[CML 053073] IK改憲重要情報(252)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2018年 7月 5日 (木) 19:55:30 JST
IK改憲重要情報(252)[2018年7月5日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
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(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください。)
北朝鮮の秘密の行動は、なぜ明らか になったのか
私は、「IK改憲重要情報(250)」で、
北朝鮮に非核化の意思がまったくない事実・行動が、なぜ最近急に明らかになったの
か疑問だ、と書きました。
その私の疑問を解明する論文が出現しました。
*「北朝鮮ニュース」編集部:「北朝鮮「秘密の核施設」情報がダダ漏れた事情
トランプ氏は米朝首脳会談前に知
っていた?
ダダ漏れしたのは、ダダ漏らしをしたのがCIAなどの(これは河内の推測)
情報関係者だったからだ、では、なぜ情報関係者は、こんな秘密をもらしたのか、
情報関係者は、トランプ政権が北朝鮮と宥和の方向に傾いているのを阻止したい、そ
れこそがアメリカの国益と考えたからだ、というのが、この論文の結論です。
*https://toyokeizai.net/articles/-/228101
これは面白い話です。アメリカとい
う国はベトナム戦争の時を思いだしてもらえば分かるように、国が重大な分岐点にか
かると支配層が分かれることがある、それがアメリカ民主主義の柔軟さの秘密です
(日本は、「右」も「左」も下部を締め付けて、一枚岩で突入する)。
もう一つ重要なことは、アメリカの情報機関が遂に北朝鮮内にスパイ網を形成した
らしいということです。
今後のことについては、この論文の筆者は悲観的です。トランプは、米朝首脳会談
のまえに情報機関から警告を受けていたはずなのに暴走しているというのです。これ
は、今後、もっといろんな事実が出てくるでしょう。
いずれにしろ、私達は、複雑な国際政治をリアリズムの精神で追及していくしかな
いと思います。米朝声明の文言を小学校のホームルームの時間のように読んで感激し
た人は、国際政治を分析する原点に立ち戻るべきです。このように書くと「また俺を
批判した」と言って怒る人が出てくるのが、日本の情けない所です。なぜ、自分の反
省をしないで、自分を批判する人を攻撃しようとするのでしょうか。
辺真一の提言
朝鮮問題の著名な評論家である辺真一氏は、今回のような問題を避ける方法は国際
査察だ、と提言します。非常に説得力ある提案です。
ぜひ辺真一のブログの7月2日の記事を読んでください。
http://www.krp1982.com/
北朝鮮の9月に向けての計画
薬師寺克行氏は、北朝鮮が民主主義の弱みを十分に研究していると分析し、
北朝鮮は9月に向けて、二つの計画を練っていると言います。
一つは、北朝鮮の建国記念日である9月9日に韓国の文大統領を正式に招待するこ
と、もう一つは国連総会で金正恩が華々しくデビューする計画を立てているのではな
いか、と述べています。
ウーン、とうなってしまいますね。
*薬師寺克行「したたかな金正恩が9月に仕掛ける2つの計画 民主主義の弱みを突
く北朝鮮の次の一手」
https://toyokeizai.net/articles/-/227726
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以上
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