[CML 051352] これが、自衛隊の奄美大島配備の実態だ!ーー新年の挨拶に替えて1

MAKOTO KONISHI shakai at mail3.alpha-net.ne.jp
2018年 1月 1日 (月) 16:23:12 JST


小西誠です。
以下を新年のご挨拶に替えて告知致します。長文ですが、どうぞよろしくお
願いします。

*これが、自衛隊の奄美大島配備の実態だ!
 ーードローン映像で見る駐屯地造成工事の現実

*奄美CC地区(大熊) 4Kドローン
 ーこの広大な敷地に、わずか350人の対空ミサイル・警備部隊だけが配備
されると思いますか?
https://www.youtube.com/watch?v=R2xNtItZ8-A&feature=share

*奄美・瀬戸内地区
 ーこの広大な敷地に、200人の対艦ミサイル・警備部隊だけが配備される
と思いますか? 巨大弾薬庫は何のために?
https://www.youtube.com/watch?v=NSrWxp-Xd_M&feature=share

*この背景の詳細は「謹賀新年」のご挨拶で説明します。
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          謹 賀 新 年

 明けましておめでとうございます。さて、今年はいつもの年賀状に替え
て、以下のようなメッセージをお送りします。その理由を以下に述べさせて
いただきたく思います。
 ご存じのように、このところ連日、自衛隊の「イージス・アショア」「巡航
ミサイル」などの新型ミサイルの導入や「改造空母」の建造までが報じられ、
際限ない日本の軍事費拡大―大軍拡政策が進行しています。しかし、その背景
にある自衛隊の南西シフト態勢=対中抑止戦略―与那国島・石垣島・宮古島・
奄美大島への新配備、沖縄本島・九州佐世保の増強態勢は、ほとんど報道され
ず、注目されていません。

 この実態は、2016年与那国島の陸自駐屯地開設に続き、一昨年からは奄美
大島への駐屯地着工が始まり、昨年10月には宮古島駐屯地の着工へと続いて
います。そして、今年以降、石垣島駐屯地の着工が予定されています。これら
の島々には、陸自の警備部隊(普通科)と対艦・対空ミサイル部隊を配備する
というものです。さらに、種子島・馬毛島には、この南西シフトへの機動展開
ための事前集積拠点が予定されています。

 また、この自衛隊の南西シフト態勢は、沖縄では空自の南西航空方面隊への
昇格(F15の40機態勢)を始め、沖縄本島の自衛隊は、2010年約6300人から
2016年8050人(5年で約1750人増)へ拡大しています。

 自衛隊は、また南西新配備への「島嶼奪回」部隊として、2017年度中に佐
世保に水陸機動団の新編成を決定、西部方面普通科連隊(現在約660名)の約
3千名(3個連隊)への増強、オスプレイ17機の導入、水陸両用車52両の配
備を決定。この水陸機動団=日本型海兵隊の1個連隊は、沖縄本島に配備予定
です(朝日・琉球新報で報道、キャンプ・ハンセン(31MEU)へ配備予定)。

 つまり、自衛隊の南西シフトに基づく兵力の新配置は、先島―奄美の事前
配備約2200人+沖縄本島増強約2千人+水陸機動団約4千人=約8200人で、
沖縄本島の既配備部隊(2016年まで)約7千人と合わせると総計約1万5千
人(事前配置)。陸自教範『離島の作戦』では「方面隊規模の島嶼防衛戦」と
明記しています(2015年防衛白書「陸上自衛隊創設以来の大改革」)。

 この南西シフトの目的は、琉球列島弧―第1列島線へミサイル部隊などの配
備を行うことで、中国をこの海峡へ封じこめ、琉球列島弧を「天然の要塞」「万
里の長城」として、海峡封鎖態勢を作り出すことです。つまり、中国軍(民間
船も)を東シナ海へ封じ込め、対中抑止戦略態勢の発動=新冷戦態勢を作り上
げることです(砲艦外交=軍事外交政策の全面化。朝鮮半島での米朝の瀬戸際
政策以上の危機。詳細は拙著参照)

 私が危惧するのは、このような自衛隊の南西諸島配備態勢に基づく歴史的大
再編・大増強をほとんどのメディアが報道規制を敷いていることです。メディ
アは、2016年12月、先島諸島取材団(日本記者クラブ16人)を派遣しまし
たが、これを沖縄2紙以外は全く報道せず「自粛」しています。

 この「報道自粛」の背景は、言うまでもなく2011年の自衛隊の東北大震災
の派遣以後広がった「自衛隊批判のタブー」です。もはや、この戦争の危機を
惹起する重大事態を報道することさえできなくなったのです。

 私はこの状況の中で、一昨年から与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島など
の現地を調査し、自衛隊配備と住民の反対運動の状況を取材してきました。そ
れがここにご紹介します3冊の書籍です。これらの書籍は、先島諸島などの現
地取材のリポートの他、先島諸島―奄美などの、現地で闘う住民・市民たちも
共同執筆しています。ぜひ、この厳しい現実にある現地の声を聞いてください。
現地への連帯・支援の声を届けてください。

 最後に、皆様のご健康をお祈りしまして、新年のご挨拶に替えさせていただ
きます

・『オキナワ島嶼戦争―自衛隊の海峡封鎖作戦』(小西誠著・2016年12月刊)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/21-3.htm
・『標的の島―自衛隊配備を拒む先島・奄美の島人』(同編集委員会編)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/22-0-1.htm
・『自衛隊の島嶼戦争―資料集・陸自「教範」で読むその作戦』(小西誠編著)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/23-7.htm
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   2018年1月1日  〒165-0034 東京都中野区大和町1-12-10 
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