[CML 049485] テント日誌 7月10日(月) 経産省前テントひろば1807日目後 323日目

木村雅英 kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2017年 7月 12日 (水) 08:22:44 JST


(転送します。長文、お許し願います)

【脱原発テント日誌7月10日(月)版】【拡散希望】
経産省前テントひろば、2011年9月11日(テント設置日)から2,130日目
 
◎7月7日早番(金)希望の牧場の吉沢さんの力強い訴えに聞き入った 
  
 私の腰痛のため、色々な方々が手を差しのべてくれて有り難いやら、心苦しいやらの金曜日である。いつものグッズ+クーラーボックスを台車に積み込み、今日は3人で事務所を出発。途中、いつもの安芸路で弁当を購入する。

 経産省正門前に到着して幟旗をセットセットする。忘れてきたテーブルをYさんが事務所迄取りに行ったり、クーラーボックス入れる氷をSさんが購入しに行ったりで、座り込み開始がやや遅れたが5人でスタート。夏の日差しが照り付ける。
   
 座り込み開始すると、鳩や雀が樹上から舞い降りてくる。弁当を食べ始めると餌を催促するように近付いてくる。しかし、金曜日のメンバーは、誰1人として餌をやらない。物欲しそうな鳩の表情である。丁度お昼時なので目の前を官僚たちが鳩を蹴散らすように通りすぎていく。
 浪江の希望の牧場の吉沢さんが何時ものように、牛のモニュメントを軽トラの後ろに連結してやって来た。吉沢さんが 大音量のスピーカーで演説を始める。「都議選での自民党の大敗北をした。安倍一強と言われていたが、潮目が変わったのだ。みんなで安部を倒そう。我が故郷、浪江が帰還解除になったが、たった1%の人間しか戻っていていない。 浪江はこのようにして町が崩れていくのだ。これも第1次安倍内閣の時期に福島原発では津波対策の必要性を指摘されていたにもかかわらず、無視を決め込んだ安倍のせいだ。福島原発事故の検証もせずに原発再稼働や原発輸出にひた走る安倍晋三。みんなの力で安部を倒そう」と力強く訴える。
   
  軽トラの屋根の上に乗って訴える姿を、人々が見上げながら通り過ぎる。霞ヶ関の官庁街に吉沢さんの声が響き渡る。
 今日は、昨日図書館でやった学習会に沢山参加していた関係で、経産省抗議行動は人が少なめであった。腰の痛みに耐えながらも、経産省抗議行動に久し振りに参加出来た。
(S・S)

◎7月7日遅番(金)大賑わいの霞が関の七夕 

 3時過ぎに到着。暑いと言うと暑い、と言わないようにしながら十人ほどが本館前で座り込み中。冷たい飲物を補給しながら、座って経産省に抗議を続ける。4時過ぎには、いつもの文科省前抗議行動が始まるが、あまり大きな声が聞こえない。腰痛回復中のS・Sさんと行ってみると、試験中なのか高校生がいない。それでも、大人たちで差別反対を強く訴えた。
 
 経産省前抗議行動が始まる5時には大分人数も増えた。Hさんの進行で、前日の「プルトニウム+大洗」学習会報告、希望の牧場の吉沢さんの熱い訴え、玄海再稼働阻止の為の近況報告、……と続く中で、チラシ配布をして帰路につく人たちに脱原発と安倍政治を許すなと訴えた。

 反原連の行動が6時からで、国会正門前が舞台設定され、鈴木邦夫さんから始まり何人かの著名人がミニスピーチ。香山リカさんの「ここにいる人は少数派の代表ではない、圧倒的多数の代表」が耳に残った。残念ながら圧倒的多数の意志があっても脱原発を未だに実現できない。お隣の韓国でさえ宣言できたのに。何とかしたい。テントを8時半頃に撤収したが、峠の茶屋はまだまだ続き、「脱原発七夕の願い」の太鼓が霞が関にこだました。
(K.M)

◎7月8日(土)暑くて熱かった日(2016.8.21日曜日の強制撤去の日)も近づいて
 
〇サマースケッチ
 冬が恋しくなった。降り注ぐ紫外線と赤外線のシャワー。アスファルトからは遠赤外線。汗が目に染みて痛い。雪でも降ればいいのにと思ったが、ここには海も山もないけれど青い空と白い雲と緑のパラソルがある。気分を変えて夏を満喫しよう。今日も風と日陰が味方。
 
 土曜日でも経産省は照明が付いている部屋がある。今日は窓を閉めブラインドまで降ろしている。再稼働に躍起になっているけれど、その照明と空調に原発の電気がなくなって6年以上になる。
 
