[CML 047964] テント日誌 5月8日(月) 経産省前テントひろば1807日目後 260日目

木村雅英 kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2017年 5月 9日 (火) 21:40:04 JST


(転送します)

【脱原発テント日誌5月8日(月)版】
経産省前テントひろば、2011年9月11日(テント設置日)から2,067日目
 
◎5月5日早番(金)連休中だって座り込みはなかなかのものだ 
 
 大分暖かくなり 今朝、家を出てくるとき何を着てくるか迷った。結局半袖に薄手の上着を着て出掛けた。座り込みを開始した頃は半袖1枚で丁度よかった。

 幟旗をセットしていた時、若い制服警官が1人やって来て、「今日は何時までやりますか?」「何人来ますか?」「暑くなりますので、熱中症には気を付けてください」と言ってきた。「ずいぶん若いけど警官になって何年目?」と訊ねると「私は4年になります。私も、この間、福島原発の中に行ってきましたよ。中までです。テロ対策の警備です」「暑いですから気を付けてください」と返ってくる。「ところで、あなたも分厚い物着ているけど、暑くないの?これって防弾チョッキなの?」と訊ねると「いや、これは、刃物で刺されないように鉄板が入っています」との返事。「あなたこそ暑いのに気を付けてね」とこちらが心配する。「私たちは、政府が原発を止めるまで座り込みは続けますよ」と言うと、納得したのか帰って行った。
  
 座り込みを始めると知らないうちに、鳩や雀が木の上から舞い降りてくる。人の気配でやって来るようだ。

 いつもDVDを届けてくれるSさんが、テント設置から○○○○日とういう看板を届けてくれた。先週の金曜日の夜に酒の勢いでやって来て暴言をはいた在特会(ヘイトデモの津崎尚道)についての情報を提供した。先週は、Sさんも遅くまで残ってくれていたのだが、Sさんが帰った後、在特会が電話して呼びつけ、やってきた公安警察官にブロックされながらも「道路交通法違反の犯罪者を取り締まれ。朝鮮人、こじきを逮捕しろ」とヘイトスピーチを繰り返していたこと。その在特会は、たちの悪い酒の勢いを借りないと来られないレイシストだったこと。丸の内署の私服が4人ほどやって来たけど、私服も呆れていたこと。我々は人数も揃っていたので心配はなかったが、HYさんが上に行って戻って来なかったのでそちらが心配で帰宅できなかったこと。等々
   
 今日は5月5日こどもの日で霞ヶ関の人通りも多くない。座り込みの参加者も多くないだろうから椅子の数は7脚と少な目にしたが、4時過ぎには座り込みの人が増えて、数が足りなくなるほどであった。ゴールデンウィークでも経産省前テントひろばの勢いは益々盛んである。
(S・S)
 
◎5月5日遅番(金)こどもの日、古い子どもが座り込み
 
 こどもの日で静かな霞ヶ関。経産省本館前だけは、のぼり旗や横断幕の下に10名程の古い子どもたちが座込んでいた。

 16時からは文科省前で少し前まで子どもだった学生たちが「朝鮮学校に高校無償化制度適用を!」と訴える毎金曜行動。座込みから数人の年寄も参加、最年長Sさんが若者の前で戦前の話を伝えた。私たちは、ここにも子どもたちに不当な差別を残してしまっている。

 経産省前に戻って、少ない通行人にチラシを渡したところ、休みでリラックスしている人ゆえか、受取りは割と良い。愛知県から来られた方としばし団欒。座り込みで無く、寝込みの人もちらほら。18時過ぎに重い足を引きずって椅子などを片付けた。首相官邸前や憲政記念館に移動した人も。
(K.M)
 
◎5月6日(土)経産省の石碑を写真に撮る人が絶えないが… 
 
 今日も夏日。日差しが強いが風は先週より一段と強くて快適だった。それでも日傘などが必要だと感じた。テントの幟が元気よくはためいているのに経産省の鯉のぼりはグッタリ垂れ下がっていた。まるで新巻鮭みたいに。僅かな距離なのに風がそんなに違うものなのか。GWで人通りは極端に少ない。それでも経産省の工事では大勢の人たちが働いていた(休ませてやれよ。鬼!)。
 
