[CML 052421] ガサ子ちゃん 巡り巡って三十年なのだ

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2018年 4月 26日 (木) 23:51:37 JST


*救援連絡センター
<http://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2007_6/p14_15.pdf>発行「救援」紙の、2面の「ガサ子ちゃん倶楽部」連載コラムより*

三十年ほど続いている当欄。もはや発端を知らないひとの可能性が大なので、振り返ってみよう。

長い長い「昭和」が終わりを告げようとするころ、一度に百箇所の家宅捜索が横行していた。天皇の代替わりを控え、有象無象の人々を監視するのが目的か。

しかし、よりによって清く正しく美しい(自称)わたしのところに来るなんて、信じられない。ぜったいに、おかしいじゃん。なにその被疑者不詳って?
どーしてわたしが爆発物取締罰則ばくとり!扱いされなきゃなんないの。

おっかしいなあと思って調べてみると、重罪を名目に家宅捜索わんわんなのだった。活動家の周辺に、嫌がらせ家宅捜索だ。典型パターンは夫が活動家。妻が動揺して、機関誌を台所で必死に千切って焼く。公刊物なのにもかからわず、公安警察の脅しに怯えてしまうのだ。

これでは国家権力の思う壺ではないか。そこで「泣く子も笑うガサ子ちゃん」を始めたのだった。

なにしろ当の活動家連中は鈍感だし、弁護士に相談しても逮捕や起訴と違って真剣に取り扱ってくれない。んー、弾圧のランクがあるのか?

そんななかで新人弁護士の福島瑞穂に巡りあい代理人になって貰ったの。

裁判所の令状自動販売機じょうたいも、おかしいぞ。準抗告申立をしようと呼びかけた。それでいいのか裁判官。

わたしが情報宣伝局長として、思いつくたびに十円コピーでチラシ作戦。時宜にあったのを速攻で印刷。半分に切れば、「一枚五円の御縁」だ。挨拶がわりに配りまくる。知り合いに、ひたすら手紙を出す。

なぜかキリスト教の研究誌「指」に原稿が載る。田川建三の呼びかけで義捐金が届く。

挙げ句は参議院議員東京地方区に立候補。死刑廃止を訴えるCちゃん、寄せ場労働者がんがんの劇団員。NHKの放映録画後に、ディレクターから「雑民党って真面目なんですね」と妙に感心されたぜ。

その傍らで法律対策部長として裏方をしてたのが、同居人の平井克彦くん。この三月に逝去、涙。

はてさて三十年が経過して、またもや代替わりだ。じいさん明仁が働くのやだって。天皇制を止めれば解決するじゃんか、怒。

オリンピックの前に大量死刑執行するのか。殺すな、殺されるな。

監視の枠はIT利用によって三次元カメラまで登場してきた。かたやフェイスブック(顔本)で自ら顔を晒すひともいる昨今。ソフト管理に負けないぞぞっ。

(福島みずほ参議院議員と...労働組合・旗びらき)
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/14f2beb78ab7d512a695bcba15f314ab>


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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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