[CML 053319] 個人請求権関係書籍の紹介

小林 久公 q-ko at sea.plala.or.jp
2018年 8月 4日 (土) 09:02:29 JST


小林です
日本の戦後補償をめぐって「日本国に対する個人の賠償請求執行権の有無」の解決が
課題となっています。
この問題は、日本の戦後補償裁判で鋭く争われてきましたが、その成果と課題が運動
として十分に引き継がれてこなかった感があります。
このことに関しての貴重な本が過去に出版されていたことを私はやっと知りました。

何で今頃とも思いますが、以前の私ならば読んでも理解できなかったことのようにも
思います。
やっとこの問題の重要性が分かってきたという次第です。私のような人もいることを
考え、
もうすでに多くの方が読まれているものと思われますが、改めて皆様にご紹介させて
いただきます。

その1、『戦争と個人の権利』(1999年発行、日本評論社)
その2、『戦後補償と国際人道法』(2005年発行、明石書店) (この本は、上記の本の
後継本、坪川さんが紹介してくれました)

この問題については、フリッツ・カルスホーベン氏が第一審と控訴審で二つの意見書
を出しており、
第一審の意見書は『戦争と個人の権利』に、控訴審の意見書は『戦後補償と国際人道
法』に収められています。
これらの法廷で到達した成果をもう一度私たちののものとして、日本の戦後補償・過
去清算を実現させることが、
戦争する国に復活が進められている今日、切実に必要になっているように思われま
す。

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小林 久公
061-2273 札幌市南区豊滝2丁目9-6
FAX 011-596-5848
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Email: q-ko at sea.plala.or.jp




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