[CML 049661] 【黒色の衣装をまとう人間は、トンデモ和製英語「ブラック」を絶対使ってはならない!】~名誉白人用語=トンデモ和製英語「ブラック」を無自覚に使う非科学~

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2017年 7月 22日 (土) 09:28:12 JST


檜原転石です。

トンデモの横行といえば、土地泥棒のイスラエルが人種主義によって毎日行うユダヤ・ナチの蛮行が思い浮かびますが、科学ではユダヤ人の子孫であると思われるパレスチナ人を日々虐殺しているのですから、そのトンデモぶりは際だっています。

トンデモぶりではイスラエルには幾分負けますが、日本低国民もトンデモ和製英語「ブラック」を大氾濫させて、今現在名誉白人ぶりを競っています。米国の「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動からは半世紀、無知と健忘と「井の中の蛙」状態が相まってこの体たらくの出現です。さらにこの悲喜劇を労働運動が主導してきたことも嘆かわしい限りで、差別・偏見をばらまいての労働運動とは何なのでしょう?

実は、トンデモ和製英語「ブラック」の使用者は昔の政治屋・梶山静六の差別発言と根底では同じ発想です。

※1990年、梶山静六のトンデモ発言――「たとえば、悪貨は良貨を駆逐するというが、アメリカにクロ(黒人)がはいって、シロ(白人)が追いだされているような混在地になっている」

このようなトンデモでも今のところ「知識人」などの異議申し立てはほぼ皆無です。私の声も『週刊金曜日』には掲載されましたが、その後何の反応もありませんから、ほぼ無視状態です。

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そこで、“無視”について歴史的に見れば、「古代エジプト人は黒人であったこと」を主張した西アフリカ・セネガルの歴史家シェック・アンタ・ディォプ(一九二三-一九八六)も無視されたようですが、マーティン・バナールが『黒いアテナ』を書いてやっと大論争が起きたようです。

今となっては、科学的にも当たり前が証明されようとしていますが、科学的無知も差別・偏見を助長しますから、マルコムXを知らない無知だけを責めるわけにもいきません。単純に考えて、なぜ「黒→悪」なのかって、素朴な科学的疑問が何故浮かばないのか、と私には不思議でなりません。いくら信号の黄色を見慣れていても、「黄色→注意」と信号のない場所で発想する人間は日本にはいないと思われます。ところがユダヤ人を迫害した欧州では事情が違います。この事情がからみ「黄色人種」が誕生しました。よって現代日本人の「黒→悪」発想が白人優越主義に影響を受けている可能性は大いにあります。簡単に言えば、科学的思考より偏見の方が容易に優位にたってしまうのです。これは自らは黒色の衣装をまといながらも、攻撃対象を「ブラック」と呼んで、正義ぶりを見せびらかすのですから、その支離滅裂ぶりは際だっています。

まあこういうわけで、【黒色の衣装をまとう人間は、トンデモ和製英語「ブラック」を絶対使ってはならない!】という「御触れ」でも来年(2018年)の4月1日に出そうか思っています(笑)。


▼歴史的パラダイムのコペルニクス的転換を提起
http://www.gn21.net/newsletter/gn21_nl_vol8.pdf

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まさにそういうときに、私たちは『ブラック・アテナ』に出会った。実はバナールの本書に先立つことおよそ30年、20世紀の後半に活躍した西アフリカ・セネガルの歴史家シェック・アンタ・ディォプ(一九二三-一九八六)は、『黒人国家と文化』(一九五五年)などの著書や講演・インタビューなどを通して、「古代エジプト人は黒人であったこと」、また「古代ギリシャへのエジプトの貢献」などを熱く語っていた。しかしブラック・アフリカからの発言は一部の論壇を除けば、ほとんど無視されてきたと言える。


▼2015年04月08日 05:00
 サイエンス最前線~進化
ヨーロッパ人も昔は黒かった
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1851548.html

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肌の色の進化は、3つの遺伝子変異が絡んだ、もう少し複雑なものだった。約4万年前、アフリカからヨーロッパへ移動してきたヒトの祖先の肌の色は、陽射しの強い南から来たのだから、恐らく褐色だったであろうと考えられている。また今回の解析の結果、8500年前スペイン、ルクセンブルク、ハンガリーにいた初期狩猟民族の肌も褐色だったことがわかった。なぜなら、彼らは肌の色と相関する2つの遺伝子(SLC24A5、SLC45A2)について、色白の現代ヨーロッパ人がもつ型ではなく、色黒のアフリカ、東アジア人がもつ型と一致したからだ。


▼竹沢泰子「人種とは何か考える」
http://oldwww.zinbun.kyoto-u.ac.jp/conference/nhk.html

 Q3 科学的とされてきた人種という考え方も、当初からヨーロッパというか、キ
リスト教的な考え方に影響を受けているものなのですね? 

A3 ヨーロッパ人を白色人種と呼んだり、白い肌が美しいとする考えは、元来極めてユダヤ=キリスト教文化圏の伝統に支配された考え方だと思います。ユダヤ=キリスト教文化圏では旧約聖書にあるように白を光、黒を闇として、善である白い色を自分たちの色に当てはめたわけです。

▼創られた「人種」
 竹沢泰子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/19/7/19_7_80/_pdf …

「白色人種」「黄色人種」「黒色人種」といった「色」にも、ユダヤ-キリスト教圏の伝統的価値観が深く刻まれている。「白」=善、勝利、真実、黒」=悪、
敗北、虚構、「黄色」=臆病、反逆者などである。


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