[CML 053088] テント日誌 7月5日(木) 経産省前テントひろば1807日目後 683日目
木村雅英
kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2018年 7月 6日 (金) 23:17:24 JST
(転送します)
テント日誌7月5日(木)
経産省前テントひろば1807日後
暑い、暑い座込みと経産省抗議行動 6月29日(金)
午後の一番暑い時に日本原電本店(小川町駅近く)での抗議行動(主催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)を終わって3時頃に経産省前に到着。しばらく座込んだあと、「東海第二と安倍は辞めろ」のちらしセットを配布。その後、交代で文科省前の抗議に参加する。
5時からの経産省抗議行動では、まず「エネルギー基本計画」のパブコメ結果を早く公表し、エネルギー基本計画を作りなおすように訴えた。集会に参加しながら、いそいそと地下鉄入口に吸い込まれていく人たちにチラシ配り。「座り込めここへ」を皆で唄った。 (K.M)
原発どうなっているという声が経産省に向かって 6月30日(土)
「原発どうなっている!報道がないぞ! と経産省に言っておいてください」。通りかかった若い職人さんの一団、その一人が経産省に向かった叫んだあと私たちに声をかけてくれた。二十歳代くらいの若い男性だった。
「雪でも降れば良いのに」。今日はそんな暑さだった。風が時々止まる。空は抜けるように青く和紙を千切ったような雲が浮かんでいる。昨日は参議院本会議で働き方改革法案(よく言うよ)が可決された。青空がほの暗く見えた。
雀の賑やかな声が近くで聞こえた。プラタナスの大きな葉の向こうすぐ目の前に雀が何羽もいた。暑い日も凍えるような寒い日も雀は元気だ。
今夜はEさんの快気祝いがある。普段会えない人たちにも大勢会える。
(O・O)
多くの人がこのひろばに出掛けてきてほしい 7月1日(日)
晴天の経産省前は暑い。銀輪部隊のEさんがtwitterに掲載するための記念撮影をする。通りかかった若い女性がカメラのシャッターを押してくれた。
こうして原発反対の抗議の継続が原発政策に良い影響を与えているのだという認識が一般の方々に解って頂けるように、我々も日々座り込んでいるのだ。藤原節男さんが自身の週刊誌に載った記事を拡大した新聞両開きほどの大きさの立て看を立てたが、風が強く裏が段ボールなのですぐ倒れてしまう。もう一工夫ほしい気がする。
三上さんの知り合いの調布のMさんと原発や安全保障など色々と話が出来て有意義な時間を過ごすことが出来た。多くの方がこの場に来て話されることを期待しています。そのためのテント広場なのですから。SK
スポーツは僕らの気持ちを解放してくれる(?) 7月1日(日)
例年よりも梅雨があけたらしい。ピカーと光って雷音がしないとどうも梅雨あけの気はしない。戻り梅雨といわれる鬱とおしい日々がまた、やってくるのか。サッカーのワールドカップの狂騒にはうんざりというところもあるが、昨今ではスポーツくらいしか、不快な気分を払ってくれるものはないのだから致し方ないのか。寝不足になるのだが、不快感はあまりのこらない。不快ばかりの世の中だが、スポーツくらいしか気持ちを解放してくれるものはないのか。歌もあるが、最近は一人でカラオケに行くのも足が遠のいている。
そういえば、日大アメフト部の悪質タックル問題の解決はどうなったのだろうか。自分の指示を学生(選手)のせいにして責任逃れをしようとしていた監督やコーチは思惑通りには行かなかったようだ。そこまでは世間は甘くはなかった、というべきか。だが、アメフト部の監督やコーチを背後で支えていた、大学のドンたちまでは事の追及はおよばないのだろうか。宮川選手一人の勇気ある反省と行動だけで終わらせるのか。
暴力と格闘をはき違えているアメフト部の監督やコーチの体質は、また指導という名の独裁的支配構造は大学の構造であり、大学の支配的構造にメスが入れられるべきとは誰もが考えることだろう。ここは、時間という経緯の中で、うやむやに処理されてしまうのか。そういう懸念があるが、それを容認しない人々の視線が続いてあることが肝要だ。
「森友・加計」学園疑惑、その当事者たる安倍首相は「捏造」や「改竄」で逃げ切るのか。「悪貨は良貨を駆逐する」というが権力犯罪は伝染する。データ―不正問題を露呈された三菱マテリアルの新社長は不正問題の対応は適切だったと幕引きを企てている。やがて日大の大学当局者は「あの対応は適切だった」とでも表明するか。権力犯罪、権力の犯罪行為は捏造や隠ぺいなどで闇に処理され、なにごともなかったかのごとく処理されて行くのか、僕らは絶望的な思いにさせられることもあるが、ここで踏みとどまり、悪行が栄えたためしはないと闘おう。
