[CML 049708] 「天皇出席の全国戦没者追悼式反対8・15大阪集会

吉田 宗弘 mnhryoshi at yahoo.co.jp
2017年 7月 27日 (木) 21:03:36 JST


反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
 
今年の8・15は下記の集会を行います。多くの参加を呼びかけます。
 
●「天皇出席の全国戦没者追悼式反対8・15大阪集会
―天皇と共にする全国一斉黙とう反対―
――植民地にとって教育勅語は何であったか――
     ◇日時 8月15日(火)午後1時30分~4時30分   
◇場所 エルおおさか(大阪地下鉄谷町線・京阪「天満橋」下車徒歩7分
◇講演 「植民地における教育勅語」
        講師 佐野通夫 さん (教育学研究者)
◇参加費(資料代含む) 1000円(経済的に厳しい方は受付まで)
◇主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
 
●戦争犯罪の継承―天皇代替わりと全国戦没者追悼式
8月15日、今年も天皇出席の全国戦没者追悼式が行われる。歴代自民党政権は毎年、この国家儀礼によって侵略し虐殺を担い戦死した皇軍将兵を追悼・顕彰する。天皇明仁も同式典で「追悼の意」を表明し、「国民と共にする黙とう」のパフォーマンスを行う。しかし、政府も天皇も、朝鮮や中国、アジアの人びとに対し自らの侵略戦争犯罪を謝罪することはない。今年もないだろう。
新たな戦争の時代、弾が飛び交う戦場への派兵に踏み出した支配階級にあって、こうした戦死者追悼の国家儀礼は「待ったなし」である。8・15追悼式を改変する否かは不明だが、そこには天皇は不可欠だ。「裕仁の御心を心」としてきた明仁は、皇太子徳仁にもこの死臭漂う「裕仁の御心」を引き継がせるのだろう。
 私たちは、戦没者追悼国家儀礼も代替わりも反対である。
 
●再び教育勅語教育
こうしたなか、安倍政権と極右勢力は、教育勅語を教育方針とする森友学園「瑞穂の國記念小學院」を設立し、その全国化を策謀した。そして、すでに明らかなように、国有地払下げ疑獄だ。
人びとを驚かせたのは、疑獄もさることながら、瑞穂の國記念小學院の教育基本方針に教育勅語がおかれていたことだ。
教育勅語とは1890年、天皇が臣民に下し与えたものだ。「朕〔ちん 天皇〕惟〔おも〕ふに」で始まり、わが臣民が朕への忠に励むこと、国中すべてが心を一つにすること、それがわが国体の真価であって、教育の源だと、宣う。そして、「爾(なんじ)臣民父母に孝に」から始まる徳目を12並べ立て、その最後にかの有名な「一旦(いったん)緩急あれば義勇公に奉じ以(もっ)て天壌無窮(てんじょうむきゅう 永遠)の皇運を扶翼(ふよく 助ける)すべし」、つまり国家に事変があれば勇気を奮い一身をささげて天皇国家のために尽くすべし、かくして永遠の皇位の盛運を助けよ、と天皇主権と人民の奴隷的従属を求めるのだ。
文部省は全国の学校に教育勅語を配布し、「奉読」を強制した。1891年6月には「小学校祝日大祭日規程」を制定し、「御真影」(天皇・皇后の写真)への最敬礼、教育勅語の「奉読」、天皇陛下万歳、校長訓話、天皇統治の天壌無窮を祈る「君が代」の斉唱という形式・儀式を通して子どもたちに天皇主権と臣民意識(奴隷意識)を刷り込み、「皇民」と皇軍兵士をつくりあげてきた。
だから戦後、衆参両院は教育勅語の廃止を決議したのだ。
ところが、安倍政権は、教育勅語を教材として使用を認める閣議決定をした。「日の丸・君が代」・元号の強制、教科書の国定化、道徳教育、国定教師づくりなど、これまでの戦争国家づくりをいっそう進め、教師を再び戦争の加担者にするつもりだ。
「教え子を再び戦場に送らない」と「君が代」斉唱拒否を続ける教育労働者と民衆は、恐怖と怒りをもって弾劾した。
 
●植民地支配教育の基本に置かれた教育勅語
教育勅語は教え子を戦場に送っただけではない。朝鮮や台湾の植民地教育の基本にも置かれた。この点の弾劾は私たちも含め多くの人びとにほとんどなかった。それでよいのか。旗田巍監修『日本は朝鮮で何を教えたか』(あゆみ出版)を参考に以下、見る。
1910年、朝鮮民族から主権を完全にはく奪し朝鮮を併合すると、朝鮮人教育の主権もまた日本帝国主義、朝鮮総督の手に移った。寺内正毅朝鮮総督の第一声は、朝鮮人から独立思想を排除することであった。朝鮮人民の奴隷化のため、朝鮮全土に憲兵警察制度を網の目のように張りめぐらし、いっさいの集会、結社、言論、出版活動を禁じ、独立運動の鎮圧に全力を集中した。学校に対して監視・統制を加えた。学校はつねに独立の思想形成と運動展開の重要な拠点だったからである。
 併合した翌年の8月、「朝鮮に於ける朝鮮人の教育は本令による」と定められた朝鮮教育令が公布された。その第2条で「教育は教育に関する勅語の趣旨に基き忠良なる国民を育成することを本義とする」と規定し、朝鮮社会とそこにおける青少年の人間関係のありかたを日本の天皇への忠誠心の形成に向けて作り替えていくと決定した。教育勅語が基礎に置かれたのだ。
 1937年日中戦争の全面化は、朝鮮支配のスローガンとして「内鮮一体」を前面に押し出した。また、この年を転機に、志願兵制度が実施(1938年4月~)、「皇民化」および軍事能力の育成に力を注ぐことになった。
こうしたなかで、日本帝国主義は皇国臣民の誓詞の斉唱、愛国日の行事、毎朝の宮城遥拝、正午黙祷、神社への参拝と神棚の各戸設置、時局座談会、官庁紙芝居の巡回、皇国臣民体操の実施、朝鮮服の追放と国民服の制定などの行事を強制し、いっさいの生活・習慣の民族性をうばいさっていこうとしたのである。
私たち日本の民衆は、この教育勅語の犯罪をよく知らねばならない。第2次朝鮮戦争の危機と天皇代替わりが重なる今、歴史の真実に向き合うことこそ大切だと思う。集会にぜひ参加を。 
 
参戦と天皇制に反対する連続行動  
大阪市淀川区十三東3-16-12  Tel/Fax  06 (6303) 0449
*8・15集会に賛同を。賛同費は個人・団体とも1000円  
   郵便振込 00900-8-168991  口座名称 反戦反天皇制労働者ネットワーク
    「8・15」集会と明記を


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