[CML 053086] IK改憲重要情報(253)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 7月 6日 (金) 15:53:27 JST
IK改憲重要情報(253)[2018年7月6日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください。)
恐ろしい話
「夕刊フジ」本年7月5日号に、加賀孝栄氏が、複数の米軍、日米情報当局者から聞い
た以下の話を書いています。これは、ありうる話だとは思いますが、にわかに事実と
は信じられません。しかし、重要な情報と思いますので記載する次第です。
「正恩氏は、シンガポール出発前、秘密公安部隊トップを呼び出し、『クーデタ極
秘容疑者リスト』を手渡した。そこには30人以上の軍幹部の名前があった。
秘密公安部隊は、命令通り、彼ら全員を拘束し、携帯電話をとりあげた。クーデタの
謀議をさせないためだ。」
「軍の全部隊には外出禁止令が出され、『不審な動き』を見張るスパイが置かれた。
一方、平壌市内は『CIAの協力者=スパイ狩り』が行われた。警察総動員で平壌市
民に対する身元確認のローラー作戦が展開され、緊張状態に突入した。
警察は『リスト』を持っていた」
私は、情報の真偽性を判断するにあたっては、その情報をリアリズムの精神に立っ
て分析することが一番大事なことだと考え、情報の発信元を第一義的に重視すること
はしません。したがって、「右翼の情報であっても正しいものは正しい」「左翼の情
報だから正しいことが多い」という立場は取りません。
私が、このような立場をとるようになったのは冷戦の崩壊以後で(なんと遅かった
ことか、なんと自分も騙されていたことか)、アメリカと中国へ留学することによっ
て私の確信となりました。
情報と情報発信元の政治的立場の関連性を強調するようになったのは(たとえば、
右翼の情報は信頼できない、右翼の情報を信頼する人間は右翼だ、というキャンペー
ン)、おそらくレーニンに由来するのでしょう。そして、それを民衆ぐるみ国家体制
にまで発展させたのはスターリンで、それが1930年代にアメリカにまで広がったので
はないかと推測しています。
立場と情報の真偽をリンクさせる考え方は、情報化社会の中で異常な発展をとげて
います。しかし、その弊害も目に見えるようになってきました。まだあまり論じられ
ていないことですが、立場と情報の真偽を異常にリンクさせる考え方は、人間の思考
を単純化させ、人間の精神を貧困化させ、人間を馬鹿にします。
私は、この被害を見てきましたし、私自身その一歩前まで行ったのです。
だから、私が右翼の情報をとりあげているのを見て右翼だと批判する「左翼」の人
を見ると「かわいそうに、この人は
スターリン主義の勉強が足りないね」と思うのです。
拉致問題に取りくまないで、北朝鮮との国交正常化を優先させることは間違いで
す。
古森義久氏のレポートによれば、6月21日に「日朝国交正常化推進議員連盟」が国
会内で集会を開き、「北朝鮮との国交樹立をテーマ」に自民、立憲民主、共産などの
国会議員が40人ほど出席したと言われています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53476
この集会に出席した個々の議員の意向は不明ですが、全体として見れば、拉致問題よ
り国交正常化を優先させることは、自国民の生命の保護を第一義とすべき国家がやる
ことではありません。また、その作戦は、国交正常化でおいしい所をいただき、後は
開き直りを決め込む北朝鮮を助けることになります。
日本の民衆運動の一部にも同様の動きがあると聞いています。「反安倍のためなら
何だっていい」という発想から、拉致問題をとりくまないで国交正常化運動をやる人
は、拉致家族者の話を一度聞いてみてはどうでしょうか。
以上
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