[CML 051686] 関西救援連絡センターニュース2018年2月号

shoichi matsuba mauricemerleau at yahoo.co.jp
2018年 2月 9日 (金) 16:02:34 JST


第337号 2018年2月
関西救援連絡センター
〒530‐0022大阪市北区浪花町11‐14
   電  話 06-6372-0779
   振替番号 00910-2-73915
発  行  隔月刊(原則として) 
賛助会費  月 額 1口   500円
年間購読  送料共 1部 1,000円


■共謀罪廃止の闘いを! 治安管理強化を許さない!

 昨年六月十五日に共謀罪が成立し、七月十一には異例の早さで施行された。昨年八月に法務省刑事局から逐条解説が出されているが、構成要件や組織やテロの規程はあいまいなままである。今後適用が現実化した場合には、どうなるのだろうか。
 昨年十二月六日、第一九五特別国会に、野党の衆議院議員ら七名から、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律第六条の二第一項及び第二項の罪は、構成要件が不明確であり、刑罰法規の謙抑主義にも反するものであることに加え、監視社会をもたらし、表現の自由、思想及び良心の自由その他の日本国憲法の保障する国民の自由と権利を侵害するおそれがあることから、刑罰法規として重大な問題があり、廃止する必要がある」として、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案」が提出された。
 改正の内容は、「共謀罪の廃止」、すなわち「組織的犯罪処罰法第六条の二第一項及び第二項の罪」の廃止である。
 議員会館では、共謀罪廃止に向けた集会も開催されている。
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 一昨年十二月十四日に公布・施行された「再犯の防止等の推進に関する法律」に基づき、犯罪対策閣僚会議が設置され、昨年十二月に「再犯防止推進計画」が決定された。これは再犯防止の名の下に、犯罪素因者と見なした者(障害者・高齢者・暴力団など)を対象に、支援として日常監視するシステムである。今国会では精神保健福祉法改悪により、措置入院させられた精神障害者の情報が行政・警察に共有される仕組みが作られようとしている。
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「共謀罪規定」の条文
(テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画)
第六条の二 次の各号に掲げる罪に当たる行為で、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団(団体のうち、その結合関係の基礎としての共同の目的が別表第三に掲げる罪を実行することにあるものをいう。次項において同じ。)の団体の活動として、当該行為を実行するための組織により行われるものの遂行を二人以上で計画した者は、その計画をした者のいずれかによりその計画に基づき資金又は物品の手配、関係場所の下見その他の計画をした犯罪を実行するための準備行為が行われたときは、当該各号に定める刑に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。
一 別表第四に掲げる罪のうち、死刑又は無期若しくは長期十年を超える懲役若しくは禁錮の刑が定められているもの 五年以下の懲役又は禁錮
二 別表第四に掲げる罪のうち、長期四年以上十年以下の懲役又は禁錮の刑が定められているもの 二年以下の懲役又は禁錮
2 前項各号に掲げる罪に当たる行為で、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団に不正権益を得させ、又はテロリズム集団その他の組織的犯罪集団の不正権益を維持し、若しくは拡大する目的で行われるものの遂行を二人以上で計画した者も、その計画をした者のいずれかによりその計画に基づき資金又は物品の手配、関係場所の下見その他の計画をした犯罪を実行するための準備行為が行われたときは、同項と同様とする。
3 別表第四に掲げる罪のうち告訴がなければ公訴を提起することができないものに係る前二項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
4 第一項及び第二項の罪に係る事件についての刑事訴訟法(昭和二十三年法律第百三十一号)第百九十八条第一項の規定による取調べその他の捜査を行うに当たっては、その適正の確保に十分に配慮しなければならない。


