[CML 050159] Re: 琉球/沖縄シンポジウム第6弾 私たちはなぜ植民地主義者になったのか

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2017年 9月 5日 (火) 10:08:49 JST


大山@植民地主義者さん(笑)

私の報告は、このところ雑誌『部落解放』に3回書いた

「日本国憲法のレイシズム」という文章を中心にします。

日本国憲法には、

レイシズムを克服する側面(平和主義、国際協調主義、法の下の平等など)と、

レイシズムを助長する側面(大日本帝国の遺産、天皇制、国民概念の曖昧さなど)
があり、

戦後民主主義は前者を強調することで、後者を隠蔽する機能を果たしてきた、と
いうものです。

リベラルで平和主義の憲法学者が、

「表現の自由が大切だからヘイト・スピーチを処罰してはならない」などと言う
のは、

まさに日本国憲法のレイシズムの所産です。

「ヘイト・スピーチを許すな」と言えないレイシストがこの国には多いのです。

琉球/沖縄に対する構造的差別も、私たち植民地主義者の選択の帰結です。



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前田 朗
192-0992
東京都八王子市宇津貫町1556
東京造形大学
042-637-8872
E-mail:maeda at zokei.ac.jp
Akira MAEDA
Tokyo Zokei University
1556  Utsunuki-machi Hachioji-city 
Tokyo 192-0992 Japan
********************


----- Original Message -----
> 前田せんせ
> 
> 基地すべて 押しつけおかば おのが身は
> 安泰なるか 日本(やまと)の国は
> 
> 金網越しの基地が映ったチラシ、届きました。
> なんにも用意をしていない、救援連絡センター取調べ研究会とバッテイングし
てます。
> 
> ご盛会を!
> 
> 千恵子@いつから植民地主義者になったんだろう
> 
> 2017年7月27日 22:27 <maeda at zokei.ac.jp>:
> 
> > 前田 朗です。
> > 7月27日
> >
> > ブログを更新しました。
> >
> > 琉球/沖縄シンポジウム第6弾 私たちはなぜ植民地主義者になったのか
> > http://maeda-akira.blogspot.jp/2017/07/blog-post_27.html
> >
> > 基地すべて 押しつけおかば おのが身は
> > 安泰なるか 日本(やまと)の国は
> >
> > この歌は沖縄戦1フィート運動で知られる中村文子さんの作です。大和(や
まと)
> > の市民との連帯と協働を実践し続けた中村さんの思いを、いま私たちはどの
よう
> > に受け止めるべきでしょうか。
> >
> > 琉球に基地を押しつける大和(やまと)の植民地主義とは何なのでしょうか。
そ
> > れはいつ、どのように始まり、現在の私たちを拘束しているのでしょうか。
> >
> > 私たちはこれまで5回のシンポジウムにおいて、沖縄の自己決定権について
考え、
> > 基地引取論の意義を整理し、さらに「沖縄ヘイト」を批判してきました。
> >
> > しかし、「沖縄ヘイト」を批判する私たち自身が、基地を沖縄に押しつける
構造
> > 的差別の上に安住しているのではないでしょうか。
> >
> > 植民地主義者でありたくないならば、いつの間にか植民地主義者にされてき
た私
> > たち自身を問い直す必要はないでしょうか。
> >
> > 植民地主義とは何か、日本の植民地主義はどのように形成され、いまなお息
づい
> > ているのか――ともに考えましょう。
> >
> > 日時:2017年9月16日(土)開会:午後2時、開場午後1時30分
> > 会場:東京しごとセンター講堂
> > 参加無料
> >
> > パネリスト
> > 藤岡美恵子(法政大学講師)「日本の植民地主義の根源を問う」
> > 前田 朗(東京造形大学教授)「日本国憲法が助長するレイシズム」
> > 宋 連玉(青山学院大学名誉教授)「在日朝鮮人から見た日本の植民地主義」
> > コメント
> > 新垣 毅(琉球新報東京支局)
> >
> > 主催:琉球/沖縄シンポジウム実行委員会
> > 連絡先:東京都八王子市宇津貫町1556東京造形大学・前田研究室
> > E-mail:maeda at zokei.ac.jp
> >
> >
> >
> >
> >
> >
> 
> 
> -- 
> 大山千恵子
> ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新
http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
> 




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