[CML 052780] 6歳児ムーニーと母...貧困の「フロリダ・プロジェクト」真夏の魔法?
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2018年 6月 1日 (金) 21:29:59 JST
映画「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 」 <http://floridaproject.net/>
6歳の少女ムーニー。シングルマザーのヘイリーと安モーテルに住んでいる。ウオルト・ディズニーが作った街、の近くの貧民タウン。
きらびやかな街、エコロジー最先端の街(矛盾してるね、米国ならでは?)とは全然ちがう安モーテル。なのに「マジック・キャッスル」というふざけた名前がついてる。どこが魔法の城かよ。けっ!
*ホームレスではないというだけで「見えない貧困」*なんだよね。母は香水を売っても駄目、すぐにキレるわ、売春するわ、無銭飲食するわ。さいあく状態。
そんななかでも、子どもたちは遊びを見つけて探検だ。智恵を絞って小銭を手に入れ、アイスクリームを三人で分けると。
しがないモーテル管理人のウイリアム・デフォー <https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィレム・デフォー>
が良い味をだしている。空き家まで燃やしちゃう怪物いたずらっ子と非常識母を、さりげなく見守る。
さあ大変。州の児童福祉局がムーニーを保護にきた。あたりまえだよなあ。母は怒りまくり、ムーニーは逃げ出す。そして、その先は?
題名の「フロリダ・プロジェクト」とは、60年代からのウォルト・ディズニーによるフロリダでのテーマパーク開発計画
<https://www2.panasonic.biz/es/solution/fujisawa/ecotown/florida.html>
を指す。かたや「プロジェクト」は、低所得者のための公営住宅をも意味するそうだ。邦題の魔法は、なんとも意味不明なのだが。
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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