■司法判断を蔑ろにする上川法相の暴挙
再審請求中の二名に死刑を執行

 十二月十九日、上川法相は、東京拘置所において二名に死刑を執行した。松井喜代司氏は第四次再審請求中、少年時の犯行で死刑判決となった関光彦氏は第三次再審請求の抗告審中であった。
 関氏は事件当時十九歳であった。犯行時の責任能力に疑義があり、今回の再審請求では、弁護人により責任能力について様々に検討が行われ、医師からの書面も提出されていた。もう一人の松井氏も、弁護人がついて、再審請求がなされ、裁判所からは求意見が届いている状況での執行であった。
 昨年七月にも、本人による再審請求中の西川氏に大阪拘置所で死刑が執行された。その際の記者会見で金田法相は、「何度も再審を繰り返しており、再審には当たらないと判断した」と述べ、司法の判断ではなく、行政の判断が優先することを明言した。
 今回の記者会見では、再審請求の有無について訊かれた上川法相は、訊かれる度に「私からお応えすることは差し控えさせていただきます」との答弁を繰り返す一方で、一般論として「個
々の事案について関係記録を充分に精査し、刑の執行停止、再審事由の有無などについて慎重に検討し、これらの事由などないと認めた場合に初めて死刑執行命令を発する」と述べ、再審と認めるかどうかは、行政が判断すると明言した。
 再審中は、裁判の書面一式は係属された裁判所に送られる。裁判書類一式は裁判所あり、いったいどのように「充分に精査」したのだろうか。また、犯罪の残虐さと遺族の無念をいうが、遺族の訴えを聞いたというのだろうか。
 同じ施設でのみの二名執行。弁護人がつき、裁判所との間で実質的なやりとりが行われている再審請求の最中に、それを断ち切るかのように行われた死刑執行。と、異例ずくめの死刑執行であった。また、執行の数日前に上川法相は安倍首相と会っており、執行書に署名したことを報告したと思われる。
 現在死刑確定者は一二四名、再審請求中の方は九六名である。

■安倍首相靖国神社参拝違憲訴訟(関西) 最高裁が棄却判決・不受理決定
 十二月二十日、最高裁最高裁判所第二小法廷はは安倍首相靖国参拝違憲訴訟(関西)に対する判決及び決定を行い、不受理および棄却とした。下記に示すとおり、決定のみが記載され、理由につ
いては一切書かれていない一枚だけのものである。

■安倍首相靖国神社参拝違憲訴訟・東京
 三月二四日に進行協議が行われ、第一回口頭弁論は四月に開かれる。裁判長は大段亨(東京高裁第十民事部)
 第1回口頭弁論期日 4月27日(金)13時半
 第2回口頭弁論期日 6月6日(金)13時半 
 なお、現在「葉書アクション」が呼びかけられている。詳細はHPへ。 http://seikyobunri.ten-no.net/
◆東京・ノー!ハプサ二次訴訟 第十四回 三月二十日(火)午後二時〜 東京地裁103号大法廷


■公判日程
公判日程
公判日程
2月16日10時半 人民新聞・オリオンの会弾圧*   神戸地裁(刑)第1回101号
2月23日10時  白バス弾圧ガサ国賠請求訴訟    大阪地裁(民)弁論
2月23日15時  開示請求裁判(森友学園売買契約書) 大阪地裁(民)第7回
2月28日10時  手錠・腰縄国賠(京都)      京都地裁(民)203号
3月19日15時  「戦争法」違憲訴訟*       大阪地裁(民)第6回
3月22日14時  和歌山カレー中井&山内民事訴訟 大阪地裁(民)Rテーブル
5月10日16時半 和歌山カレー中井&山内民事訴訟 大阪地裁(民)Rテーブル
5月15日10時半 大阪・花岡中国人強制連行国賠* 大阪地裁(民)第13回
5月17日14時  マイナンバー違憲訴訟・大阪   大阪地裁(民)第9回
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*は傍聴券が抽選になる可能性の高い裁判です。


