[CML 053242] IK改憲重要情報(262)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 7月 25日 (水) 17:49:12 JST
IK改憲重要情報(262)[2018年7月25日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください。)
アメリカでの動き
アメリカのサイト「38ノース」が、北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)にあるミサイ
ル基地の解体が始まったという動きを伝えています。しかし、新しいミサイル基地建
設の動きもありますから「北朝鮮の核・ミサイル開発の動きは、全体として今までど
おり」(NHK「国際報道」)ということでしょう。
http://www.sankei.com/world/news/180724/wor1807240005-n1.html
ポンぺオ米国務長官は、専門家による検証を要求しています。当然の要求ですが、
検証を含めて、アメリカがどういうスケジュールで何を北朝鮮に要求しているのか
が、世界の民衆の前に明らかにされていないのは誠に残念です。
http://www.sankei.com/world/news/180725/wor1807250012-n1.html
トランプ大統領は、北朝鮮人権法を2022年まで延長する法案に署名し、成立させま
した。
私見では、北朝鮮は「人権抑圧国家」「収容所国家」(強制収容所に入れられてい
る政治犯は20万人〜30万人といわれる)「アウシュビッツ国家」だ(拉致問題もその
一環だ)、したがって、そんな国家が核やミサイルを持つことは危険極まりなく許さ
れない、というキャンペーンを世界的に展開しなければいけないのではないか、これ
までのように、核の問題だけのキャンペーンでは不十分ではないか、と思うのです。
だから、北朝鮮人権法は重要なのです。日本国内でも同様の法案が必要なのではな
いでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180721-00090211/
拉致被害者家族の奮闘
酷暑の中を、拉致問題解決のために被害者の家族の方々が奮闘されています。本当
にご苦労様です。
http://www.sankei.com/world/news/180723/wor1807230004-n1.html
私が今まで言ってきたことを、再度繰り返します。
なぜ、日本の民衆運動は、拉致問題を取り組まないのか。
これについて、明確な回答を私に言った人は一人もいません。
民衆運動が拉致問題を取り組まなければ、日本の民衆運動は、民衆の利益を守る運
動ではなく、特定のイデオロギーを守る運動、特定の団体や党派の利益を守るセクト
的運動、特定の指導者のメンツを守る運動、民衆運動の指導者が間違っていても民衆
運動の構成員が羊のように従順についていく運動、
口では平和とか自由というが実際はカッコをつけるだけの偽善者の集まり、と歴史に
刻まれることになるでしょう。
韓国の文政権の経済政策で混乱
韓国の労働者の最低賃金が2年連続で10%以上、上昇することが決まりました。
一見、喜ばしいニュースのようですが、しかし、私は、文政権が、落とし穴に落ち
た、ような気がしてなりません。
左翼の政策でよく最低賃金のアップが謳われるのですが、最低賃金のアップの是非
は、経済全体との関連を抜きにしては論じられないのです。経済全体との関連を抜き
にして、最低賃金のアップという労働者受けのいいスローガンに目を奪われると、経
済全体のしっぺ返しを食うことがよくあるのです。
韓国の労働運動は威勢がいいだけに心配です。韓国の労働運動の指導者や左翼の指
導者は、歴史の教訓を学ばないで「左」へ「左」へ暴走しているように思います。
http://www.sankei.com/world/news/180722/wor1807220002-n1.html
AIと戦争
今、世の中は、AIの嵐が吹いていると言ってもおかしくない状況ですが、AIと
戦争というテーマは、日本の民衆運動では、まだ本格的に論じられていません。
これは、まずいと思います。
今、イスラエルとシリアの間で一触即発の状況が展開していますが、そこでは、も
う無人機が実戦に使用されています。以下のニュースを読んで見てください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180724/k10011547391000.html
米軍全体で使っている無人機が7000機、中国人民解放軍は1300機だそうです(後掲
の兵頭氏の著書による。日本の自衛隊の保有機数を検索しましたが、河内の能力では
不明)。
実際の軍事の世界では、大変な勢いでAI化が進んでいることは分かるのですが、
私の能力では、現時点では、それ以上の問題提起ができないのが残念です。申し訳あ
りません。
以下の本は、画期的な、本当にいい本です。
*兵頭二十八『AI戦争論 進化する戦場で自衛隊は全滅する』飛鳥新社
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以上
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