[CML 052856] 日米の戦争挑発を許さない!朝鮮半島に平和と統一を!6・24集会
吉田 宗弘
mnhryoshi at yahoo.co.jp
2018年 6月 10日 (日) 15:41:31 JST
反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
下記の集会を行いますので、多くの参加を呼びかけます。
■日米の戦争挑発を許さない!
朝鮮半島に平和と統一を!6・24集会
◇日時 6月24日(日)13時30分~16時30分
集会後 デモ
◇場所 エルおおさか南館
(大阪地下鉄谷町線「天満」下車 徒歩7分)
◇講演 米朝首脳会談と日本と私たち(仮)
◇講師 森 正孝さん(「侵略」上映委員会)
◇参加費(資料代含む) 1000円(経済的に厳しい方は受付まで)
◇主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
6月12日、シンガポールで米朝首脳会談が行われる。戦争の危機を何回も繰り返しながら停戦が65年続いた朝鮮戦争(1950-53年)を終結し、朝鮮半島の平和と統一の未来に進むのか、再び戦争の暗雲の中に戻るのか。朝鮮半島、東アジア、世界にとっていま、歴史的な転換を迎えている。米朝首脳会談に備えて南北朝鮮の首脳会談が2回、中国と朝鮮民主主義人民共和国(以下、「共和国」)の首脳会談が2回、米韓首脳会談、日米首脳会談などが矢継ぎ早に行われている。
●朝鮮半島の平和と統一 南北朝鮮人民の「一途な願い」
この一連の動きの根底には南北朝鮮人民の歴史的な「一途(いちず)な願い」「これ以上先送りできない時代の切迫した要求」がある。4月27日の文在寅(ムンジェイン)韓国大統領と「共和国」金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長によって出された「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」がそれを示している。概略、次の内容だ。
両首脳は、朝鮮半島にこれ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万韓国民族と全世界に厳粛に宣言した。
両首脳は冷戦の産物である長年の分断と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新しい時代を果敢に開く。
1 韓国と北朝鮮は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げ、断絶した民族の血脈をつなぎ共同繁栄と自主統一の未来を繰り上げる。
2 南と北は、朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、確固たる平和体制を樹立する。これ以上先送りできない。
(1)南と北は、いかなる形の武力も互いに使用しない。不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していく。
(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されることによって、段階的に軍縮を実現していく。
(3)南と北は、停戦協定締結65年になる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築に向けた南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していく。
(4)南と北は、完全なる非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。
●「共和国」人民、核の恐怖の65年
米国大統領トランプの「共和国」に対する要求は、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」である。米国は自己の世界支配にとって核独占が不可欠で、米国に楯突き、あまつさえ核・ミサイルの開発・保有するなど、断じて許せないというわけだ。核帝国主義の論理である。決して平和の論理ではない。
米国にとって「共和国」の〈核の脅威〉はここ20数年の問題だが、「共和国」はこれまで70年近く、米国の核の脅威に向き合ってきた。「共和国」ほど長く、このような状況で過ごしてきた国はない。朝鮮戦争の際には、「共和国」は核による全滅に直面し、辛うじて免れた。マッカーサー元帥、かれの後継・最高司令官リッジウェイ元帥、トルーマン、アイゼンハワー両大統領、統合参謀本部のだれもが、一度やそこら、「共和国」に対する核兵器使用に賛成し、あるいは言及している。休戦のわずか4年後、米国は休戦協定に違反して核砲弾、核地雷、核ミサイルを韓国に導入。韓国政府の主張を容れて撤去するまでの35年間、核を持たない「共和国」を威圧しつづけたのである。「共和国」にしてみれば
、自国を仮想敵とした核攻撃の演習が続いているのだ。
03年3月、米国はイラン、「共和国」と並んで〈悪の枢軸〉と規定したイラクに戦争を仕掛けた。「共和国」は「次は自分たちの番だ」と考えたのは当然だし、事実、第2次朝鮮戦争の危機は一気に増大した。「共和国」は生き残りのために、一方で朝鮮半島非核化の交渉を、他方で核開発を進めたのである。
03年8月、南北朝鮮、米国、中国、ロシア、日本の6者会合が始まり、05年9月、朝鮮半島の非核化が合意。「共和国」申告のプルトニウムや施設の破棄と、米国の核の脅威の除去(米国の核兵器の韓国搬入・配備・撤収の確認、再搬入や通過の査察検証など)の同時遂行による全朝鮮半島の非核化であった。しかし、米・日・韓は「共和国」の「先核放棄」にこだわり、非核化合意を破綻させたのである。
そして、現在である。一方的な「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」論は以前の「共和国先核放棄」論と同じであり、繰り返されてはならない。
●南北朝鮮人民、在日朝鮮人との連帯こそ歴史的な道義
朝鮮半島の非核化は、なによりも朝鮮人民を軍事的緊張に叩き込んでいる米国および米韓日の戦争態勢・軍事行動の中止と一体でなければならない。朝鮮の分断と朝鮮戦争に加担してきた日本は、侵略・戦争・植民地支配50年の反省をも踏まえて、米日韓軍事(戦争)態勢をやめなければならない。私たち日本の民衆は、米日政府の戦争挑発を許さず、南北朝鮮人民に連帯しよう。
参戦と天皇制に反対する連続行動
大阪市淀川区十三東3-16-12
Tel/Fax 06 (6303) 0449
*6・24集会に賛同を。
賛同費は個人・団体とも1000円 「6・24」集会と明記を
郵便振込 00900-8-168991
口座名称 反戦反天皇制労働者ネットワーク
(2018/06/08)
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