は闘病中のため、
ピンボケ発言だったらお許しください。)
歴史を学ばなかったトランプ、歴史を
学んで成功した金正恩
米朝共同声明を読みました。恐れていた結果になり、唖然としています。
トランプは、金正恩を罠にはめたと思っているでしょう。しかし、罠にはめたと
思っている人間が相手に逆にはめられる、ということは世の中でよくあることです。
1971年にキッシンジャーが北京を訪問し、米中の歴史的な扉が開かれ、キッシン
ジャーは外交の天才ともてはやされました。しかし、今日では、この米中交渉が、実
は毛沢東に主導されたものであることが明らかになっています。
今回も、多くの人の警告を無視して「ディールの達人」が罠にはめられたのです。
北朝鮮は過去に何回も「非核化」の約束をし、そして、それを踏みにじってきまし
た。これは、北朝鮮外交の偉大な勝利なのです。おそるべき北朝鮮の交渉力です。古
川勝久は、北朝鮮は対外交渉にあたって数十人が専従でシュミレーションをおこなっ
ている、と報じています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55097
日本の民衆運動のリーダーと構成員は深刻に反省・自己批判すべきである
私は、日本民族は大好きですし、その一員であることに誇りをもっています。しか
し、この日本民族には、いくつかの重大な欠陥があります。
対外的な出来事に無関心、あるいは勝手な思い込みをする癖です。端的に言えば
「国際情勢音痴」です。この弱点のために、アジア太平洋戦争では、ヒトラーと組ん
でしまったのです。
もう一つの重大な弱点は、物事をすぐ人間関係に還元して判断する癖です。そのた
めに「空気」が読めるかどうかを異常に気にする民族になってしまいました。
今日、この二つの弱点を「立派に」受け継いだのが日本の民衆運動です。
昨年以来の北朝鮮問題のために日本の民衆運動は何をしたのですか、同胞である拉
致被害者奪還のために何をしたのですか。
責任は民衆運動のリーダーだけではありません。構成員にも責任があるのです。
封建時代にも、殿様が極端にひどいことをすれば、「殿、御乱心」と家来がいさめ
る習慣があったと言われています。しかし、現在は、団体内の構成員は、リーダーが
おかしくても見て見ぬふりです。団体内の民主主義は、江戸時代より低下したので
しょうか。
以上
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