[CML 054558] 小説の「菊とギロチン」バンジャーイ!  タブー菊うつ栗原康

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2018年 12月 19日 (水) 08:29:51 JST


「菊とギロチン」 <https://dokushojin.com/article.html?i=3930> 栗原康
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/8ff4db1119fe7e11dcb74ea074383efc>
タバブックス <http://tababooks.com/books/kikutoguillotine>

>でてくる男、30人くらい屑ばかり。リャクした金で女郎は買うは、逃げるは、暴力振るうわ。最悪の奴らばかりが出てくる。30代の神近市子ねえさまのことを婆よばわりするなんて石原慎太郎より酷い域だぜ。
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/84cea2c0a113e2596f42a5d34bf81e8c>

こんな映画「菊とギロチン」の、小説本。活き活きと描かれているので、男どもの酷さ、女たちの健気さが増幅して感じられた。

失恋話に泣いてしまう童貞だいちゃん。つられて大泣するは梅毒てっちゃん。かくして兄弟の契りを結ぶ。なんか、恥ずかしいぞ日本人。なきむし劉備の桃園結義
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E5%9C%92%E3%81%AE%E8%AA%93%E3%81%84>
を想い出して、笑うしかない。

シベリア帰りの男たち、在郷軍人会の気持ち。背景説明を読んで天皇制からくりが判明。

巻末に、*瀬々敬久 <https://eiga.com/person/44334/>*監督の続編小説。へたれ左翼を冷笑しながら読んでたわし、号泣。

--------- 目次 ----------------

(一)おら、つよぐなりでえ!
(二)みんな鬼に喰われちまえだァ
(三)不逞じゃねえよ、太えだよ
(四)やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ
(五)なめんじゃねえ!

小説・その後の菊とギロチン *瀬々敬久 <https://eiga.com/person/44334/>*




-- 
大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


CML メーリングリストの案内