[CML 053351] テント日誌 8月6日(月) 経産省前テントひろば1807日目後 715日目
木村雅英
kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2018年 8月 8日 (水) 10:57:09 JST
(転送します)
テント日誌8月6日(月)
経産省前テントひろば1807日後
飯館村から来られた方あり 8月2日(木)
座り込みの準備をしていると、飯館村から来ましたというIさんと、いう方が見えられてKさんはおられますかと尋ねられた、12時に経産省前で待合せをしているとの事まだ来ておられませんと言うとケヤキの木陰でセッテングの様子を見ていたのでテントニュースをお渡しするセットが終わった頃にKさんが到着した、お二人で何やらお話しをしていましたが、その人は9・11の
テント記念集会で現地からの報告をして頂く人でした。
その後お二人で昼食に行かれてまた戻って来られて、座りこんでくれました。
今日も昨日に続き各官庁を廻る「子供デー」とかで親子連れの子供さんや、先生に引率された子供たちが大勢経産省に出入をしていた、その親子にIさんが原発に反対して座っていますと声をかけて熱心にテントリーフレットを配布していたが受け取りはあまりよくなかったようでした。16時頃に高齢の品の良いご夫婦に、暑い中お疲れ様ですとの激励を受けて元気をもらう。
それにしても、今日は本当に蒸し暑い一日でした。(Y・R)
怒りと暑さで火照った身体を冷やしながら座り込み 8月3日(金)
3時過ぎに到着、既に座込み位置は霞が関ビルの日陰になっている。それでも、汗をタオルで拭きながら、自家製葡萄と葡萄ジュースと小倉アイスキャンデーで身体を冷やしながら、わいわい話し合いながら、座込む。
4時になって文科省前の抗議行動に参加、歴史を振り返れば朝鮮学校差別はあまりにひどい。さらに、原発問題では、文科省は原賠審(原子力損害賠償紛争審査会)で帰還政策を推進して賠償を値切り、ヨウ素濃度マップ作成で濃度分布の過小評価をしたことも話題に。
経産省本館前に戻ったら、5時前に多数が退出の為に出てきたのでトラメガ使って脱原発を訴える。そう言えば、前日(8月2日)には「こども霞が関見学デー」8/1・2があり、本館前を珍しく母子づれが沢山出入り、Iさんがテントリーフレットを配布していた。子たちよ、嘘つき官僚に騙されるな!
5時からいつもの抗議行動。座込めをうたい、脱原発を訴え、東海第二運転延長をやめろ、破綻した核燃料サイクルを早くやめろ、プルトニウムを増やすな、…と経産省を糾弾した。フランスからの報告もあったが、いつものFさんの総括報告が無くて残念。椅子類を片付けたあとも本館前はにぎわう。(K.M)
今が暑さの真最中、甲子園ももうすぐはじまるが 8月4日(土)
言うまいと思えども今日の暑さかな。
Oさんが都合でお休み、KさんUさん私の3人で座り込む。
Kさんが安倍総理も食するというガリガリ君を買って来てくれたのでしばし涼しさを満喫。今日の話題は朝日新聞2014年福井地裁で大飯原発運転差し止め判決を出した樋口 英明さんのインタビュー記事(注)のことフェイスブックでも話題になっていたが、読まずに出てしまったので帰宅後に改めて読んで感動した。
ほとんど無関心に通り過ぎる人が多いが、女性が一人近づいて来て暑いのに大変ですねと言ってくれたのでチラシをお渡しした。
暑い中、経産省の庭では大掛かりな剪定作業が始まった。
高いクレーンに乗って電動のこぎりで大木の枝を切る作業。
音がやかましい。下では切り落とされた枝を片付ける人、通行人のための警備員。
何でも以前強風で枝が倒れ通行人が怪我をしたのでこの剪定が始まったのだとか、日陰を作ってくれているプラタナス迄切られなければ良いがとちょっと心配だったが、3時頃に一段落して引き上げて行った。
明日は反対側の木を剪定するらしい。
2時頃今日も美智子さんが来てくれた。
座り込みの後、新宿西口のスタンディングにも行かれるというので反戦・反原発の思いの強さを感じる。(I・K)
〈注〉 この記事については添付があります。皆様へ
昨日の朝日新聞に載った記事書き起こしてくれた人がいるので添付します。
信じられないことがありますね。これも現実 8月5日(日)
日大のアメフト選手の悪質タックルが世上をにぎわしていたのはつい先ごろのことだが、今度はアマチュアボクシング連盟での問題が浮上している。それに東京医大減点問題、杉田水脈議員の生産性ない発言など、暑さを加速させるような事件が続いている。山根会長の私物化というか、判定にまで介入するなどの所業が告発されている。「奈良の大仏」ならぬ、「奈良判定」という言葉も出て来て驚いていている。積み重ねられてきた、会長の悪行に対する耐えかねた部分が告発という形の行動をとったのが今回の騒動であろうが、会長やその周辺の所業に対する怒りをやっと行動にしたことである。「自分のことにも関わらず、自分には関係がなく、膿を出す」とのたまうどこかの首相ではなく、膿を自覚し、膿をだすべく行動をしたということである。山根会長の弁明を聞いていると、このおっさんは自分のやってきたことの問題が何ら分かっていないと呆れる。「おれはセクハラはやっていないと」と弁明した官僚の高官はまだ、事態の本質は分かっていての対応に見えたが、この山根会長はそれ以前のように見える。