政治・社会、つまりは政治的機関や企業や学校などで、形や現象はいろいろであっても、権力的な犯罪、権力が絡んだ犯罪(セクハラやパワハラなどを含め)はこれからの社会の基本的なこととして問われていくだろう。人々の権力構造や権力者に対する視線は厳しくなって行くに違いない。不快が続くだろが、僕らはあきらめてはならない。このいろいろの領域での人々の怒りはおおきなうねりになるだろうから、
確かに権力がその強化に走り、権力が過剰化して行くのは権力の欲望であるとともに病である。近代権力としてのヒットラーやスターリンの演じた権力の過剰化(超権力化)は後でこそ悪魔の所業として批判されたが、その進行過程や当初ではなかなか批判されなかった。時に人たちはこれを支持したことも見える。権力の動きに対して、その過程で批判が難しいことは考え去られることだ。それはよく分かっている。だから、権力の現在の動きに不断に反応し、権力はどうあるべきかを問わなければならない。
このことは戦争に似ている。戦争ははじまりや、準備過程ではなかなか批判が難しい。戦争は資本の支配欲でおこるとされてきた。帝国主義の戦争である。それはあるが、権力の欲望(過剰化に向かう自然な欲望)こそが戦争の原因であり、推力であることを理解しなければならない。権力の欲望は共同幻想(例えばナショナリズム)で装いされるから、批判が難しいのである。
不祥事とともに権力の犯罪は発覚するが、僕らはそれ以上に、見えない形態での権力の犯罪、あるいは暴走を見ていなければならない。例えば、原発再稼働し、原発存続を画策する動きである。これを主として推進しているのは電力会社と経産省である。電力各社は株主総会で株主からの脱原発の提案を拒否し、原発回帰を色濃くしていると報道されていた。また、経産省は原発の電源としての存在を肯定する「新エネルギー計額」を確定しようとしている。これはやがて閣議決定に持ち込まれるだろう。今、あらためて言うまでもなく、この原発推進は、福島原発事故の反省はしていないし、その収拾すらできていない中でのことだ。
この原発再稼働を推進しているのは経産省という官僚、つまりは権力(行政権力)である。彼等は福島第一原発をはじめ全国の原発を推進してきたのであるが、福島での事故に何の責任も取らなかった。早い段階から再稼働の画策をしてきた。再稼働を表向きは原子力規制委員会の審査をかかげているが、実際の推進は経産省であり、それは秘密裡に決められている。
その手続きや政策審議というものは明らかにされずに秘密裏にことは進められている。このプロセス隠しは、責任の回避と表裏一体のものであり、伝統的な日本の権力なあり方だ。「お上」としての日本の権力の常套のすがたである。これはかつての日本陸軍のやり方と変わっていない。経産省は今巷で話題になるような不祥事事はやっていないかもしれない。しかし、原発の推進が大きな不祥事であり、その生産であることみなければならない。
国会周辺につめかけて安倍政権の所業の抗議している人々は闘いは、結構長い歳月の中での闘いとなっているが、あきらめてはいないし、「あきらめない合言葉にしている。自分自身でもそのしつこさにうんざりするくらいの闘いをやらねばならない。僕らには内なる闘いが大事だ。それはあきらめずに淡々とだが、長い射程を持った日々の歩みをやることだ。無意識化し、日常化した行為として国会や霞が関一帯での行動を続けよう。そこに足を運べなくても気持ちはそこに向けていよう。(三上治)
東海第二原発再稼働反対に動き出した近隣市民と連帯を 7月2日(月) 今年の梅雨は初めて6月中に明けたと発表され話題になっていたように今日も朝からカンカン照りで極めて暑い。早番のSさんは、先週は夏バテ気味だったので氷水を用意しようか、と提案したが大丈夫❗とのことなのでペットボトル2本持って経産省前へ出掛けた。そこには既に超高級自転車で通ってきてくれている彼が待っていてくれた。実はきょう私の都合で何時もより10分ばかり遅れて着いたのです。この炎天下悪いことをしました。
準備を始めて間もなく常連のYさんも到着されたので10分程で準備は完了した。風は多少あるのだが太陽の強さに圧倒されてあまり感じられないのできょうも早々に木陰に避難した。ご飯が食べられて水をしっかり飲んでいれば夏バテにはならないということを学習したので玄米おにぎりにジャスミン茶で昼食とした。木陰に居ても汗かきのわたしの体からはとめどもなく汗が吹き出てきてハンカチでは足りず大きなタオルに取り替えた。いま何度ぐらいあるだろうと思って持参した温度計を地面に置いたらすぐ34度を指した。椅子の上に置いても全く変わらなかった。帰るまで同じだった。
