[CML 053291] 都教委よ、「人権尊重の理念を正しく理解」 (都教委基本方針1※)しているか!?

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2018年 8月 1日 (水) 00:16:05 JST


皆さま
 こんばんは。増田です。これはBCCでお知らせしています。重複・超長文、ご容赦を!

 本日、都庁前で配布した、月末恒例の東京都学校ユニオン都教委糾弾ビラは以下の内容です。それにしても『源氏物語』や『平家物語』に「拉致問題が出ているか」と「教科書の調査研究を大真面目にやっている」都教委の滑稽さは、なんと形容したらいいんでしょうねぇ? 「人権尊重の理念を正しく理解」しているかに関係あるらしい!? というんですが、都教委は「関東大震災における朝鮮人虐殺」は「東京の近現代史」から削除して平気なんですよね…

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<都教委よ、「人権尊重の理念を正しく理解」(都教委基本方針1※)しているか!?  ※都教委HPより>
 
★関東大震災95周年、「人権尊重理念の正しい理解」のために『江戸から東京へ』の朝鮮人虐殺、隠ぺい記述を元に戻せ!
 
 本年9月1日は、あの1923年の関東大震災から95周年になります。都教委は都立高校生に日本史を必修とし、『江戸から東京へ』という教科書(文科省検定を経た教科書ではないため、正式には「副読本」)で近現代史を学ばせています。これにはマッカーサーが「『日本の戦争は自衛戦争だった』と米上院で発言した」等、右翼好みの歴史偽造が多く、いろいろ問題があります。
 
 しかし、何といっても現代の醜い人権侵害ヘイトスピーチの横行につながるのは、関東大震災時の朝鮮人虐殺を無かったことにする記述の隠ぺい修正(改悪)です。都教委はこの改悪記述問題を2013年に引き起こし、どんなに批判を受けても現在まで、事実に沿った記述にもどそうとしません。
 
2012年度版「大震災の混乱の中で数多くの朝鮮人が虐殺された」
2013年度版「碑には、大震災の混乱のなかで、『朝鮮人の尊い命が奪われました』
と記されている」
 
 都教委高等学校教育指導課によると、「いろいろな説があり、殺害方法がすべて虐殺と我々には判断できない。(虐殺の)言葉から残虐なイメージを喚起する」(朝日新聞13年1月25日付)からだとか…。
 
 しかし、国(内閣府)の中央防災会議は08年報告書『1923 関東大震災(第2編)第4章 混乱による被害の拡大、第2節 殺傷事件の発生』P206で以下のように記述しています(内閣府HPに掲載)。
 
「関東大震災時には、官憲、被災者や周辺住民による殺傷行為が多数発生した。武器を持った多数者が非武装の少数者に暴行を加えたあげくに殺害するという虐殺という表現が妥当する例が多かった。殺傷の対象となったのは、朝鮮人が最も多かったが、中国人、内地人も少なからず被害にあった。」
 
 人権侵害の最たるものは他人の命を奪うこと、それも抵抗するすべを持たない人(老若男女を問わなかった)に徹底的にリンチを加え、その尊厳ある生を抹殺することではありませんか。この「関東大震災における朝鮮人虐殺」は、民族差別によるヘイトクライム、極度の人権侵害でした。これを誤魔化すことは人権侵害への加担です。「人権尊重の理念を正しく理解」していたら、こんなことはできないはずです。
 
 
☆都教委よ、先ず、おのれ自身が、基本方針1「人権尊重の精神」にある「すべての大人、子供たちが、人権尊重の理念を正しく理解する」ために、関東大震災時の朝鮮人虐殺の事実を直視せよ!
 
       関東大震災における朝鮮人虐殺を、無かったことにして現代の高校生に教えることは、極度に「人権尊重の精神」に反する人権侵害だった1923年の民族差別を再生産するとともに、高校生の真実を学ぶ権利を侵害する二重の人権侵害です! 先ず、都教委の面々自身が、「人権尊重の理念を正しく理解する」ことが必要です!
                                                        
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<都教委は「人権尊重の理念」から、『源氏物語』に「北朝鮮による拉致問題の扱い」があるか調査研究する⁉>

★来年度の「都立高校教科書選択のため」と称して都教委が作成した呆れた「調査研究資料」項目⁉

 現在、各種の教科書について都教委のHPに「調査研究資料」が掲載されていますが、教員や関心のある市民たちに呆れられているのが古典教科書についての以下の項目です。

イ 調査項目の具体的な内容(調査結果は「別紙2」) 
①        教科書の特徴をより明確にするため、具体的に調査研究する事項 
〈その他〉
* 北朝鮮による拉致問題の扱い (調査の結果、記載のないことを確認した。) 
* 防災や、自然災害の扱い (調査の結果、記載のないことを確認した。) 
* オリンピック、パラリンピックの扱い (調査の結果、記載のないことを確認した。)

 具体的に調査研究する事項を設定した理由等 
* 北朝鮮による拉致問題については、東京都教育委員会教育目標の基本方針1に基づ
き、人権尊重の理念を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。 

* 東京都では、自然災害時における被害を最小化し、首都機能の迅速な復旧を図る総合
的なリスクマネジメント方策の確立が喫緊の課題であり、防災教育の普及等により地
域の防災力の向上が重要であることから、防災や自然災害の扱いについて調査する。 

* 東京都教育委員会教育目標の基本方針2・3に基づき、文化・スポーツに親しみ、国
際社会に貢献できる日本人を育成するという観点から、オリンピック・パラリンピックの扱
いについて調査する。

 『源氏物語』や『徒然草』や漢詩・漢文などに(中にはこれらを取り扱った現代評論文なども教科書には採用されている例があるとしても)、常識があれば「北朝鮮による拉致問題の扱い」「防災や、自然災害の扱い」「オリンピック、パラリンピックの扱い」があるわけはない⁉ です。こんなことも判断できないくらい判断能力が欠如している人たちが、東京都教育委員会の面々ですか?

 さすがに数学教科書の調査研究資料項目には「北朝鮮による拉致問題の扱い」は入っていませんが・・・。 


☆都教委よ、「人権尊重の理念を正しく理解できるようにするため」「北朝鮮による拉致問題について」重視するなら、裏面のように関東大震災における「日本人官憲、被災者や周辺住民による殺傷行為・・・虐殺」の事実も隠蔽するな!

 古典教科書に「拉致問題」「防災、自然災害」が取り扱われているか調査するなら、日本近現代史上、最大の「自然災害における人権侵害」である関東大震災時の朝鮮人虐殺を『江戸から東京へ』に取り上げよ!

「自然災害がこれほどの規模で人為的な殺傷行為を誘発した例は日本の災害史上、他に確認できず、大規模災害時に発生した最悪の事態として、今後の防災活動においても念頭に置く必要がある。」
(内閣府HP『中央防災会議08年報告書』より)
                                   2018年7月31日   東京都学校ユニオン
                                                              http://www.masudamiyako.com/zikkyou/seikyuu.html
    


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