[CML 051473] あらゆる言語の中に白が善で黒が悪であるという価値観の浸透、白人の教師から,黒人は学んでゆく

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2018年 1月 14日 (日) 20:23:34 JST


檜原転石です。



▼人種と植民地主義  竹沢泰子
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-8466.html

1. 植民地主義的状況と人種
・フランツ・ファノン『黒い皮膚 白い仮面』
「ママ、見て、二グロだよ、ぼくこわい!」
ファノン:アルジェリア出身、黒い皮膚のフランス人/知的エリート(精神科医)フランス人の男の子が、黒い皮膚をもつ彼にまなざしを向ける
⇒仮面に過ぎなかった「白さ」

・ファノンの「愕然」
知的エリートとして家庭内ではニグロの真似をするなと教育されてきたが、外では黒人と見なされる現実
知的エリートとして、偏見を持つ子供を笑えなかったという事実
黒人=醜いという価値観を自分自身で内在化させていた
黒人としてのアイデンティティを自ら抑圧している

*人種の植民地化
自分自身で人種に基づく劣等的な価値観を内在化させてしまう
特権、経済的地位の問題以上に恐ろしい問題

・サルトル『植民地の問題』より「黒いオルフェ」
ハイチの詩人の嘆き
「自分の使う言葉にも、習慣にも/応えようとしないこの執拗な心、/その心の上に
かすがいのように、/借り物の感情とヨーロッパの習慣が、/喰いこんでいる。君たちに感じられるか、/セネガルからやって来たこの心を、/フランスの言葉で手なづけるという/たとえようのないこの苦しみとこの絶望が。」

*植民地的状況があまりにも続くと反抗する気力さえはぎとられる。
⇒心理的な意味での植民地化

・言葉に浸透する人種主義
植民地化の言語に潜む白が善(潔癖)、黒が悪という二項対立の価値観
黒と白:原住民と植民者
「ニグロは潔白を意味するのに「雪のように白い」と言うように学ぶだろう」
「眼差しの、心の、罪の、黒さについて語ることを学ぶだろう」
⇒植民地化の被支配者層は「口を開くや否や彼は自分を責めたてることになる」
あらゆる言語の中に白が善で黒が悪であるという価値観の浸透、白人の教師から
黒人は学んでゆく


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