[CML 048978] 強かん神話

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2017年 6月 27日 (火) 07:39:37 JST


檜原転石です。

レイプ犯の有名人では山口敬之も高畑裕太も野放しですね。


私にも認知する野放しのレイプ犯が1人います。性犯罪の被害届出率が4%程度のようですから、強かん事件の被害届出率が100%になれば、認知件数は25倍になります。大阪高等検察庁・田中壽美子検察官によると、「懲役10年程度の重罰を科し得る性犯罪の未検挙者は、強盗犯の未検挙者の約50倍の約7万人、性犯罪には常習犯が多いことを考慮しても、膨大な性犯罪者が野放しにされ、更なる性犯罪が生まれている・・・」。


さらに裁判に持ち込んでも、「小田急事件」や「千葉事件」のように日本の裁判官の間違った固定観念(強かん神話)により性犯罪者は無罪になります。


また、たとえ非親告罪になっても、被害者の家族はともかくも、知人などが警察に行くにも“被害者の同意”がなければ大変難しいものです。正義感ゆえに無断で公にしたことで被害者が自死でもしたら、正義は根底から揺らいでしまいます。こうしてみると、詩織さんの勇気の意味の重要性が際だっています。彼女の行為があたりまえだと社会が変わる(もちろん刑法の暴行脅迫要件の削除を含む)までには、相変わらず日本ではレイプ犯が野放しされ続けるでしょう。





▼強かん神話
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-8345.html



▼性犯罪、刑法改正でも抜け穴「強い暴行・脅迫がない性被害は野放し状態」(下)

https://article.auone.jp/detail/1/2/2/19_2_r_20170617_1497661942470184?ref=top




▼本人が望まなかった性的なできごとは、すべて性暴力である
https://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/40612599.html

・・・

「強かん神話」とは 



いわゆる性犯罪とは、刑法の「強かん罪(177条)」や「強制わいせつ罪(176条)」で規定されている性暴力をさし、性暴力の問題のうちのほんの一部にすぎません(注2)。冒頭で紹介した、「夜道を歩いていた女性が、見知らぬ男性に暗がりに連れ込まれて強かんされる」事例は、さらにそのなかでも「強かん神話」と呼ばれる固定的なイメージです。



 (注2)日本は罪刑法定主義によって、いかなる行為が犯罪となるかが法律で規定されています。



 強かん神話とは、その真偽にかかわりなく、広く世間に信じられている強かんにまつわる話のことです。たとえば、「強かん被害は、若い女性だけがあう」「強かんは、被害にあった人の挑発的な服装や行動が誘因になる」「強かん加害者のほとんどは見知らぬ人である」「ほとんどの強かんは加害者が衝動的に起こしたものである」といったものです。



しかし実際には、乳幼児から高齢者まですべての年齢の人が被害を受けており、女性のみならず、男性やセクシュアルマイノリティの方たちも同様に被害を受けています。また、被害にあった女性の多くは挑発的な服装や行動はしておらず、むしろ加害者は「おとなしそうで、警察などに訴えないだろう」という雰囲気の人を狙っているのです(注3)。



 (注3)内山絢子(2000)「性犯罪被害者の被害実態と加害者の社会的背景(中)」参照。



さらに、性暴力の加害者は、見知らぬ人よりも被害者と面識のある人の方が多いのが事実です(注4)。そして、加害者の多くは、決して衝動的に被害者を襲うのではなく、被害者の後をつけたり、人目につきにくい場所を冷静に判断して犯行に及びます。【次ページにつづく】



 (注4)野坂祐子、他(2004)「高校生の性暴力被害実態調査」アジア平和基金委託調査報告

▼根拠なき事件と虚偽告訴
https://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/40898052.html
・・・
このように「根拠のない」通報を分析すると、女性が悪意を持ってウソをついて、行われてもいない強姦を行ったと男性を訴える事案は5件しか残らない。その場合、女性は虚偽告訴の容疑で逮捕される。虚偽告訴は罰せられるべき犯罪である。結局、2000件のうち5件のウソつきがいると言うことだ。わたしにとって、これはほとんどの被害者が真実を語っていると結論づけるに十分な証拠だ。

・・・
1970年代前半の時期に米国のニューヨーク市で、性犯罪分析特別班を設置し、女性の警察官を被害者の面接に当たらせたところ、同市における強姦罪の虚偽告発率は2%であり、この数字はその他の暴力犯罪における虚偽告発率と一致したという。

▼性暴力被害の実態と刑事裁判
http://www.shinzansha.co.jp/book/b210709.html

 2 判決で描かれる性暴力被害と実態との乖離
   1  小田急事件―最高裁第3小法廷判決H21.4.14
  (1) 公訴事実の要旨/(2) 争いのない事実/(3) 争点/(4) 原審等の判断/(5) 最高裁の判断/(6) 検討

   2  千葉事件―最高裁第2小法廷判決平成23.7.25
  (1) 公訴事実の要旨/(2) 争いのない事実/(3) 争点/(4) 原審等の判断/(5) 最高裁の判断/(6) 検討

   3  おわりに

▼「性犯罪の厳罰化」今国会提出へ 性暴力の実態とは隔たり

2017年2月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017022202000128.html

・・・
具体的には、現行法の「暴行脅迫要件」が残っていることだ。この要件は「相手の抵抗を著しく困難にするほどの暴行や脅迫」を用いた場合に限って処罰できると解釈される規定。立証が難しく、被害者が泣き寝入りするケースが度々指摘されてきた。



  プロジェクトが典型例に挙げるのは、女子中学生に対する強姦罪に問われた二十代男性に対し、大阪地裁が二〇〇八年に「抵抗できないほどの暴行や脅迫はなかった」と無罪を言い渡した裁判。メンバーは「中学生が大人の男性に迫られたら怖くて抵抗できない」と指摘。被害者が命まで奪われないよう抵抗しないことや、体が固まってしまうこともよくあるという。

▼被害者を裁き「レイプ神話」を再生産する者(上)
メディア・ブロガーの被害者バッシングに反論する

杉田聡
2016年09月29日
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2016092800002.html

 ▼ 逃げられない性犯罪被害者 無謀な最高裁判決

 杉田 聡 編著
 四六判 236ページ 並製
 定価:2000円+税
ISBN978-4-7872-3351-6 C0036
奥付の初版発行年月:2013年02月/書店発売日:2013年02月16日

http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-3351-6

 ▼性犯罪の罰則の在り方に関する論点(案)への意見
 性暴力禁止法をつくろうネットワーク
共同代表 周藤由美子

http://www.moj.go.jp/content/001129372.pdf
 2017/04/03(09:17)



CML メーリングリストの案内