日大アメフト事件といい、今回のボクシング連盟の騒動という、スポーツ界で続けて起こる不祥事だが、それが浮かび上がらせるのはその組織のありかたに問題がるためだ。山根会長が君臨できたボクシング連盟といい、内田監督がしはいした日大アメフト部は象徴的な組織であるが、彼等の君臨と所業を許した組織のありようが問われているのだ。誰しもが思い浮かべるのは日本の軍隊、あるいはその構造である。日本のスポーツ組織は軍隊を踏襲している所が強い。伝統という名でその組織の形態というか、あり様を踏襲してきたところが強くあるのだ。これはある意味では日本の政治・社会の組織構造としてあるものだし、戦後でも変革されないで残ってきたところがあるのだ。戦後改革で形式はともかく、実質は強く残ったところがある。日本の軍隊は消えたけれど、その組織構造(権力形態)は存続してきたところが強いのだ。
日本の軍隊、あるいはその構造は日本型の近代権力としてあったものだが、国体として喧伝されたものでもあった。天皇の国家、天皇の統治、と言われた国体、それを最も強く体現したのが日本の軍隊だが、その日本の軍隊の構造は8月15日を前後する戦争の記憶の提示においてしばしば語られるが、なかなか取り出しにくいものだ。対象化しにくいものだ。ちなみに日本の軍隊について思想的に析出された著作などは多くはない。戦争についての膨大な著作はあるが、不思議なことに軍隊に関するものはすくない。戦後もなかなか変えられないで姿や様相は変っていても、存続してきたところがある。それが、かつての日本の軍隊なのである。
近代権力の様式、形としての軍隊は法的権力(憲法体制)とは様相を異にしている所もあり、その概念も像も取り出しにくい。ということはその権力形態を変えることが難しくもあるのだ。スポーツ界のみならず、多くの不祥事が起こるたびに、日本的な組織(集団のこと)は軍隊を含めて想起されるが、その変革も含めてなかなか展望しにくい。事件のたびに騒がれるが、それが変えられていくことに結びつきにくいのだ。
スポーツ界だけではなく、社会的組織で様々な不祥事が伝えられる、それは不正の露呈としてあるが、それは事件として取りざたされるが、時間の経緯のうちにうやむやに処理されていこうとしている。政治的・社会的な関係を律している権力関係、その様式に問題があるが、それを変えていくことはなかなか難しいのである。だが、最近の傾向として政治的・社会な組織や団体の中から問題を提示する側が結構粘り強くなってきていることがある。これはよき兆候である。本当はこれらが社会的運動として登場し、持続的に展開されることが望ましい。
政治的・社会的な不正にたいして、それをただすだけではなく、その根底にある権力関係を変えていくというようなことが、社会的・政治的運動としてあらわれることが望まれる。かつて吉本隆明は官僚組織を開いて行くというように、この問題を提起していた。政治的・社会的組織の閉じられて行く傾向に対して、それを開いていくこと、人々の関心がそこに結びついていかないといけない。
スポーツ界でかつて女子柔道の選手らが、反乱を起こし、その組織のセクハラ的、あるいはパワハラ的な存在を告発した。僕はかつて高校生のころまで柔道をやっていたこともあり、彼女らの行動に親近感を持ち、手助けできることはないのか、と思った。オリンピックをまえに競技団体の矛盾、団体と選手の矛盾は深刻度を増し、今回のボクシング連盟のような告発は増えるだろう。選手本位、競技本位という言葉と矛盾する指導と称する権力の在りよう、団体を支配する面々の動きは事件となるかどうかは別にして選手たちとの対立を深まるだろう。スポーツ選手はそこで耐え我慢せずに行動して欲しい。競技本位、選手本位にスポーツがなっていくためには、スポーツ組織の変革が大事である。僕はオリンピックに期待するところがあれば、そうした選手たちの自立的、主体的動きだ。
この暑い最中、僕らはじっくりと経産官僚と向かい会っている。彼等が国民の意向を無視し、誰が、どのように決めたのかを無視して進める原発再稼働に対峙している。事件にならずとも、原発再稼働は社会的不正行為である。大きな視座に立てば不正な許されない行為である。それを不正でないと思わせているのは官僚という日本の権力形態である。閉じられた、密室でことをすすめるのは軍隊に象徴される日本近代の権力だった、官僚は任本の軍隊の形態を踏襲している。僕らは嘗ての戦争がこの権力によってなされた大きな不正であったことを知っている。合法の衣装の下でなされる不正を許しはしない。(三上治)
