[CML 053331] 再読す「獄中手記」の心意気 金子文子よ岩波文庫

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2018年 8月 6日 (月) 07:00:21 JST


「何が私をこうさせたか――獄中手記」 <https://ameblo.jp/e-konext/entry-12338627068.html> 金子文子
岩波文庫 <https://www.iwanami.co.jp/book/b330651.html>

30年くらい前に読んだが、新たに山田昭次の解説文がついてるので読む。ありきたりのことしか解説してない。

とはいえ解説414頁の、*裕仁の恩赦。減刑状を破り捨てた文子、*
さすがだ。それに較べて、受け取り拒否した朴は刑務所長の途方にくれた顔を見て受け取ってしまうと。

やっぱりさ、ブレイディみかこに書いてもらえばいいのにと思うが、ねえさん1冊びっしり書く予感がするから来年の楽しみしようっ。

表紙。1931年春秋社版、鉄鎖につながれた女の版画。

仲間に託された手記は、文子の死後5年目に刊行。

で、*読み返して激しく感動。状況が煮詰まっているせいか、ひしひしと親近感が湧く。*

*しょうもない最低の日本人たち。そして男。んー、最後に女友達ができたことに曙光。*



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大山千恵子
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