[CML 048773] 対比的に盛田常夫さんの日本の現代ポピュリズム=安倍政権批判の論を読む ――盛田さんは鋭い目を持つ、さらに信頼のおける学者だというのが私の評価です。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2017年 6月 18日 (日) 12:53:06 JST


この盛田常夫さん (在ブダペスト、経済学者)の日本の現代ポピュリズム=安倍政権批判は、たとえば以下の辺見庸の日
本の「革新」批判ないしは「リベラル・左派」批判と相補する関係を構築しているように私には見えます。
https://www.facebook.com/takashi.higashimoto.1/posts/1097056047091488

盛田さんの論は辺見庸言語の学者流の翻案と言ってみてもよいかもしれません(もちろん、盛田さんの論はオリジナルな
ものです )。私は両者の論に近似性を感じました。品のよさは学者としての盛田さんの論の方が一枚上回っていますが、
「胸底につきささってくる」(宮崎悠さん、政治学者)という点では辺見の文章は群を抜きます。両者の論を相補って読めば
ポピュリズムというものへの理性的、感性的な理解の幅はさらに深まるのではないか、とは私の思うところです。盛田さん
は鋭い目を持つ、さらに信頼のおける学者だというのが私の評価です。

ポピュリズムとイデオロギー的同調性に依拠する安倍政権(上) - リベラル21 
2017.06.17
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3991.html

『知性や知力に富んでいるとはとても言えない安倍政権が長期間にわたって高い支持率を保持してきたことに、首をかし
げる人が多い。しかし、現代の政治は基本的にポピュリズムに支えられている。どの国の政治的指導者を見ても、権力
を維持する権謀術数の政治力はあっても、社会を発展させることができる豊かな知性や知力を持ち合わせている政治
家はきわめて少ない。逆に、知性や知力とは無縁だが、強引な政治力を発揮出来る政治家が、国民の人気を得て、独
裁的な権力を維持できる事例の方がはるかに多い。安倍政治もこの例に漏れない。

北朝鮮の個人独裁社会の無残さを見聞きし、多くの人々は、「なぜ北朝鮮の人々が狂気の指導者に支配され続けてい
るのか、なぜ反乱を起こさないのか、なぜ殺される前に幹部が独裁者と腹を刺し違えないのか」と疑問に感じているだ
ろう。しかし、それこそ「他山の石」である。

豊かな知性があるわけでもなく、特段に賢明なわけでもなく、高潔な気概があるわけでもなく、確かな思想に裏打ちされ
た政治的信念があるわけでもない安倍晋三に、好き勝手なことをされても、なお安倍政権を支持する人が多いことをみ
れば、日本人に北朝鮮の支配を嘲笑する資格があるとは思われない。

今の政治家の知性は国民の平均的知性を超えていないだろう。政治家は大衆が容易に理解できる単純なスローガン
で政権への支持をつなぎ留め、大衆は分かりやすい政治スローガンを簡単に受け入れる。国の将来を見据えた政策
を展開するより、大衆の短期的な感情を操る権謀術数を凝らすことで、安定した権力を獲得できる。そのための政治
的武器が、ポピュリズムであり、それにもとづくイデオロギー的同調性による支配である。しかし、このような政治は社
会を歪め、将来社会に大きな負の重荷を残すだけだ。』

以下、省略。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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