[CML 054446] 米国の放射能人体実験などの略年表
檜原転石
hinokihara at mis.janis.or.jp
2018年 12月 6日 (木) 09:45:58 JST
檜原転石です。
久しぶりに本屋に寄ったら、百田の駄本が大量に平積みされていた。こんな日本になってしまったわけです。
よって「原爆Tシャツ」問題も、この文脈で語られてもやむ得ないわけですが(乗松聡子の論考など)、だとしても原爆2発の人体実験を日本からまったく発信しないというのは、怠惰の誹りを免れませんし、歴史修正主義者への荷担にもなるでしょう。
★1945年8月12日
米内光政(よないみつまさ)海軍大臣―─【私は言葉は不適当だと思うが,原子爆弾やソ連の参戦は、ある意味では天佑だ。国内情勢で戦いをやめるということを出さなくて済む。私がかねてから時局収拾を主張する理由は、敵の攻撃が恐ろしいのでもないし、原子爆弾やソ連参戦でもない。一に国内情勢の憂慮すべき事態が主である。従って今日その国内情勢を表面に出さなくて収拾が出来るというのは寧ろ幸いである。】(「米内海相直話」昭和20年8月12日)
2発の原爆で人体実験を強行した人体実験大国の米国は、当然ながら731部隊の人体実験を放免した。これによって当然人体実験大国の米軍は朝鮮戦争で細菌戦を行ったと推定できます。この歴史を知れば、「原爆バンザイ」を肯定するアジア人は少なくなるでしょう。
▼朝鮮戦争における米軍の細菌戦被害の実態
─現地調査報告
中嶋 啓明
https://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/pdf/publication_2004-03.pdf
朝鮮戦争で日本はさまざまに国連軍=米軍に
協力、関与した。それはこの細菌戦でも全く例
外ではない。石井四郎らが南朝鮮に現れたとい
う情報は、東側では大きく報道され、それを傍
受、転電した記事が日本国内でも、目立たない
小さいものであるとはいえ新聞に掲載されてい
る(『朝日新聞』51年12月9日付夕刊など)。
▼米国の放射能人体実験などの略年表
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-8952.html
人体実験の略年表を見れば、1945年という年が、「プルトニウム注射人体実験」・「原爆2発(ウラン型とプルトニウム型)の人体実験」・「妊婦への放射性鉄投与の人体実験」という4種の人体実験の年だったことが分かる。ここまで知れば、今頃になっても「原爆バンザイ」を言い出す人はいないと思われるが・・・・・・。
▼人種主義・人体実験大国の米国の本質を考慮した結論とは?~BTS(防弾少年団)騒動 官民挙げての嫌韓ヘイト【乗松聡子の眼】
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-8940.html
▼(1945年9月~47年5月)妊婦への放射性鉄投与の人体実験~ナッシュヴィルの妊婦たち(アイリーン・ウェルサム『プルトニウムファイル 上』)~
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-8943.html
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