[CML 052447] 日本は確かに病気だ

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2018年 4月 29日 (日) 11:23:24 JST


(情報提供 いしがき)
転送です

<日本は、確かに病気だ!>
 
 一国の首相や蔵相、省庁次官…など、本来ならその職責を担うに相応しい資質が必要なところ、その資質を欠いた人たちが高位の役職に就くという悪性の習慣が重なったがために、どうやら、この国は慢性の病変を見るに至ったようだ。
 世襲政治の弊害はとっくに経験済みのはずが、いまだ断てない体力的脆弱。これら政治家の基礎学力、とりわけ国語力の欠損は目に余るものを、先生、先生と奉る愚直さもまた、風土病と言っていい。愚民論は不毛と言うが、一方で療法は見えない.

 官僚に見られる不可解、且つ、奇異な症状は、当該者が高学歴、中年層に属しながら「突発性健忘症」或いは「記憶障害」「自己認識機能不全症候群」など、高齢者に散見する症状が顕著なことだ。早期から受験テクニック頼りで進学を続け、その延長で役人のヒエラルキーを上り詰めたはいいが、「職業における倫理・哲学」という本来のエリートに必須の資質を身につけることなく、エリートの座に就いてしまった結果の「総合的適合不全」と言えるようだ。 マックス・ウェーバーを再読して欲しい。読まなかってこたぁ、ないよなぁ。
 
 かかる病の一端には、教育の問題が無関係ではあるまい。近代を迎えたこの国の教育は欧米に多くを学んできたが、いま必要なのはフランス、ドイツなどで実践される低学年からの「哲学」ではないか。主体的思考と論理的理解―時代を逆行するかのお仕着せの「道徳」ではなく、主体的思考を磨く「哲学」の導入こそが、この国の教育に求められているのではないか。

       4.26、2018―土岐省三

別 件 

 「日本人12歳論は続くか」 

 僭越ですが、今週の週刊金曜日4月27日号(5/4合併号)

 に投稿が掲載されています。目を通して頂ければ幸いです。

                   石垣敏夫

 


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