 座り込み開始早々、年配の女性がお辞儀しながら通り過ぎて行った。言葉は小声で聞き取れなかったが私たちを応援しているようだった。嬉しいのだな、これが。出来ることなら私たちが抗議する相手の中にも味方を増やしたいと思う。そのためには…座り込みって何だろうと考える今日この頃。
 
 相変わらず経産省の石碑の写真を撮る人たちがいた。それも石碑の前に家族並んで。霞が関は観光地なのか。財務省にスマホを向けている若い女性も二人いた。今時珍しいレトロなビルだからなのだろう。そのひとりが座り込み場所にたむろする鳩に興味をひかれたのか暫し足を止めてニコニコ見ている。Iさんがチラシを渡すと笑顔で受け取ってくれた。若い男性に国会議事堂の道順を尋ねられた。すかさず、Iさんがチラシを渡す。
 
 高浜原発現地行動に行くためKさんが今日深夜バスに乗る。僅か10分だが早めに座り込みを切り上げた。本当に頭が下がります。Oは一度深夜バスに乗って懲りました(根性なし)。
(O・O)
 
◎5月7日(日)午後1時より脱原発青空テント川柳句会が開催された。 
 
 選者は乱鬼龍氏、席題は「変」と「言」 。  3時投句締め切り、3時半頃より入選者の発表、披講となりました。

 ゴールデンウィークの最終日らしくお天気も良く爽やかな風が吹いていました。今回は13名の方にご参加いただきました。 入選句の発表後、入選者へ選者より川柳の書かれた団扇など様々な景品が手渡されました。入選句は以下の通りです。(S.E. ) 

「変」
特選
・問答無用警察国家まっしぐら -   藤康   
秀句
・アベ守るために変事も起こしそう      -  芒野 
・良い方になかなか変化してくれぬ    - 言奈地蔵 
・他殺でも自殺に変える警察署   -  原子力ドンキホーテ 
・戦後の日すべてを消すか安倍の変    - 落葉  
・スポーツをだしに憲法変える安倍   -    無位史膳(むいしぜん)    

「言」
特選
・失言を言わなきゃ誰も振り向かぬ   - 水蓮仏   
秀句
・再稼働やめろと言えば共謀罪  -  ハテナ
・安倍内閣本音を言えばしっぽきり  - わっしー 
・首相まね発言すれば暴言に   -  無位史膳(むいしぜん)
・言説を封じ完成独裁国  -   草地   
・うそまことまことをウソと言う時代   - 芒野

次回の  脱原発青空テント川柳句会は6月11日(日)13時からの予定です。  
 
◎5月8日(月)ゲンパツガラシ 
 
 テントニュース109号が事務所に残っていたので持ち出した。4/28の院内ヒアリング集会の内容を中心に、脱原発川内テント・蓬莱塾からの設立メッセージが紹介された。ヒアリングの際、福島から避難しているKさんらの声に真摯に対応した担当官のコメントが記載され、GW明けの経産省職員に配るには最適だ。

 「同僚の声を共有してほしい」と出入り口でアピールする。いつも通り無視されるかと思っていたが、受け取りがよく30枚以上になった。手渡しの際、職員から「ありがとう」と言われたことにも驚いた。2時の国会前「共謀罪」抗議に行く前に座り込んだ老年の男性にニュースを渡そうとするとネットで読んできたという。彼はさりげなくカンパ缶にも投入してくれた。
 
 もっとも、警備担当の職員が「1枚ください」と声をかけてきたので、建築中のプレハブ施設内容を訪ねると「知らされてない」との返答。口にも鍵をかけられているのだろうが、「次回は教えて」と念を押す。警官は1時間おきに訪れたが2時半の若い警察官にニュースを渡そうとしたが、首を横に振り断られた。
 