★催し物★

■共謀罪関連のご案内
組対法と共謀罪〜私たちの明日はどっちだ! 資料代¥500
2月21日(水)午後6時半〜 エルおおさか南館101
お話:下村忠利さん
 共謀罪の新設は、組織的犯罪処罰法の改正によるものでした。では、組織的犯罪処罰法とはどんな法律でしょうか。警察は、裁判所は、これまでこの法律をどのように適用してきたのでしょうか。
組織的犯罪処罰法の事件を数多く弁護され、「密室監禁下の取調べ・人質司法・調書裁判という世界にも異例な日本の刑事司法の中で,被疑者・被告人の防禦権のために闘ってきたという自負があります。熱心弁護は我が誇りです。」と語る下村弁護士に、その実態を紹介してもらい、共謀罪の新設がどんな意味を持つのか、共謀罪がどう適用されようとしているのかを考えます。
下村さんのプロフィ−ル
1977年弁護士登録。平成16年(2004年)日本初の刑事弁護専門事務所「刑事こうせつ法律事務所」を開設。日本弁護士連合会刑弁センター副委員長、大阪弁護士会刑事弁護委員会共謀罪プロジェクトチーム座長、等。映画「やくざと憲法」にも出演。
著書:刑事弁護に関する著書多数、専門書以外にも「刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典」など。

主催:主催 共謀罪に反対する市民連絡会・関西(TEL06-7777-4935)後援:当番弁護士制度を支援する会・大阪

■「人民新聞編集長・山田洋一さんを支援する会」結成
抗議集会  2月17日(土)18:30から 小田地区会館3Fホール(※JR尼崎駅から南へ5分 尼崎市長洲本通り1-15-38)
  木村  真  豊中市市会議員「森友学園問題と人民新聞弾圧」
  ガリコ美恵子 イスラエル在住、人民新聞執筆者 「パレスチナに対するイスラエルの暴力、エルサレム首都承認問題を報告」
  金 成 日  喫茶店「どるめん」店主 地元尼崎より不正と闘う山田さんの過去映像など
  趙   博  浪花の歌う巨人パギやんの歌
  西山 直広  「関西生コン」労働組合への弾圧もさせない関係者報告
  (経過報告)人民新聞社・オリオンの会・弁護団
◇関東では、2月24日(土)18時〜 早稲田奉仕園内・日本キリスト教会館4階 「人民新聞・オリオンの会への弾圧抗議集会」開催
人民新聞弾圧・実質的な共謀罪適用を許さず警察・検察は即時保釈し、押収物を返せ! 
◇人民新聞編集長 山田さんをハガキで応援しよう
〒651-1124 兵庫県神戸市北区ひよどり北町2丁目1 神戸拘置所 山田洋一

■???学・犯罪学研究センター主催(参加費無料、事前申込/定員300名)
2月10日(土)10時〜18時 龍谷大学・響都ホール(八条口/京都アバンティ9階)
 国際シンポジウム「揺さぶられる司法科学ー揺さぶられっ子症候群仮説の信頼性を問う」
詳細は 龍谷大学犯罪学研究センター http://crimrc.ryukoku.ac.jp でご確認ください。

■2・11『戦争する国』づくりをすすめる教育を許さない!
開会13:15(開場12:45) 場所:大淀コミュニティセンター
 講演:駒込 武さん(京都大学大学院教育学部教授)
 川口真由美ミニライブ withヤス
 特別報告:森友学園問題を考える会 木村真さん(豊中市議)
 資料代:700円 終了後に梅田方面へのデモも予定
主催:「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク

■第39回「紀元節(建国記念の日)」を考える2・11京都集会
 2月11日(日)午後2時〜 日本キリスト教団・洛陽教会 地下ホール
京都市上京区寺町丸太町上る(京都御所・東側)
 講演: 憲法不在の天皇「生前退位」
―天皇代替わりで、問われる主権在民―
講師: 横田耕一さん(九州大学名誉教授・憲法学者)
 会場カンパ: 800円
 主催: 京都「天皇制を問う」講座実行委員会/日本キリスト教団京都教区「教会と社会」特設委員会/反戦・反貧困・反差別共同行動in京都

