Re: [CML 049607] 本日の赤旗日刊紙に短歌が掲載されましたされました

higashimototakashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2017年 7月 19日 (水) 09:30:42 JST


大津留さん、お久しぶりです。お久しぶりではあるのですが、私としては大切なことだと思いますので大津留さんに
とっては気に染まないことかもしれませんがひとこと述べさせていただきます。

私がここで述べようとすることは大津留さんの短歌自体の評価ではありません。その短歌掲載媒体の赤旗歌壇の
右傾化の問題についてです。大津留さんは宮中歌会始の選者のひとりの今野寿美が一昨年の12月に共産党(中
央執行部)及び赤旗編集局の意向によって赤旗歌壇の選者に抜擢されたことはご存知ですよね。現在の党綱領
(2004年改定)においても「天皇制の存続を認めた天皇条項は、民主主義の徹底に逆行する弱点を残したもの」と
規定されている「民主主義の徹底に逆行する」存在としての宮中の歌会始の選者をしていた歌人を赤旗歌壇の選
者に抜擢するというのは私としてはどう見ても綱領の精神に「逆行する」行為としか思えないのですが、大津留さん
はその赤旗歌壇に自身の短歌がとりあげられたことを誇りに思っていらっしゃるようです。おかしいのではありませ
んか? 私がひとこと述べたいというのはそういうことです。

以下、短歌評論家で歌人の内野光子さん(ちなみに醍醐聰 
<http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/>さん(東大名誉教授)のお連れ合い)のこの問題に関し
ての共産党批判を引用した弊ブログの「今日の言葉」です。私の言いたいことも結局そういうことです。

Blog「みずき」  2017.03.25 今日の言葉 
――2015年12月に現在の歌会始選者の一人今野寿美が2016年か
ら『赤旗』の歌壇選者になるという事件に遭遇した。一枚一枚、たけのこのように皮をはいで行って、共産党に残る
ものは何なのだろう。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-2223.html

『内野光子さん(歌人、短歌評論家)が昨年8月に雑誌『ユリイカ』に寄稿した「『歌会始』を通して考える『天皇制』」
という論をご自身のブログに転載されています。 
内野さんはすでに一昨年の12月に同趣旨の論をご自身のブロ
グに掲載していますが、『ユリイカ』論考は同論をさらに発展、展開させたものといえるでしょう。全文は内野さんの
ブログに当たっていただきたいと思いますが、長文につきここでは現在の歌会始の選者の一人の今野寿美が赤
旗歌壇の選者になった経緯について触れているパラグラフのみをご紹介させていただくことにします。内野さんの
共産党、赤旗批判の要旨がおわかりいただけるものと思います。重要な指摘だと私は思います。

『こうした歌壇の大きな流れのなかで、私は、最近、一つの事件に遭遇した。それに連なるもろもろのことに共通し
て見えてくるものは、やはり国家権力の文芸への介入を受忍する、民主主義の衰退であった。二〇一五年一二月、
現在の歌会始選者の一人今野寿美が二〇一六年から『赤旗』の歌壇選者になるという記事であった(『赤旗』12月
28日)。今野寿美の思想の自由、『赤旗』の編集の自由だといって、片づけられる問題なのだろうか。今野の選者
としての歌会始の自身の作品と『赤旗』歌壇の選歌の結果を比べてみてほしい。明らかにダブルスタンダード的な
要素が伺える。『赤旗』歌壇の選者を務めたことのある歌人の「なんかおかしい、今野さんの選歌は、明らかに『赤
旗』におもねすぎている」との感想は聞いていたが、この件についての論評は、今のところ見当たらない。だが、こ
れには、前触れがあった。一九四七年以来、七〇年近きにわたって、「玉座」から天皇の「おことば」が述べられて
いる国会開会式には参加していなかった日本共産党が、二〇一五年のクリスマス・イブに、二〇一六年の通常国
会から出席すると発表したのだった。そのために開かれた記者会見の模様を、『赤旗』より詳しく報道したのが『産
経新聞』であった(一二月二五日)。「共産党、国会開会式に出席へ 
天皇陛下御臨席に反対方針を転換「アレルギ
ー」払拭へ」の見出しで、共産党は安全保障関連法の廃止を求める野党連立政権「国民連合政府」構想を提案し
ており、従来の対応を変えることで他党に根強い「共産党アレルギー」を払拭する狙いがあるとみられる、と報じた。
ちなみに、「朝日新聞デジタル(12月24日12時49分)」では、「共産党が通常国会開会式へ 
党として初、野党と同
調」の見出しで、これまで天皇陛下の出席を理由に欠席してきたが、方針を転換した。開会式に出ている他の野党
と足並みをそろえることで、来夏の参院選での共闘へ環境を整える狙いがある、とした。