 この日、快晴の空の下、「真夏日」なみの今年一番の暑さとなる。日照時間も13時間を超すのではないか。背に受けるノボリ5本の陰が格好の日よけになる。陽当たりから日陰へ、先月までは暖を求め、これからは照射をいかに避けるか。7月まで猛暑の三ヶ月予報も出され、水分の補給も欠かせないことを実感させられた。
 
 3時過ぎまでに10人近くが座り込む。Yさんは低い街路樹に絡みついたヤブガラシを何本も引き抜く。それでも張り巡らされた強靱な根っこから新しいツルが必ずまた生えてくる。例えは悪いがゲンパツガラシで行こう!
(I・M)
 
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テントニュース109号を添付しました。
 
◎川内脱原発テントからのお知らせ 蓬莱塾の設立
 
 長いこと懸案でした川内原発の近くに一戸建ての古民家を借りることができました。この度、「脱原発川内蓬莱塾」設立趣意書 が出来上がりましたのでお届けします、ご一読ください。
 
「脱原発川内蓬莱塾」設立趣意書
                       
■脱原発川内テント+蓬莱塾(ほうらいじゅく)
 2014年9月26日、川内原発に南面する久見崎海岸に脱原発川内テントを設置してからこの5月で2年8ヶ月目を迎えることになります。
 そして今、私たちの目の前に大きなチャンスが訪れました。地元の方々の厚意により一戸建ての古民家を借りることが実現したのです。このことは、私たちの活動の幅が大きく広がることを意味します。台風時の一時避難先、テント訪問者の宿泊施設などはもとよりのこと、何にも増して重要なのが地元の方々との交流拠点としての活用です。

■蓬莱塾は「寺子屋スタイル」
 かつて久見崎海岸を訪れた与謝野晶子は「久見崎の 沙に摘みたる薬草を載せてわが船蓬莱離る」と詠みました。蓬莱とは、平たく言えば「仙人の棲む不老長寿の理想郷」といったところでしょうか。その蓬莱の地を今、原発が壊し続けています。 脱原発の闘いは、この故郷を守るたたかいです。
 そのためには、地元の方々と共に学び合う寺子屋方式で認識と感覚の共有を諮っていく必要があると考えています。こうした観点から、この家を蓬莱塾と名付けました。正式には「脱原発川内蓬莱塾」です。去る4月9日、多数の地元の方々のご参加を頂き蓬莱塾のお披露目を行いました。久見崎海岸のテント活動に加えて、蓬莱塾を舞台とする新たな段階がスタートしたのです。

■蓬莱塾の中心的テーマ(役割)
 |聾機原発黙認層との意思疎通。(自然エネルギー普及活動)
 ∧‥腓ら定期的に被災者を招き、原発被災のナマの声を伝える。
 A挙は特に重要。(2019年鹿児島県議選、2020年、同県知事選,同川内市長選、同市議選)
 じ鯲会、勉強会、講演会等々、地元の方々との共同企画、共同運営
  収容人数20〜30人 合宿可能10人
 ゼ治会、農業など地域社会との共同
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■廃炉への道
 世界の趨勢が「脱原発・自然エネルギー」へ向かう中で、「原発維持」を掲げる安倍政権の時代錯誤に多くの国民が反発を強めています。政府は東電事故処理の最終コストは21兆円余りとしていますが、ある民間シンクタンクの試算では、70兆円にも上ると発表されました。
 こうした膨大なコスト増に電力会社はたじろぎ、原発経営の先行きに疑問符がつかざるを得せん。自然エネルギーへの転換は、いまや保守層も含め国民的テーマとなろうとしています。4月半ば「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」が、左右を問わない「脱原発の国民運動」として発足しました。こうした流れは原発廃炉への展望が大きく開けるチャンスです。
 薩摩川内市においても、自然エネルギーの普及活動を通して、原発の危険性を明らかにし、今も根強く残る、「地域活性化に原発は必要だ」という、原発依存体質を打破しなければなりません。
 原発を巡る危機は、一刻の猶予も許されない段階に至っています。蓬莱塾は、思想信条を問わずすべての皆さんに開かれています。あらゆる壁を越えて脱原発の勢力を拡大しようではありませんか。蓬莱塾はそのステージとなるでしょう。
    
