[CML 052799] 村は「核のゴミ」捨て場になった

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2018年 6月 4日 (月) 00:14:59 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 再放送です。

 青森県下北半島にある六ヶ所村には巨大な核燃料再処理工場があります。原子
力発電所から取り出された使用済み核燃料を再処理して、プルトニウムと高レベ
ル放射性廃棄物「核のゴミ」を取り出すために建設されました。原発とプルトニ
ウムで発電する高速増殖炉『もんじゅ』を繋ぐ「核燃料サイクル」の重要な拠点
になるはずでした。理論上は無限に増やすことができるプルトニウムを使うこと
で、日本のエネルギー自給を達成する夢の施設になるはずでした。

 しかし今、六ヶ所村の核燃料処理工場は「核のゴミ」の最終処分場になろうと
しています。
 1994年、政府と青森県は「青森県は高レベル放射性廃棄物の最終処分場にはし
ない」という協定を結びました。その約束は破られました。最終処分場が決まら
ないからです。そのため全国から六ヶ所村へ使用済み核燃料が運ばれて貯蔵され
ています。貯まる一方です。

 核燃料処理工場建設をめぐって六ヶ所村の村民は二分されました。流血の衝突
まで起きました。その亀裂は収まるどころか、福島第一原発事故によってさらに
深まりました。

 その核燃料処理工場を莫大な税金を投入して建設した政府は

「将来、誰かが解決してくれるだろう」

と次世代へツケを回しています。

 無責任な政府によって翻弄された六ヶ所村の半世紀をETV特集が放送します。

 「“核のごみ”に揺れる村〜苦悩と選択 半世紀の記録〜」
 http://www4.nhk.or.jp/etv21c/2/
 放送日:6月7日
 放送時間:午前0時〜午前1時
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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