月一度の所用の為他の人に断って1時から4時半まで出掛けた。帰って来るとレジェンド・Sさん御一行を初め、月曜日にとっては多くの人が座り込みに参加してくれていた。金曜日担当のKさんがビラ配りをしているのでどうしたの?と聞いてみたら、東海第二原発の再稼働反対の署名を資源エネルギー庁に手渡しに来たのだとのこと。そういえば先週の金曜日に原電本社へ手渡そうといったがー約束していたにも拘わらずー受け取りを拒否するという対応をしてきて我々は大いに憤り80名の参加で抗議行動を行ったのであった。
約束は5時とのことで関係者は別館へむかった。彼らが帰ってきたのは5時半を過ぎていた。散々待たされた挙げ句ようやく受け取ったとのことだった。原子力規制庁はろくに審査もしないで再稼働の許可を出そうとしているらしく更田委員長は前のめりになっている、ふざけた話である。幸いなことに水戸市議会を初め近隣だけでなく関東一円で反対の決議が上がりつつあるようなのでそういう人たちと連帯して反対運動をやっていけたらいいなと思います。
きょうは第一月曜日で防衛省前での抗議行動があるのでレジェンド・Sさんは別館行動のあと、そのままバスで向かわれたそうです。(保)
明日は大飯原発運転差し止めの名古屋高裁判決 7月3日(火)
12時直前、経産省前に荷物を運びこむ。すでにYさんが氷を仕入れて、現場で待っており、二人で急いで椅子などをセット。セット終了直後にI、Bがやってきて4人で座りこむ。午後は風が出てきて、いくらか暑さも凌ぎやすくなる反面、横断幕と椅子が風で転倒すること2回。昼休みの通行人からと、福井県小浜市から上京されたお客さんからカンパを頂く。
彼女は大飯原発3・4号機運転差止訴訟控訴審(名古屋高裁金沢支部)が明日、7月4日(水)15:00~ 判決言い渡しを傍聴するために、今日中に小浜に帰るとのこと。2014年5月21日、福井地裁では小浜市と同じく若狭湾に面して設置された大飯原発の運転差止判決がなされ、3・11東京電力福島第一原発事故後、初めて原発の差止を認める判断をした。そして、明日(4日)いよいよ控訴審での判断がなされる。事故後、原発訴訟においては初めての高裁の判断に注目しよう。
2時過ぎてT女史が新たに購入した大型パラソルを持って登場。後半の当番がやってきた3時前に、再びB氏がトリチウム水の分離除去法を発明した近畿大学井原辰彦氏の特許文献を検索して、プリントアウトしたものを届けてくれる。しかし、特開2017-144382(電気化学的急蔵除去方法)はトリチウムとは関係なさそうだった。(O・E)
若い機動隊員とお話 7月5日(木)
事務所を出発する時から程よいおしめり、いつものように一人で出かけて経産省に到着するとヨーカンさんが直ぐに到着、二人で座り込みの準備が終了するとIさんも到着した。Tさんが、購入されてくれました大きなパラソルが雨除けに最高でした、そのTさんも来られて、座り込みに参加され夜の議員会館前、抗議集会まで頑張っていただきました。
私がプラタナスの木の下で鳩と雀に昼食をやっていた時に、若い機動隊員がきて何やらIさんとお話をしている。お話の内容をお聞きしたら、以前に聞いたことがあるセリフ「今日は何時ごろまでですか」との事。雨の具合で判断しますと答えたら、夜は国会議員会館前に行くのですかと余計な事を聞いたので、貴方も行くのですかと尋ねたら警備に行きますと返事をしたそうです。
木曜日に腰の治療をした後に寄って下さる、OさんがSさんにタマネギのお返しとか言って、浅草の三社祭の手ぬぐいを、お渡しすると早速ねじり鉢巻きをし、真っ黒な顔に、よく似合っていました。13時頃に福島県三春町の大工さんが寄られて、雨の中でご苦労様ですと激励を受けました。その声をバネに、夜は「9条改憲NO!」「安倍内閣は退陣を!」の議員会館前の抗議集会に参加した。
(Y・R)
7/6(金)福島原発被ばく労災あらかぶさん裁判第8回口頭弁論
日時:7月6日(金)10時より東京地裁前アピール行動 11時より口頭弁論
場所:東京地裁103号大法廷 終了後報告集会会場へ
12時より報告集会 会場:衆議院第2議員会館第1会議室
・弁護団からの報告
・ミニ講演:片山夏子さん(東京新聞記者)
テントニュース142号を添付しました
7月3日国会前 渡辺一枝通信を添付しました(転載)
7月6日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
7月7日(土) 反原発★国会前集会
時間:17時~19時 場所:国会正門前(官邸前抗議行動はありません)
主催: 首都圏反原発連合
--
木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail : kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/
CML メーリングリストの案内