         2017年5月5日 脱原発川内テント蓬莱塾一同 
連絡先:090-5339-2243(江田)、 080-4344-6312(須藤)、 090-2422-6748(野村)、 090-7276-9035(福田)
 
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その32
原子力損害賠償制度(原賠制度)という虚構
〜加害者の経営が被害者保護に優先するという無法〜
木村雅英(経産省前テントひろば)

 岩波「科学4月号」の特集「検証なき原子力政策」には沢山の興味深い論文がある。本間照光(てるみつ)さん(青山学院大学)の<原賠制度という虚構〜保険が機能しないリスクとコストの現実〜>も興味深い。
 以下に、ほんの一部を紹介する。

◆ 「国策民営」の名のもと巨大な権力と金力によって、技術的経済的に不可能な原子力発電と核燃料サイクルが推進されてきた。それを支えたのが、原賠制度である。…。
◆ 原賠制度で原子力事業者(大手電力会社)と原子炉メーカーなどの原子力関連事業者の責任と負担を限定するとともに、とめどなく資金が注入され、業者の利益が保証された。電源三法をはじめとする税金と、総括原価方式によるコストと利益の保証である。
◆ 福島事故で、原発も核燃料サイクルも、そのリスクからみてもコストからみても手に負えないことが明らかになった。
◆ 日本の地震や津波については、民間の保険業界と背後の海外再保険ネットワークは原則として引き受けない。あまりにリスクが高く、商業ベースに乗らないからだ。
◆ 一般の保険では戦争リスクは免責、その戦争リスクを保障する特別の戦争保険でさえも核戦争リスクは支払対象外だ。原発はその本質上、核戦争と同様のリスクなのである。
◆ 科学技術庁が日本原子力産業会議に委託してまとめた「報告書」(1960年4月)では、原発事故時の損害額を当時の国家予算の2倍超の3兆7千億円と試算している。今日から見て控えめな試算だが、科学技術庁は40年にわたってこの「報告書」を公表せず存在をも否定し続けた。
◆ 原賠法第1条は、「被害者の保護を図り、及び原子力事業者の健全な発達に資することを目的」と同列にならべ、同法制定時(1961年)の衆議院附帯決議では、「…、本法の目的は、すべての原子力損害に対する被害者の保護を図るにあるから」とある。ところが、科学技術庁によって法の目的さえも曲解され、安全性を欠いたまま、実際には被害者・国民の保護に優先して原子力事業を保護することになり、現在もそれが続いている。
 加害者の経営が被害者保護に優先するという無法では、原賠法と原賠制度ひいては原子力政策の全面崩壊となる。

 保険が効かない原発。それを科学技術庁(現文科省内)や経産省(エネ庁)など原子力ムラのムラビトが、法律までねじ曲げて「加害者の経営が被害者保護に優先するという無法」を続けているのだ。

 なお、本間照光さんは週刊エコノミスト(2/7)にも「原発保険 原賠で賄えない福島事故 原発に経済合理性なし」でも「原発事業に経済的合理性がないことは、保険が機能しないことに示されている。」と主張している。
どちらか一読を。
 
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デモ・集会のおしらせ:

★5月8日(月)から共謀罪に反対する国会前座り込み行動が始まる。(12日まで、13時〜17時)、9条改憲阻止の会などの呼びかけ。
 
★5月8日(月)〜5月12日(金)高浜原発動かすな!リレーデモ
―高浜・おおい?小浜・若狭・美浜?敦賀・越前・福井―
 
★5月10日(水)高浜原発再稼働やめろ 関電東京支社抗議
場所:富国生命ビル(地下鉄内幸町駅47番出口)17時30分〜
 
★5月10日(水)第44回東電本店合同抗議 東電前
        時間:18時30分〜 
 
★5月12日(金)5時〜6時経産省前抗議行動 

★5月12日(金)6時〜 官邸前抗議行動

★5月18日(木) 月例祈?会(3時) 呪殺祈祷僧侶団



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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail  : kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/



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