〇再会
 実に久しぶりにTKさんが来てくれた。饒舌な彼が座り込みに加わり普段は物静かなIさんKさんも安倍政権や原子力政策への怒りがさく裂、一気ににぎやかになった。
 
 通行人の男性が「原発賛成です」と言って通り過ぎていった。いやはや。でもありがとう、私たちがここにいる意味を再確認できたよ。
 
〇暑くて熱かった日
 不思議なことに過去のことになると、暑い日寒い日の記憶が殆どない。覚えているのは2016.8.21日曜日の強制撤去の日。急報を聞いて駆け付けたとき、まだ朝なのに火膨れしそうな日差しで既に猛暑。泊まり番の人に冷たい水を渡すと貪るように飲んだ。一生分の汗が流れるような一日の始まりだった。
 
 朝から日没まで座り込んだ。繰り返される「直ちに解散するように」の声。それを決めるのは私たちだと全く応じなかった。業を煮やした指揮官が「警告!」と叫ぶ。シャツには塩の結晶が干上がった川の跡のようにできていた。
 
 取材の人たちが集合写真のように私たちの間に混ざった。帆船の砲列のようにカメラを周囲に向け次々と火蓋を切る。シャッター音が抗議の砲声に聞こえた。その日は暑いだけでなく熱かった。
 
〇座り込みは何人?
 「今日は何時までですか」「今日は何人ですか」とお巡りさんが聞きに来ることがある。時間は勿体ぶらず答えるが人数はわからないと答えている。だって本当にわからない。何人集まるか見当もつかない。
 わからない理由がもう一つ。来たくても来られない人たち、住まいが遠いとか理由は様々だろうけれど、テントを大事に想ってくれる人、心配してくれる人、みんな人数に入れたとしたら?
 だから「今日は何人ですか」と聞かれると微笑んでしまう。
 
〇勝利といえるかどうかわからないが
 今日ここに座って、次の日もまた座ればそれが小さな勝利。
みんなで少しずつ、毎日交代で少しずつ積み上げる小さな勝利。
 それにしても、あきらめの悪い人たちがよくも集まったものだ。
(O・O)
 
◎7月10日(月)不支持率アップ! 
 
 都心では9日続けて真夏日、梅雨明けでもないのに青空に雲ひとつない。用事があり始めて遅番に変更してもらう。Sさんも早番が初めてになる。3時半に着くがのぼりが7本ほどズラリと並び壮観だが自分でセットしてないのでいつもと感じが違う。引継ぎまで何事もなかったそうだ。
 
 加計問題で国会閉鎖中審査に前川喜平氏が参考人として出席、携帯ラジオで聞いていた。「こんな人たちに負けるにはいかない」発言も加わり、昨日の新宿や各地のデモは、怒りのアベ辞めろ!コールで盛り上がったようだ。SNSで拡散されたのか、デモを把握してなかったのはマズかった。アベ不支持率はさらに熱く上昇する。この上昇はさらにヒートアップしてほしい!
 
 4時過ぎに国会前座り込みを終えたSさん、Hさんら3人娘が加わり和やかさが増す。5時になると文科省が入る合同庁舎の高層ビルに陽射しが遮られ、ようやく涼風を感じる。6/21の夏至以降、昨日と今日は今年初めての日照時間13時間越しとなった。

 事務所に戻るとEさんらが大量の配送品を手配していた。川内テント蓬莱塾のカンパ謝礼品だという。送達予定だった当方宛の小包が手渡された。中身は何だろう。家で開けてみて驚いた。時節にピッタシ!お楽しみは届いてからに。
(I・M)
 
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!その37
東電福島原発事故もリーマン・ショックも尻拭いを国民に押し付けてリスク増大
〜「ルポ原発はやめられる」が伝える「モラルが崩壊する時」〜
木村雅英(経産省前テントひろば)

 「ルポ原発はやめられる:ドイツと日本その倫理と再生可能エネルギーへの道」(小坂洋右、寿郎社)が面白い。「第5章モラルが崩壊する時」から紹介する。

 本シリーズ「その1」で述べたように、「東京電力をそのまま破産させれば、すべての責任や賠償を国が背負い込むことになる」から経産省は東電を生きながらえさせた。
 小坂さんは「東電国有化の罠」(町田徹、ちくま新書)を紹介する。
<町田徹氏は「債務負担の順位として、国民や一般企業が一番手にされ、その負担で金融機関や東電株主、東電が守られたことになる。こんな不条理は、民主的な資本主義国家では受け入れられないはずである」と書いている。>

