[CML 051649] 福島差別と本の題名にあるので、国による、国策東電原発事故被害地域への、棄民政策、差別が内容と思ったのですが、違ったようです。
京都の菊池です。
ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2018年 2月 4日 (日) 13:22:32 JST
福島差別と本の題名にあるので、国による、国策東電原発事故被害地域への、棄民政策、差別が内容と思ったのですが、違ったようです。
転送転載歓迎
京都の菊池です。
昨年末に、しんぶん赤旗に掲載された、
かもがわ出版の本の広告に、
「しあわせになるための「福島差別」論 」
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/sa/0939.html
がありました。
題名の 福島差別 を見たとき、
「福島を切り捨てるのですか
“20ミリシーベルト受忍論”批判
かもがわブックレット200 」
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/0815.html
を出版した
かもがわ出版なので、
国による、国策東電原発事故被害地域への、棄民政策、差別
(日本政府は、権力者、官僚は、自らは、放射能防御のための法律、施策に守られたうえで、
原発事故による放射性物質により放射能汚染された地域、被害を受けた地域には、
その法律、施策は、適用せず、
風が吹けば、放射能汚染された土から、ほこりとなって舞い上がるなど、
今も、目の前にある放射性物質からの被曝に対策をとらない。
自らに、原発事故の責任がおよばぬように、
こんなことに、わずらわされたくないように、
と、
原発事故被害者の切り捨てを、着々と続け、
目標の東京オリンピック年には、避難者ゼロなど、を達成させようとしている。
この日本の行為は、
日本の原発事故の被害者を苦しめるだけではなく、
原発事故に直面しながらも、人として大切なものを手探りで積み上げ打ち立てた、人類の知恵である、
チェルノブイリ法
( 昨年末、放送された、
「母たちの祈り フクシマとチェルノブイリ 」NHK BS1
http://www4.nhk.or.jp/P4713/x/2018-01-13/11/7989/3115270/
を見て、改めて、原発事故被害に向き合うことを思いました。
原発事故で放出された放射性物質による放射能汚染が、目の前に存在していることと、しっかり向き合い、
土壌や、食物などの放射能測定を行い、状況を把握し、
保養も含め、
放射能防御の対策を継続して行う。
原発事故で放出された放射性物質により被曝したことと、しっかり向き合い、
その影響は、様々な現れ方があるので、
根気よく、影響が現れるかどうか、心身状態を見つめ続け、早期に適切に対処していく。
この姿勢を、チェルノブイリ法に、まとめ、
チェルノブイリ法を支えに、長期間にわたる原発事故被害に対処していっている、
チェルノブイリ原発事故被害者と、放射能汚染地域で生活する人たち。を番組は伝えていました)
を葬りさり、今の原発事故被害者だけでなく、これからの原発事故被害者へ、までも、原発事故で被害などない、健康被害などない、何の責任を負う必要もない、
人として扱わない棄民政策の道を踏みかためて行っていると思います。
それを押しととどめる、岐路に今立っていると、思います。 )
のことかと、思いました。
また、本の紹介文、に
「(被害者)それぞれ の判断を 尊重 すること」
とあったので、
避難者や、甲状腺がん患者たちとも、
(NHKドキュメンタリー - BS1スペシャル「原発事故7年目 甲状腺検査はいま」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115256/index.html は、
甲状腺がん患者と、向き合い、番組で伝えました)
向き合っての本なのかも、とも思いました。
これまでなら、3・11や原発問題のコーナーを常置していた本屋も多く、そこにたぶん、平積みされたと、思うのですが、
いまや、
3・11や原発問題のコーナーの常置をやめたり、縮小し、限られたスペースになったりの本屋が増えたため、何軒か本屋をまわって、やっと見つけました。
(もし、本屋が 今年3・11にちなんでコーナー を作ったとしたら、目玉として、どんと平積みされるかも)
下記のような、目次でしたので、
どうも、
国による、国策東電原発事故被害地域への、棄民政策、差別
避難者や、甲状腺がん患者たちとも、向き合った
という内容では、ないようです。
読んでみないと、どんな本かわからないようです。
*この本の中でも、
韓国の大人の甲状腺検査結果を、持ち上げ、考察の柱としています。
しかし、本来、子どもの甲状腺がんの検証に、大人の検査データを持ち込むのは、おかしいと思うのですが、なぜか、まかり通っています。
先日のある講演会で教えていただいたのですが、韓国の子どもの甲状腺検査結果が存在し、公表されているそうです。
ぜひ、韓国の子ども甲状腺検査結果にもとづいて、
「しあわせに・・・」も、
甲状腺がんの番組を作ったNHK も
再検証していただきたいと思います。
目次に、
章と項目の題が掲載されています。
それぞれの執筆は、
下記のように、分担されています。
清水修二さんが、
はじめに
〇「どっちの味方なのか」
〇差別といじめ
清水修二さんが
第1章 福島原発事故はどんな被害をもたらしたか
(1)特殊な性格をもつ放射能被害
〇自覚しづらい被害と加害
(2)沈殿した状態で消えない放射能不安
〇アンビバレントな(引き裂かれた)思い
〇イメージの怖さとデマの被害
〇被害評価の政治性
(3)依然として見えない被災地の将来
〇避難がもたらした被害
〇被害の空間的広がり
〇被災地はこれからどうなる
一ノ瀬正樹さんが、
「である」論を侵襲する「べき」観
ー放射線被曝をめぐる混乱の源泉ー
大森真さんが、
新たなリスコミの段階に来ているのか?