裁判所が夏休みでこちらを訪れるひとも少なく 8月6日(月)
早ければ午後から雨が降ってくるとの天気予報なので、いつもより椅子を多目にして、カッパは暑いのでこうもり傘を人数分持って経産省前へ出掛けた。先週、風邪で来られなかったYさんも元気な姿を見せてくれた。経産省前は雨の気配もなくジリジリ照りつく太陽と湿度の高い気候で汗びっしょりになりながら座り込み準備を終えた。この後の氷水は格別であった。風もないのでプラタナスの大樹の下に逃げ込んだ。何時もならパラソルで頑張っている他の人も木陰にやって来た。曇り空になったときパラソルの下に行ってみたがアスファルトからの熱気が物凄く塩飴と氷水でなんとか凌いだ。
8月に入ったので裁判所が休みなのでテントひろばを訪れる人もなく時間は過ぎていった。道行く人も暑さで顔を真っ赤にして歩いている。熱中症ではないかと思われる歩き方をしている人もおりこっちがドキドキしてしまう。
元気なのは右翼の街宣車である。ルーズベルト米国大統領の要請でソ連軍が日本植民地下の満州に攻め込んできた8月9日が近づいてきたからである。初めに来た右翼の矛先は外務省でアメリカに媚びを売るばかりの軟弱外交と批判していた。こういう見方は右翼の中では少数派で、圧倒的多数派はあとから来て文科省を攻撃していた面々である。彼らの目的は前川元次官を頂点にした官僚どもを全部追放して危機に瀕している伝統的な教育体制を建て直すというもので安倍政権に楯突くものは許さないというものである。安倍こそが民主的体系をぶち壊して、戦前の準戦時体制に日本社会を変えようとしている張本人である。こういう勢力と我々は対峙しているのだと実感させられる今週のテントひろばの座り込みである、暑いですが金曜日の経産省への抗議行動には多くの人の結集をお願いします。
最後に。きょうは第一月曜日で防衛省への抗議行動の日なので木曜担当のIさんが寄ってくれました。おテントさまが見ているーを制作されてテントひろばを応援してくださっているSさんが防衛省前で配ってくださるとのことでテントひろばチラシを取りに来られたのである。両人の努力に感服です。またこの日を待ちわびていたレジェンド・Sさんも是非とも行きたいと言うので一緒に連れていって貰った。(保)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その85
再処理が不利との評価が既に1980年代後半から明らかだった
〜経産省・資源エネルギー庁はこのことも長年ずっと隠していた〜
木村雅英(経産省前テントひろば)
8月2日の院内集会「再処理の経済性を問う」で、トーマス・カントリーマン元米国務次官代理が、使用済み燃料の再処理を日本・フランス・ロシア以外が放棄したこと、日本の大量のプルトニウム保有が、安全・安全補償・不拡散で懸念となっていることを強調した。
一方、私は鈴木達治郎さん(長崎大学核兵器廃絶研究センター)の次の話に驚いた。
◆ 核燃料サイクルの経済性評価は1970年代後半から実施されていたが1990年代後半ごろまで非公開。
◆ 1980年代後半にはすでに再処理が不利との評価がされ始めていた。
◆ 2005年、原子力委員会の「原子力政策大綱」において、初めて政府で核燃料サイクルの選択肢評価が実施され、経済性評価では、再処理が不利との結論が出たものの「政策変更コスト」を考慮することで、再処理路線の継続が決定した。自由化の中で、コストを電気料金に上乗せする「再処理基金制度」が設置された。
◆ 2012年、福島事故後の原子力委員会(検討小委)において、包括的な核燃料サイクル評価が行われ、経済性、核不拡散・セキュリティの面で、再処理が不利なことが明らかになったが、地元の反対などもあり、核燃料サイクル継続が決定した。
◆ 今一度、包括的な評価を第三者機関で実施すべきである。
すなわち、1980年代後半からずっと直接処分よりも「再処理が不利」と評価されていたにも拘らず、ずっとそのことを「国民」に明らかにせず、方針変更もできないで来たのだ。
おまけに、方針変更は、国にしても日本原燃にしても言い出した方が不利益を被るのでどこも言い出せない。国策民営で始めた事業の方針変更が、「政策変更コスト」まで持ち出して、簡単にはできないとは何とも情けない。
いずれにしても、原発が安全・安い・無いと電気が足りない・クリーンなどの大嘘をつき続けてきた経産省は、1980年代から再処理の経済的不利を知りながら、それをずっと隠して間違った政策を続けてきたのだ、分離型プルトニウムを47トンも、使用済み核燃料内のプルトニウムを160トン以上も貯めこんでおいて。今も第5次「エネルギー基本計画」が示すように、経産省は嘘と偽りの政策を続けている!