 こうした状況を、事故直後に“予言”したアメリカの経済学者ジョセフ・スティグリッツ博士が非常に重要なことを書いている。
<「他者が失敗のコストを負担してくれる場合は自己欺瞞に陥る。損失は社会に支払わせ、利益は私有化されるシステムは、リスク管理に失敗する運命にある」
 「アダム・スミスの『見えざる手』は存在しない。適切な規制が無ければ市場は暴走しがちなのだ」と市場至上主義にクギをさしてきたノーベル経済学者スティグリッツ博士は、…福島第一原発事故を次のように例えた。
「福島第一原発事故のメルトダウンは、世界中を巻き込んだ金融破綻、リーマン・ショックと『共通する』」
 その共通点は、高度化された工学がコントロール不能のカタストロフィー(大惨事)を誘発するリスクを抱えていること。そしてその尻ぬぐいを国民や社会にさせる構図のもとではリスク管理に失敗するということである。
>

 マイケル・ムーアの映画を思い出すが、イチエフ事故が直接人の命と健康に影響し地球上の総ての生き物にまた未来に影響することを考えると、リーマン・ショックとは異なるが、大惨事の尻ぬぐいを国民や社会にさせることとそのことによりリスク管理に失敗することが重要だ。
 確かに、経産省が東電を残し原発推進することにより、どの電力会社もリスクよりもコストを優先させて再稼働を推進している。恐ろしい!
やはり、経産省は亡国の省、資源エネルギー庁は亡国の庁だ。
 
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デモ・集会のおしらせ:

★7月12日(水)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第7回口頭弁論
東京地裁 103号法廷 10時 裁判報告集会 広瀬隆『川内・伊方・高浜・玄海原発の稼働で次の末期的事故的事故。井戸川裁判の意義を問う』衆院第一会議室 11時から

★7月14日(金)5時〜6時、経産省前抗議行動 

★7月14日(金)6時〜8時、官邸前抗議行動

★2017年7月19日(水)13:30〜15:30 市民が変えるエネルギー基本計画プロジェクト 発足集会
〜脱原発・脱石炭のための真のS+3Eを!〜
http://e-shift.org/?p=3425 

 2017年はエネルギー基本計画見直しの年。現行(2014年)エネルギー基本計画で大前提とされているのは「S+3E」の考え方(安全、安定供給、経済、環境)です。現在はこれに基づいて、原子力や化石燃料も含めた「エネルギーのベストミックス」が必要であるとしています。しかし、本当にそうでしょうか。「S+3E」=持続可能性に基づけば、浮かび上がる選択肢は何でしょうか。震災後に、そして2014年からの3年間でも、大きく変わる世界や日本の状況についても確認します。福島第一原発事故の反省に基づき、2050年の長期も見据えて真の「S+3E」に沿ったエネルギー政策を実現するために、幅広い層と対話していく、そのきっかけとして、このシンポジウムを開催します。

◆日時: 2017年7月19日(水)13:30〜15:30
◆場所: 衆議院第1議員会館1F多目的ホール
◆プログラム(予定):
1.「市民が変えるエネルギー基本計画プロジェクト」
概要とプロセスに関する申し入れについて  吉田明子(FoE Japan)
2.真の「S+3E」とは?
「エネルギー安全保障−Energy Security」 松原弘直(環境エネルギー政策研究所)
「経済効率性― Economic Efficiency」 明日香寿川(東北大学 東北アジア研究センター)
「環境―Environment」 桃井貴子(気候ネットワーク)
「安全性―Safety」 松久保肇(原子力資料情報室)
3.メッセージ (ビジネス、消費者団体より)
荻原靖さん(中小企業家同友会全国協議会専務幹事)
小出浩平さん(ワタミファームアンドエナジー社長)
小山田大和さん(一社)エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議事務局)
吉原毅さん(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長/城南信用金庫顧問)
並木道代さん(生活クラブ千葉副理事長)
国会議員より  ほか

申込み: できるだけこちらからお申込みください⇒ https://goo.gl/LxehDz 
参加費: 無料
主催: 市民が変えるエネルギー基本計画プロジェクト
(eシフト、FoE Japan、気候ネットワーク、原子力資料情報室、環境エネルギー政策研究所、
A SEED JAPAN、グリーンピース・ジャパン、市民電力連絡会、原水禁、経産省前テントひろば)
協力: グリーン連合、原発ゼロの会、原子力市民委員会、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟

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