第2章 善意と偏見ー不幸な対立を乗り越えるために
の分担は、
安斎育郎さんが
(1)事態を侮らず、過度に恐れず、理性的に向き合う
〇私の生きた道
〇御用学者呼ばわり
〇客観的命題(科学的命題)と主観的命題(価値的命題)
〇「レッテル貼り」は時に内部対立の原因に
池田香代子さんが
(2)ある東京在住_“反原発派”の7年
〇反原発なら“脱被曝派”なのか?
〇被災者支援と反原発のもやもやした関係
〇危険を強調する報道や人びと
〇社会的信頼性を市民が自力で取り戻す
〇福島で出会った人びと
〇「被曝の心理」を軽んじるべきではない
松本春野さんが
(3)不安・恐怖が生む差別と排除
〇過激な表現で反原発を訴えた「葬列予報デモ」
〇保養支援での無意識の差別行為
〇福島の子どもに降りかかる「いじめ」
〇福島を傷つける「悪意のない」言葉と振る舞い
〇「生活の場」国道6号線清掃活動に誹謗中傷1,000件
〇東北応援フェアから除外
児玉一八さんが
(4)住民運動の中で経験したこと
〇原発オタクといわれながら
〇原発をどうするか、肝を据えた議論が始まるのではないかと思っていた。ところが・・・
〇住民運動も事実に基づかない“煽り”とは決別しないといけない
前田正治さんが
福島のトラウマを考える
番場さち子さんが
あの日から、福島に住んで体験したこと
ー差別・風評被害を目の当たりにしてー
松本春野さんが
絵本『ふくしまからきた子』『ふくしまからきた子そつぎょう』 と共に歩んだ道のりー福島に「寄り添う」無自覚の差別意識ー
第3章 7年たって考える放射能・放射線
の分担は、
早野龍五さんが
(1)測定と学習による確信の形成
〇内部被曝への懸念と実際
〇学校給食を測定する
〇福島の内部被曝は私の子ども時代よりも低い
〇BABYSCAN
〇外部被曝
〇そして残った大問題
〇放射線教育の重要性
野口邦和さんが
(2)測定値が信用できるか否かの見分け方
〇放射能データねつ造事件
○熟練者も最初は素人だ
〇熟練者も間違えることはある
〇放射能が何かを知らない専門家は信用できない
〇イデオロギーや立場に囚われた人は信用できない
野口邦和さんが
(3)年間20ミリシーベルト基準をめぐって
〇被曝状況の分類
〇LNT仮説と放射線防護3原則
〇参考レベルと線量拘束値
〇学校の校舎・校庭の利用基準
〇避難指示基準と避難指示解除3要件
児玉一八さんが
(4)除染目標1ミリシーベルトを考察する
○放射線測定器が異なると測っている線量も異なっている
○0.23マイクロシーベルト/時は年間1ミリシーベルトにならない
○除染により外部被曝線量は明らかに低下している
野口邦和さんが
(5) 食品の安全はどこまで確保されたのか
○内部被曝は非常に低く抑えられている
○食品の基準値の変遷
○食品の検査体制と検査結果
○福島県民の内部被曝の現状
第4章 被曝による健康被害はあるのかないのか
の分担は、
清水修二さんが
(1)県民健康調査から何が見えるか
○調査を成功させるということ
○被災者の健康状態
○将来への不安・次世代への懸念
○甲状腺検査の概要と論点
児玉一八さんが
(2)甲状腺がんについて知っておきたいこと
○甲状腺がんをめぐる2つのトピックス
○甲状腺とヨウ素
○甲状腺がんはどんな“がん”なのか
○がんと過剰診断について
○韓国と米国ー検査技術の向上で甲状腺がんを大量に発見。しかし死亡率は変わらず
○甲状腺がんの発生と経過に関する新しいモデル
児玉一八さんが
(3)被曝の影響はでているのか
○放射性ヨウ素の放出量ー福島第一原発事故とチェルノブイリ原発事故の違い
○チェルノブイリ原発事故後、福島第一原発事故後の甲状腺がんの年齢分布
○2つの正反対の論文ー疫学の研究はどのように行われるのか
○外部被曝線量と甲状腺がん有病率の間には関連は見られなかった
○津田らの「外的比較」は現実とかけ離れた仮定を前提にしている
○国連科学委員会、「津田らの調査は重大な異議であるとは見なしていない」
○今後の甲状腺検査ーどのようにしていけばいいのか
児玉一八さんが
補論 甲状腺がんの遺伝子変異について
越智小枝さんが、
福島という思想
ー災後の歴史を編む科学者の責任ー
小波秀夫さんが
「わかってからでは遅い」のか
開沼博さんが
第5章 事故現場のいまとこれから
(1)2018年現在の福島問題の構造
○最終審級としての「現場」
○過剰な政治問題化・過剰な政治問題化
○1階2階
(2)福島第一原発廃炉の根本問題
「何が分からないかが分からない」
(3)3つの「典型的な声」
○再爆発・再避難はありうるのか
○廃炉作業上のトラブル・リスク
○いつ終わるのか
○どういう未来に向かうか
清水修二さんが
まとめに代えて
京都の菊池です。の連絡先
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