[CML 051680] 「建国記念の日」反対2・12学習大阪集会

吉田 宗弘 mnhryoshi at yahoo.co.jp
2018年 2月 8日 (木) 23:19:16 JST


反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
 
私たちは、人々が批判してきた「建国記念の日」=紀元節を、天皇代替わり過程に入ったいま、いま一度考えてみたい。
下記の集会を行いますので、多くの参加を呼びかけます。
 
■「建国記念の日」反対2・12学習大阪集会
――天皇代替わりにおける「紀元節」を考える
  ◇日時 2月12日(月)13時30分~16時30分    
  ◇場所 国労大阪会館(JR大阪環状線「天満」下車3分)
◇参加費(資料代含む) 500円
◇主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
 
「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」を規定した祝日法は「建国記念の日」を、「建国をしのび、国を愛する心を養う」日としています。
いうまでもないが、「神武天皇」の「即位」の日を「建国の日」とするのは歴史的事実に反する非科学的な考えですが、問題は、なぜこの非科学的な論拠をもった法律となり、「国民こぞって祝い、感謝し」しなければならないのか、です。
ひるがえって現在、政府は天皇の「生前退位特例法」に基づいて、新天皇即位の日を2019年5月1日と決め、この新天皇即位日を「国民の祝日」にする検討に入っています。天皇の即位が「国民の祝日」というわけです。今度は紀元節ではないのだから、反歴史的で非科学的ではない、というのでしょうか。また、5月1日がインターナショナルな労働者の日であることを永遠に忘れさせようという策謀が露骨です。
いずれも、日本国の最高の権威が天皇であり、「天皇を戴く日本」をこぞって祝わせようというわけです。
政府は昨年10月、明治維新150年について「大きな節目で、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは重要だ」(菅義偉官房長官)として内閣官房に準備室を設置しました。
「明治の精神」とは「日本の強み」とは何か。天皇制の確立と天皇のもとにおける侵略と戦争の「精神」と「強み」ではないのか。思えば、1960年代半ば、「建国記念の日」制定が突如急がれたのは、1968年の「明治百年祭」にあわせるためでした。その時も「明治の精神と近代化」が賛美されたのです。
新たな天皇即位日を「国民の祝日」との策動が進行するいま、改めて「建国記念の日」とは何かを考えたいと思います。


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