[CML 052798] IK改憲重要情報(241)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 6月 3日 (日) 16:50:34 JST
IK改憲重要情報(241)[2018年6月3日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください)
6月12日の米朝首脳会談について
皆様ご存知のように、6月12日にシンガポールで米朝首脳会談が行われることにな
りました。
それにしても、トランプ米大統領は、なぜ米朝首脳会談の開催を決断したのでしょ
うか。
ポンぺオ国務長官と金英哲労働党副委員長の会談についても、トランプ大統領と金
英哲労働党副委員長の会談についても、大きな進展があった、と言われながら、その
中身は一向に明らかにされていません。
また、金正恩からトランプにあてられた親書も「すばらしいものだった」と言われ
ながらも、その中身は一切明らかにされていません。
これまでの予備折衝で「両者の溝は大きい」と言われていた事実と前記の事実をあ
わせて考えれば、予備折衝で大きな進展はなかった、にもかかわらず、トランプ大統
領は米朝首脳会談の開催の決断をした、と考えざるを得ないのです。
これは、予備折衝である程度の進展がなければならない、と言ってきたことを自ら
投げ捨てたことを意味します。
それは、なぜでしょうか。
今後、交渉の裏話が出てくると思いますが、今の時点では、トランプ大統領は、自
分にもっと脚光を浴びたい、それにより、秋の中間選挙で有利に立ちたい、という動
機から決断したと考えざるをえません。朝日新聞が、「完全な非核化」より
「開催」優先、と言っている通りだと思います。
https://digital.asahi.com/articles/ASL623T4PL62UHB1015.html?rm=741
そうだとすると、非核化交渉の前途は厳しいものになる可能性が大だと思います。
もっとも、トランプも首脳会談が1回で終わらないとか、マティス国防長官も
非核化交渉が容易でない、と言明していますが、その言明の意図は、素直に受け取れ
ません。
http://www.sankei.com/world/news/180603/wor1806030021-n1.html
トランプ・金英哲会談では、拉致問題がとりあげられなかったそうです。トランプ
は交渉上手と言われますが、実はそそっかしくて、頭の回転が鈍いことがあるので6
月12日も心配です。
また、トランプは、北朝鮮に対する経済援助は日中韓の問題だ、と言ったことが伝
えられています。安倍総理は、アメリカと北朝鮮が合意しても、日本が自動的に金を
出すわけではない、とはっきりと言明すべきです。
外国人の「単純労働者」受け入れ問題
政府は外国人労働者と移民は異なる、日本は単純労働者を受け入れない、と言って
きましたが、遂に単純労働者受け入れへ方針「転換」するようです。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/021900010/053100068/
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/021900010/022200062/
外国人の労働者受け入れ・移民問題については、私は、この10年間ぐらい、これ以
上の受け入れや移民については反対すべきだと訴えてきました。しかし、そんな私に
「右翼だ」というレッテルをはって、外国人労働者や移民問題については結局、何も
しないという人が多かったと思います。(この約10年間、日本の社会でレッテルを
張って相手を非難する風潮が強まりましたが、それは結局、問題解決につながらない
だけでなく、レッテルを張る人の頭脳の劣化と、そんな風潮に嫌気をさす人の増大、
社会の理性的水準のダウンをもたらしただけだと思います。後世の歴史学者の絶好の
テーマになることでしょう。)
ヨーロッパの社会の深刻な状況を見てください。右翼だ、左翼だ、というレッテル
を張らないで、この問題を真剣に考えてください。
以上
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