[CML 048798] 鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「安倍内閣の支持率が暴落しないのはなぜか」(2017年06月19日)という論を読む ――そして、その問いへの私なりの答。

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2017年 6月 19日 (月) 17:52:45 JST


安倍内閣の支持率の急落。それが日本における昨日の報道の最大のニュース・バリューでした。しかし、鬼原悟さん(「アリ
の一言」主宰者)は逆に「安倍内閣の支持率はまだこんなにあるのか。なぜ支持率は暴落しないのか」と問います。私も同
様の「問い」を持ちます。そして、前2本の引用記事がその問いへの私なりの答でした。 


・タイムリーな相沢侃さんの「今読む辺見庸」における辺見庸を援用した相沢さんの見方
https://www.facebook.com/takashi.higashimoto.1/posts/1099602233503536
・これもタイムリーな内海信彦さん(画家、予備校講師)の「一般人」批判における内海さんの見方
https://www.facebook.com/takashi.higashimoto.1/posts/1099624753501284

すなわち、現在の政党運動、市民運動は総じてポピュリズム(ないしは右傾化)の弊に陥っている。そのポピュリズムの弊
の持つ問題性ゆえに安倍内閣の高支持率を支え、同内閣の支持率の暴落を妨げているという見方です。前2本の記事を
遡ってご参照ください。

以下、鬼原悟さんの「安倍内閣の支持率が暴落しないのはなぜか」(2017年06月19日)という論。
http://blog.goo.ne.jp/sa…/e/1f23074f4657bb249b18182e68688458

『共謀罪法強行後に各メディアが行った世論調査で、安倍内閣の支持率が軒並み急落しています。

        支持      不支持
毎日新聞 36%(-10) 44%(+9)
ANN(テレ朝系) 37.9%(-8.5) 41.6%(+9.2)
NNN(日テレ系) 39.8%(-6) 41.8%
朝日新聞 41%(-6) 37%(+6)
共同通信 44.9%(-10.5) 43.1%(+8.8)
NHK 48%(-3) 36%(+6)
読売新聞 49%(-12) 41%(+13)
日経新聞 49%(-7) 42%(+6)

菅官房長官は19日の記者会見で「一喜一憂すべきでない」と虚勢を張りましたが、大きな打撃であることは確かです。
この背景に森友・加計問題、共謀罪強行があることは、それぞれの項目の世論調査結果が示している通りです。

しかし、私はこの世論調査結果に逆の感想を持ちました。安倍内閣の支持率はまだこんなにあるのか。支持率は暴
落しないのか。

上記の各社の結果を細かく見ると、”垰抻が支持を上回っているのは3社だけで、あとの5社はまだ支持の方が
多い②支持の下落率(㌽)は3~12、不支持の上昇率(㌽)は6~13の範囲にとどまっている、ことが分かります。
「急落」といってもこの程度です。

共同通信の調査では、安倍内閣の支持率は2015年7月、戦争法(安保法制)を強行した直後に37%(-9)で最低を
記録し、不支持が支持を上回りました。しかし、数カ月後には支持率は回復し不支持を上回りました。今回の支持率
の下落もいつまで続くか、けっして楽観的にはなれません。

世論調査の支持率で見る限り、日本の「国民」はあまりにも政権に甘いと言わねばなりません。それは、同じく「親友」
への便宜で政治を私物化したため、「コンクリート」と言われた支持率が暴落し、朴前大統領が退陣に追い込まれた
お隣の韓国と比べても、歴然としています。

なぜ日本はそうなのでしょうか。
共謀罪法が強行された直後、作家の高村薫さんが共同通信のインタビューに答えてこう述べています。

<国会は死んだのかもしれない。「共謀罪」法を成立させた国会を見てつくづく感じました。安倍内閣に支持率50%
を与えている私たちの責任でもあります。代わる人のいないことが高支持率の要因の一つですが、そうだとしても
常識的な判断力が働いていれば、「ノー」と言うべき状況です。いまの政治状況は、明らかに越えてはいけない一
線を越えているのですから。有権者の多くが、まだこの政治にげたを預けているのは、戦後72年の繁栄と安定に
寄り掛かっている慢心でしょう。>(17日付各紙)

「繁栄と安定に寄り掛かっている慢心」なのか、それとも生活苦・将来不安からの現実逃避なのか。いずれにして
も、「政治にげたを預けている」ことは確かでしょう。
安倍内閣の「高支持率」「支持率が暴落しない」背景・元凶な何なのか。簡単に答えが出る問題ではありませんが、
それを追究することは、この国の社会変革にとって急務であり、死活的に重要であることは確かでしょう。』


東本高志@大分
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