[CML 051504] 【資料】 ICAN 事務局長ベアトリス・フィン氏北南高位級会談支持/重要な課題は”朝米対話にも繋げること” (1 ・ 17 朝鮮新報 )
kenju watanabe
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2018年 1月 18日 (木) 13:12:54 JST
日韓ネット@渡辺です。
意外と知られていないことですが核兵器禁止条約について朝鮮政府は、2016年10月27日
の同条約制定交渉開始を定めた決議採択に賛成しており、また昨年10月6日には朝鮮の
チャ・ソンナム国連大使が国連総会第一委員会で演説し、ICANのノーベル平和賞受賞理
由となった同条約について「核兵器を廃絶するという条約の焦点には賛成する」、しか
し「朝鮮に核による脅威と恐喝を加えているアメリカが条約を拒否しているのだから、
朝鮮が条約に参加する立場にない」と述べています。
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ICAN事務局長ベアトリス・フィン氏 北南高位級会談支持/重要な課題は”朝米対話に
も繋げること”
朝鮮新報 1月17日
2017年ノーベル平和賞受賞団体である核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)事務局長の
ベアトリス・フィン氏による講演会「核兵器は本当になくせるの?ICANに聞いてみよう
!」が16日、都内の会場で行われ、約200人の市民およびメディア関係者らが参加した。
(主催=核兵器廃絶日本NGO連絡会)
長崎大学の招聘により12日から来日しているフィン氏は、長崎と広島を訪問した後、16
・17日の両日は東京に滞在しながら、16日は同講演会の先に国会議員との討論集会「核
兵器禁止条約と日本の役割」を衆議院第一議員会館で行った。
また今回の来日に合わせ、政府に安倍晋三首相との面会を求めていたフィン氏だが「日
程の都合が合わない」という理由で断られた。
講演会の基調報告でフィン氏は「日本政府は実際に他のどの政府よりも核兵器の悲惨さ
や悲惨な結末をよく理解しているはず。米国の核の傘の下に暮らしているということに
対して不満も恐怖も持っていない」と疑問視し、「日本政府は長崎や広島で起こったよ
うな惨事が他の都市でも繰り返されても良いと思っているのだろうか」と指摘した。
フィン氏は「政治家らの給料は皆さんの税金で賄われている。首相の上司は皆さんだ」
としながら「皆さんの政府に対して『核のシステムに参加するのは受け入れられない』
と声をあげるべきだ。民主主義国家である日本は、市民の声に背くことはできない。聞
かないならさらに大きく声を上げるべきだ」と訴えた。
「核兵器が我々を破壊する前に、私たちが核兵器に終わりを告げなければならない。人
々の力によって、核兵器がもたらした長い悪夢に必ず終わりを告げることができる。私
たちには、脅威に慄きながら生き続けるのではなく、もっと希望のある未来を期待する
権利がある」
講演後、本紙のインタビューに応じたフィン氏は9日に行われた北南高位級会談につい
て「南北で平和的な外交が行われたということは非常に重要なことだ」と支持を表明し
ながら「これから南北だけでなく、恐喝的なレトリックはお終いにして米朝対話・日朝
対話にも繋げていくことが重要な課題だ。そうして最終的に全ての核兵器が廃止され、
本当の意味で問題が解決されることを信じる」と見解を述べた。
(李鳳仁)
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