さらにさかのぼれば、二〇〇四年の新綱領、昨二〇一五年一〇月の「日米安保条約廃案一時凍結」の発表で、野
党共闘、アレルギー払拭をめざし、一枚一枚、たけのこのように、皮をはいで行って、残るものは何なのだろう。そう
いう流れのなかで、一見、寛容で、ウイングを広げたかのような『赤旗』紙面への著名歌人の登場、歌会始選者の
『赤旗』歌壇への起用であったのである。だが、一方、歌人に限らず、いささかでも異を唱える者の排除や無視とい
う非民主的な要素、開かれた議論の場を想定しがたい状況が、蔓延しているのではないかが懸念される。思想の
自由、表現の自由を守ることの難しさを痛感するのである。歌壇に限って言えば、そんな風潮を早くよりキャッチし、
警鐘を鳴らし続けている歌人もいる。そして、二〇一六年の年末になって、佐藤通雅は、拙著3冊をあげて「果敢に
タブーに踏み込んだこれだけの作業を、見て見ぬふりをいいのかと義憤の念にかられて、私はいくつかの文章を書
いてきた」との論考が発表された。拙著で述べた「天皇・皇后の被災地訪問は、政府や企業あるいは自治体の被
災地・被災者対策の不備を補完する役割」とすることについて、佐藤は、「補完の域を脱した、内部からの抵抗を感
じることが何度もある」「為政者への無言の異議申し立て」であると、私の考えとの違いをも踏まえ、「いずれにして
も、選者になったとたん黙して語らないのも、周りが見て見ぬふりをするのも不健全にはかわりはない。タブーはもう
脱ぎ捨てて、さまざまな角度から意見を出し合い、問題を共有していくことを私は望んでいる」と結論付けた(「歌の
遠近術12短歌と天皇制への視点」『短歌往来』二〇一五年一二月)。しがらみのない、インターネットの世界から巣
立つ歌人たちにも、ぜひ、歴史から学び、聖域やタブーをつくらない議論の場を構築し、こまやかな感性とゆたかな
感情を大切にしてほしい、と願う。』

東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.ora.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/





On 2017/07/19 5:20, kimihiko ootsuru wrote:
> 以下の歌5首が今日(7・19)付けの赤旗日刊紙9面の文化欄にに掲載されました。
> お読み下さい。
> ーーー
> 母の願い 大津留公彦
>
> 核兵器禁止条約成立す
> 被爆者母の遺影に報ず
>
> 誰も居ぬ「JAPAN」の席に飛び立てぬ
> Wish You Were Here
> と書かれし折り鶴
>
> 悲しきは広島出身の外相の
> 被爆者の願いに応えぬ詭弁(きべん)
>
> アメリカの圧力に負けたか
> 会議にも参加せざりし「唯一の被爆国」
>
> 母の願いやっと一歩を踏み出すも
> 核廃絶を拒むものども
>
> ーー
> おおつるきみひこ
> 1952年大分県生まれ
> 新日本歌人協会常任幹事
> 国際啄木学会会員
> 以上
>
>
>
>
> 大津留公彦
> 大津留公彦のブログ2 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/
> twitter https://twitter.com/kimihikoootsuru
> facebook https://www.facebook.com/home.php#!/kimihiko.ootsuru
>
>
>
>    
> 大津留公彦
> 大津留公彦のブログ2 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/
> twitter https://twitter.com/kimihikoootsuru
> facebook https://www.facebook.com/home.php#!/kimihiko.ootsuru
>
>


On 2017/07/19 5:20, kimihiko ootsuru wrote:
> 以下の歌5首が今日(7・19)付けの赤旗日刊紙9面の文化欄にに掲載されました。
> お読み下さい。
> ーーー
> 母の願い 大津留公彦
>
> 核兵器禁止条約成立す
> 被爆者母の遺影に報ず
>
> 誰も居ぬ「JAPAN」の席に飛び立てぬ
> Wish You Were Here
> と書かれし折り鶴
>
> 悲しきは広島出身の外相の
> 被爆者の願いに応えぬ詭弁(きべん)
>
> アメリカの圧力に負けたか
> 会議にも参加せざりし「唯一の被爆国」
>
> 母の願いやっと一歩を踏み出すも
> 核廃絶を拒むものども
>
> ーー
> おおつるきみひこ
> 1952年大分県生まれ
> 新日本歌人協会常任幹事
> 国際啄木学会会員
> 以上
>
>
>
>
> 大津留公彦
> 大津留公彦のブログ2 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/
> twitter https://twitter.com/kimihikoootsuru
> facebook https://www.facebook.com/home.php#!/kimihiko.ootsuru
>
>
>
>    
> 大津留公彦
> 大津留公彦のブログ2 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/
> twitter https://twitter.com/kimihikoootsuru
> facebook https://www.facebook.com/home.php#!/kimihiko.ootsuru
>
>



CML メーリングリストの案内