[CML 048049] IK改憲重要情報(193)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2017年 5月 14日 (日) 16:41:47 JST


IK改憲重要情報(193)[2017年5月14日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必ずしも河内の見解と同じではあり
ません。御了解ください。)

   北朝鮮情勢は複雑怪奇!?

 私は、第2次朝鮮戦争反対の平和運動を展開すべきだとアピールしてきましたが、
この間、「IK改憲重要情報」の発信を怠ってきて申し訳なく思っています。発信を
怠ってきたのは、私が体調を崩しているためですが、それ以上に、私が北朝鮮情勢を
読めなくなってきているからです。最近の北朝鮮情勢は、私に、1939年に平沼騏一郎
が独ソ不可侵条約の報を受けて「欧州の天地は複雑怪奇」と言って内閣を投げだした
ことを想起させるのです。

 第2次朝鮮戦争が開戦直前まで行ったことは間違いないと思います。分水嶺は、4月
15日でした。それは、その日に行われると言われていた第6回目の核実験がアメリカ
にとってのレッドラインだといわれていたことや、中国の人民解放軍の一部が当日、
核戦争に備える体制に入っていたことが伝えられていることから明らかです。
 では、北朝鮮は、なぜその日に核実験に踏み切らなかったのでしょうか。もちろん
アメリカの斬首作戦を考慮に入れたからでしょう。しかし、それだけでしょうか。中
国問題研究者の遠藤誉は、中国が北朝鮮に送っている石油のストップと中朝軍事同盟
の破棄をちらつかせて北朝鮮に譲歩を迫ったからだと分析しています(「夕刊フジ」
5月11日号5面)。これは、理想的な形ではありませんが、十分にあり得る話だと思
います。
 では、アメリカはどうか。
 古森義久は、ヘリテージ財団のブルース・クリングナーが、北朝鮮側にアメリカや
韓国への攻撃が明白、あるいは確実となっていない段階で、北側のこれ以上の核やミ
サイルの開発を阻むための予防攻撃には反対というレポートを発表している、と伝え
ています(「月刊Hanada」6月号)
 また、「日刊ゲンダイ」5月11日号は、ティラーソン国務長官が職員向けの演説
で、北朝鮮が核・ミサイル開発を放棄すれば々餡搬寮の転換は求めない金正恩政
権崩壊を求めないF酲姪一を急がないな瞳海亘粍38度線を越えて北側に侵攻しな
いーという「4つのノーを保証する方針を示したと伝えています。
 私は、トランプ大統領が「金正恩と会わないわけではない」と発言したり、ノル
ウェーのオスロで米朝の非公式協議が行われたりした背景に、はっきりとアメリカの
方針転換があるような気がするのです。私の大胆な推測を言えば、アメリカは、北朝
鮮に対する軍事圧力は弱めないものの、できたら、戦争をしないで成果を挙げたいと
いう模索が始まっているのではないか、と思うのです。その背景としては、第2次朝
鮮戦争を開始した場合の戦争の困難さと被害の甚大さに改めて思い至ったこと、中国
をうまく利用すれば北朝鮮問題を解決できるのではないかと考える思考がトランプ政
権内で台頭してきたこと、を挙げることができると思います。
 特に、最近の米中接近は目を見張るものがあります。日本があれだけ反対してきた
ことを知っていながら、中国主催の一帯一路の国際シンポジウムにアメリカから代表
団を送り込むのですから、トランプのアメリカ・ファーストがいかなるものかを、あ
からさまに示しています。
 日本の官邸にも「アメリカは何を考えているのか」という声が起きているはずで
す。(日本も急いで代表団を送ることにしました)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170512/k10010978951000.html

 中西輝政は、「『トランプ政権は日本の味方』と捉える日本の一部保守層のナイー
ブな甘い期待は、『梯子を外される』恐れを多分に含んでいる」と早くから警告して
いました(Voice2017年1月号)。

 以上の次第ですので、北朝鮮が第6回目の核実験を示唆しても、ミサイルの発射実験
を行っても、「第2次朝鮮戦争の可能性はますます増大している」と言う訳にはいか
ず、さりとて「第2次朝鮮戦争の可能性はもはやない」とメールにも書けず、悩みの
毎日が続いているという次第です。

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             以上





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