■自由人権協会京都例会(参加費無料、予約不要)
◇2月20日(火)18:15〜20:15(18時開場)京都弁護士会館地下大ホール 
 「シリーズ冤罪 〜弁護士池田良太〜(仮)」
講師:池田 良太弁護士(京都弁護士会)
◇3月26日(月)18:15〜20:15(18時開場)京都弁護士会館
 「潮見佳男京大教授講演会〜相続法も変わる〜(仮)」
講師:潮見 佳男氏(京都大学法学部教授)

■えん罪救済センター主催(参加費無料、予約不要)
3月4日(日)14時〜16時半
立命館大学・大阪いばらきフューチャープラザ コロキウム(B棟3階)
 シンポジウム「冤罪を知ろう〜濡れ衣で刑務所暮らし29年〜
布川事件のえん罪被害者 桜井昌司さんに聞く」

■日弁連 主催 (参加費無料、予約不要)
3月5日(月)13時〜17時 響都ホール(京都駅八条口アバンティ9階)
 シンポジウム 死刑制度の廃止を求めて〜憲法と国連の活動の観点から〜
 内容(予定)    基調講演 「憲法と死刑」 木村草太
     DVD上映 「絞首刑を考える」大阪弁護士会作成
     基調報告 「国連の理念」 菊田幸一
     トークセッション 思考の転換(パラダイムシフト)
     コーディネーター    海渡雄一
     スピーカー    木村草太、森達也、大山寛人、梶田真章

■京都弁護士会 主催「死刑を考える日」(参加費無料、予約不要/先着200名)
3月11日(日)13時〜17時 ウィングス京都イベントホール(東洞院六角上る)
 第1部 映画「ふたりの死刑囚」上映
 第2部 パネルディスカッション
     (パネリスト)    袴田秀子さん(袴田巌さん実姉)
    小川英世弁護士(袴田事件弁護団・静岡県弁護士会)
    堀 和幸弁護士(京都弁護士会)

■青山さんを救援する関西市民の会 第29回総会
3月11日(日)14a時〜17時半 東成区民センター(地下鉄今里駅下車)
 講演:「野田事件再審請求の現状と展望(仮)」
大塚翔吾弁護士(野田事件再審弁護団)

■靖国連続学習会〈第3回〉
3月16日(金)6時30分〜 エルおおさか606号室
(地下鉄/京阪・天満橋下車西へ300 m)
「近代天皇制と宗教」
講師:近藤 俊太郎 さん(龍谷大学講師)
 第3回学習会の講師、近藤俊太郎さんは若手仏教史研究者であり、日本近代を見直すカギとして最近注目されている近代仏教史研究ブームの中心的存在の一人でもあります。連続学習会の最終です。じっくりと「近代天皇制」について学んでみましょう。ぜひ参加ください。
近藤俊太郎(こんどうしゅんたろう)プロフィール:龍谷大学非常勤講師。博士(文学)。 
著書:『天皇制国家と「精神主義」―清沢満之とその門下―』(法藏館/ 2013年)、編著:『近代仏教スタディーズ―仏教からみたもうひとつの近代―』(法藏館/ 2016 年)。
参加費:500円

■大阪弁護士会 主催(参加費無料、予約不要)
3 月22 日(木)午後6 時半〜8 時半 大阪弁護士会館10 階
  第2回 国際人権法連続講座「死刑ってどうなの?国際人権法」
登壇者: 野口 善國弁護士(兵庫県弁護士会、元刑務官)
裁判員経験者(予定)、研究者(予定)

■京都・にんじんの会 主催 企画:龍谷大学犯罪学研究センター (詳細未定)
4月14日(土)午後1時 響都ホール(京都駅八条口アバンティ9階)
  「いま、もう一度、死刑を考える〜『デッドマン・ウォーキング』を観て」
(予定)13時〜上映 15時半〜対談:石塚伸一さん+布施勇如さん

■自由人権協会大阪兵庫支部総会記念講演会(参加費無料、予約不要)
4月21日午後2時半〜 場所未定(弁護士会orエル大阪)
 トークセッション:齊加ディレクター(MBS)+奏さん(沖縄)
テーマ:「沖縄ヘイトと基地問題」「フェイクニュースとメディア」など



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