8月10日(金) 5時〜6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
主催: 首都圏反原発連合
8月11日(土・休日)「埋めるな!辺野古 沖縄県民に呼応をする8・11首都圏代行動」
場所:東池袋公園(サンシャイン隣) 11時30分集合 12時30分(デモ)
8月19日(日) 安倍政権退陣!8・19国会議員会館前行動
場所:衆院第二議員会館前 16時から 総がかり行動委
9月11日(火) 18時〜経産省前記念集会を準備しています
詳細が次の版で報告します。
「熱い8月連続行動へ」 沖縄からの伝達を添付します
(添付文)
◆転送大歓迎!!
暑い、熱い、8月が始まりました。私は、1日(水)と4日(土)に辺野古新基地建設阻止・現地行動へ参加してきました。
4日はオール沖縄会議による毎月第1土曜日の「土曜県民大行動」があり、約600人余が参加しました。また、その日はヘリ基地反対協主催による「土砂投入許さない8・4辺野古海上大行動」が開かれ、カヌー43艇と船8隻に100人以上が乗り、海上から工事現場の間近で抗議行動が行われたました。
いよいよ、8月の連続集中行動が始まりました。下記の「沖縄平和市民連絡会」の呼びかけにも有りますように、*8月6日〜18日まで「辺野古集中行動」*が行われます。私も、もちろん参加します。
同時に、8月11日(日)には*「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」*がオール沖縄会議の主催で*奥武山陸上競技場で*午前11時から開催されます。この集会は3万人以上の結集で成功させなければなりません。テーマカラーは「ブルー」です。県民大会に参加する人も、参加できない人も、それぞれの意志を「ブルー」で表現・表示しましょう。
周知のように、日本政府・防衛省は*8月17日(金)に最初の「土砂投入」を行うと「予告」*しています。*これを、絶対に許してはなりません。*その前に、何としても*翁長知事に「埋め立て承認撤回」を*やってもらいたいものです。私(たち)は、*非暴力直接行動で*、身体を張って座り込み、阻止行動を展開します。
この1日(水)から18日(土)の熱い8月は、「辺野古新基地建設阻止闘争」を中心に諸活動をやり抜こうと思っています。ドゥシ(同志)・友人・チェの皆様が、日本国内外から、この*琉球弧の大きな「歴史の転換点」*に、*連帯の声を上げ、できることからの行動を繰り広げるよう*、心から訴えます。
*ゆたさるぐぅとぅ、うにげーさびら。(よろしく御願い申し上げます。)*
2018/08/05 ベン 拝
沖縄平和市民連絡会
*緊急呼びかけ!**辺野古集中行動辺野参加を!*
*(8/6〜8/10、8/16〜8/18)*
破廉恥にも沖縄防衛局・国は翁長県政に対して聴聞の延期要求を行っています。やりたい放題の安倍政権に鉄槌を打ち込む必要があります。
「オール沖縄会議」では翁長知事の「撤回」を断固支持し、土砂投入阻止のために*8/11(土)の県民大会*、その前段に*明日から辺野古ゲート前で明日8/6(月)〜8/10(金)と8/16(木)〜8/18(土)に「建設阻止の連続集中行動」*を行うことにしています。
その間、「沖縄平和市民連絡会」「島ぐるみ会議」「オール沖縄・那覇の会」では*毎日、那覇・県民広場から大型バスを2便(6:30発、9:00発)出すことにしています。*
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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail : kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/
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